La Lune Lunatique

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寸暇を惜しんで本を積む

週末は、夫の誕生日祝いにチーズケーキを焼き、ピザを作り、近くのもちつきイベントに行った。
ピザは、発酵が心配だったが、湯煎しておいたらまぁまぁ膨らんだ、かな。とりあえず、昼食後、もちつきに行く予定だったのと、ケーキもあるし、ってんで、強力粉250g(参考にした本の4分の1の分量)で作ったが、これだけで昼食にするとなると、倍量はいるかも・・・。

もちつきは、つく方よりも食べる方に並ぶ人が多く、なかなか餅がつきあがらなかった(し、やや、つき足りないのもまぁご愛嬌)が、先に餅つきの列に並び、その後、すっかり長くなっていた食べる方の列に並んだ我々も、なんとかお餅をいただけた。クイズに答えてお菓子をもらったり、子どもはすっかりご機嫌。夫は、餅が全然足りなかった、というけど、まぁ、無料のイベントで文句を言っては罰が当たります。

土曜日に、また、魚屋で魚を買ったので、土曜はめばるの煮つけ、日曜は、檀流クッキングを参考に、あなご丼。特にあなごは子どもにも好評で、恒例の娘の「また作ってね」が出たのだが、それは、面倒云々(アナゴの照り焼きをご飯に挟み込んだあと、蒸す、という工程が入るのだが、我が家じゃ丼四つも一度に蒸す鍋がない…)よりも、アナゴが次にいつ手に入るか、だな。
それにしても現金なものだなぁ、と思うけど、この魚屋で魚買ってきて料理すると、4歳児でも、骨がどうとか文句も言わず、全部、自分でなんとかして食べます。身をほぐしてくれなどと言いません。子どもも好きそうな魚(うちの子らは青魚が苦手だ。食べさせるけど。)を割と選んでる、というのはあるにせよ、なんて分かりやすいんだ、と感心。息子のメバルの煮つけなんか、ほんとわずかな骨しか残らなかったよ。

ところで、うちの息子は、相変わらず、登園の車の中だの、風呂上りのパジャマを着る間だの、ホントにところ構わず本を読みます。(今日も、娘を連れて行った医者の待合室で、診察終わって帰りたいのに「あとちょっと」と本を読んでいた。インフルエンザの人もいたんだってばさ、早く帰りたいよ、私は…)と言うと、いいじゃない、本を読むなんて、と言われたりしますが、まったく同じような子ども時代を送り、「寸暇を惜しんで本を読むな」と叱られて育った私に言わせりゃ、それは単なる病気です。別に、本読むのが、他の何かをするより上って訳じゃないし。別に、直接、勉強とかに結びつくわけでもないよ、多分。雑学的知識は増えるかも、だけど。

私がこのところ読みかけている本(の一つ)は、「労働ダンピング」という本なのですが、ううむ、これは、読んでいるとどんどん暗い気持ちになってくる。この本が出版された時期というのは、景気が回復傾向にある、と言われてた時期で、「この機を逃さず労働事情を改善しないと」みたいなことが巻末に述べられているんですが、この機を逃すどころか、未曾有の大不況に突入しちゃってる感じだしなぁ…。でも確かに、「時間外労働をしまくり、家庭との両立なんてとんでもない正社員」か「時間的には家庭と両立できるかもしれないが明日をも知れない不安定雇用の、法定賃金すれすれかそれ以下の非正規社員」の二者択一しかない労働市場なんて、どちらも病的ですわな。そのどちらもが「ダンピング」であると言われれば、本当にその通りなのですが、かといって、じゃあ、この状況をどう打破できるのでしょう。
市場主義、改革派のブレーン的存在だった中谷巌(昔、入門マクロ経済学は読んだが、何一つ頭に残っていない…)が改心した、とかいう話は、明るい材料足りえるのでしょうかね。所詮は机上の話か。

っつーことで、最初、中谷氏の本を買おうかな~と思っていたが、どうも、書評を読む限り、まぁ、わざわざ買うほどのものでもないかも、と思い至り、今は「日本の「安心」はなぜ、消えたのか」という本が気になる。なるけど、まだ、買って読んでない本が山とあることを考えると、私は、寸暇を惜しんで積読の山を築いているだけかもしれませぬ…。やはり、手元に何か新しく読むものがないと落ち着かない(でも、新しいものを脇に置いておいて、古い本も繰り返し読む)というこの病は、一生治りそうにありません。
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by mmemiya | 2009-01-26 23:56 | 日々雑感 | Trackback | Comments(6)
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Commented by みけ at 2009-02-28 20:38 x
>「寸暇を惜しんで本を読むな」と叱られて育った私に言わせりゃ、それは単なる病気です。
同好の士よ!笑ってしまいました(笑)。

私の場合は本好きではありましたけれど、どちらかというと中学まではいたずら描きに忙しく、本格的に活字中毒になったのは高校以降です。

養老孟司さん曰く:活字中毒者もリッパな依存症だそうです。やっぱ、そーか(笑)。仕事でも資料をたくさん読み、頭に詰め込んでから考えます。オタクですね。

通勤電車で観察していると、最近は新聞を読む人が減り、老いも若きもケータイとにらめっこですネ。私は昔から本を持ち歩くので多少の時間のスキマに困ったことはないのですが、考えてみれば活字中毒患者ではない、ふつー人は待ち時間とかつぶしようがなかったのかと、ごく最近気づきました。
Commented by mmemiya at 2009-02-28 21:29
そうですよね、場所も時間も問わずに本読みまくってる、本がないと落ち着かない、というのはどう考えても依存症なんでしょうね。結婚して子どもを持って、という中で、昔ほど本を読む時間はないので読書料は本当に落ちましたけど、一回も本を開かない日、ってのは多分ほとんどないです、私。一番読んでたのは中高生時代かな、って気もしますけど。
待ち時間は本で潰すのが当たり前、と思ってましたが、確かに本が好きじゃなければそうは考えないですよね。本って、持ち歩けるし、電池とか不要で読めるし、すごく優れたつくりだと思いますけどね、暇つぶしに。
Commented by みけ at 2009-07-08 23:44 x
中谷巌の『反省本』をうっかり読んじゃったんですが、まー、酷かったですよ。世の中の事件は、ワイドショーしか見てないのか?というレベルで書いてます。まあ世間知らずの学者ということを差っ引いても、女性のことが出てきたのは「母子家庭には補助が少ない」話だけでした。どうも未だに働いてるのは男性だけだとでも思っているようですよ、このヒト(笑)。なるほど、この程度の見識しかないから「規制緩和、大賛成!」というワケです。

気になったのは、当時、内藤克人さん達から規制緩和の問題点を突きつけられて、妄想みたいな回答をしていたことです(内藤克人とグループ2001「規制緩和という悪夢」)。規制緩和で世の中良くなると念じると、ホントに良くなると思ってたようですね。これも一種の言霊でしょうか(笑)。
Commented by みけ at 2009-07-08 23:53 x
橋本治が「日本は先進国なのに製造業で輸出する国」と書いていて、中谷氏よりヨッポド面白い分析をしてました。ただ日本は女性を中心に質の高い労働が低賃金で残ったから出来る技、という理由もあったような気もしますね。

派遣切り問題ですが、そもそも派遣という枠は「一人前に働きたいと言い出した厄介な女」のために作ったみたいなものですから、仕事内容が正社員並でも自活できる程の賃金を出す気もないのです。それを無自覚に男性にまで拡大したのが根っこにあるのでは、と思います。雇用形態として、良くないことに変わりはないですが。
Commented by mmemiya at 2009-07-11 20:55
みけさま
世間知らずの学者、って言葉があるので、なんか、学者は世間知らずでもいいような気がしちゃうのですが、経済学なんて実学をやってる人が世間を知らないんじゃ学問にならない気がするんですが。世間の出来事を理論付けるのがそういうヒトだと思ってたんですが、違うんですかね。
規制緩和で本気でよくなると思っていたこと自体は学者としての見る目のなさとかは置いておいて、そういう考えのヒトもいた、ってことでいいんですけど、その後、それをどう「反省」しておられるのかは少しだけは興味あります。買ってまで読もうとは思わないですが。
Commented by mmemiya at 2009-07-11 21:00
なるほど、パートでは収まりきらない女性の枠が派遣だったわけですか。雇用側、労働側にそれぞれニーズがあった、ってことなんでしょうね。
そもそもが「常時、ある企業にとって必要なわけではないが、一定期間はどうしても必要な<専門職>」のためにあったのが派遣という制度だった筈で、「一般事務の派遣」みたいな拡大解釈が起こったのがそもそもの問題の始まり、だと私は思っていたのですが、男女問題に結び付けて考えたことはありませんでした。「専門職」なんて、そもそも、そんなに大勢、社会では必要とされてない筈だけどなー、みたいなことは漠然と考えてましたが。