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日本脳炎、一部自費…(見込み)

前にも書いたのだが、うちの子らは二人とも、日本脳炎の予防接種を一度も受けることのないまま、今日まで来てしまった。
で、この間、たまにかかる小児科(ありがたいことに、そもそも、小児科に滅多にお世話にならないので、口幅ったくてかかりつけなどとは呼べない)のサイトを見ていたら、ようやく新ワクチンが認可されたことを知り、で、予約が始まったので、やっと本日、接種を予約した。

ふう、これで、息子も定期で打てるわ…と思っていたところ、電話口で受付の方が「一年後に追加接種があるんですが、そちらは自費扱いになってしまうので、それをどうされるかはまた今後、ご検討ください」と。えええ?

厚生労働省の最新Q&Aを見直してみた。

A8   予防接種法にもとづく現行の定期予防接種スケジュールは以下のようになっています。

1期(3回)
初回接種(2回):生後6か月以上90か月未満(標準として3歳)
追加接種(1回):初回接種後おおむね1年後(標準として4歳)

2期(1回):9歳以上13歳未満の者(標準として9歳)


これを読んで、私は、初回さえ90ヶ月未満で打てば、追加も定期で打てるとばかり思っていたのだ。しかし、今回、予防接種規則を読んでみたら、一期全体が90ヶ月未満を対象としている、とはっきり書かれていた。がーん…。やっぱ、こういうものは、ポスターとかQ&Aとかじゃなく、原点に返って、法律だの施行規則だの施行令だの実施要領だのを地道に読まなきゃダメね…。もんのすごくめんどくさいけど。

ただ、一期の追加接種が任意扱いになっても、二期はまた定期で打てるらしい。
厚生労働省の「積極的勧奨差し控え」で日本脳炎予防接種を見合わせていた人に、なんらかの救済措置はあるのか…なんだけど、「平成22年度以降、ある一定の期間、経過措置として実施していくことについて、今後、検討していくこととしています。」という、どうとでも逃げられるような口上があるのみ。

麻疹のように大流行が起これば、過去、MMRの時代に接種率が低くなった世代等を対象に近年行われた(あれ?行われている?)経過措置みたいな奴もありうるのかもしれないけど、日本脳炎という病気の性質上、そもそも、大流行自体が考えにくく、日本全体の接種率を上げないとまずい、みたいなコンセンサスが出来上がるかっていうと見通しはちょっと暗いような…。
それにしても、新ワクチンが出来ても、まだ「積極的勧奨差し控え」なんだ。その理由がふるっている。今年はまだ、対象年齢全員に打てるほどワクチンが生産できないので積極的には勧めないんだって。なんじゃそら。
とってつけたように(と見える)「(供給量の問題に加えて)安全性の確認等における観点から(積極的に勧めない)」などと書かれているのが、これまた、「じゃあ、新ワクチンの安全性に問題があるのか?」と余計な不安を煽るし。
しょーがないので、毒を喰らわば皿までとばかり、厚生労働省サイトから、今回の新ワクチンについての予防接種に関する審議会の議事録を読み、ついでに、医薬品認可の方の審議会議事録まで読んじゃったよ。
(そもそも、医薬品と認可されてはじめて、それからそのワクチンを、定期予防接種のワクチンとして認めるか、っつー話になるのね。)

医薬品認可の方の流れを見る限り、なにしろ、臨床試験の対象者が123例、そりゃ、数万人に一度とか数百万人に一度とかいう稀な未知の副作用が起こるかどうかは、この状況では分からない以上、承認条件として「本剤は、製造販売後、可及的速やかに重篤な副反応に関するデータを収集し、段階的に評価を行うとともに、その結果を踏まえ、本剤の適正使用に必要な措置を講じること。」と付記されたのは、当然といえば当然。医薬品として認可はされているわけだから、最低限の安全性は当然、確認されている、と思うしかない。(副反応が以前のワクチンより多いみたいだけど、審議会の議論の流れでも、安全性そのものを問うという感じには思えなかった。)
(この承認条件とか、ワクチンの注意書きみたいなものは、「医薬品医療機器総合機構」のホームページで「医療用医薬品の添付文書情報」というところから検索可能です。)

そもそも安全性ということでいうなら、旧ワクチンの積極的勧奨差し控えの原因となったADEM例自体が、相当、稀なもののようで、長年、多数の人に打ってきたという意味では旧ワクチンの方がデータの蓄積があり、安全性の面では信頼度が高いかもしれない。(ってことをきちんと調べて気づくのが遅すぎた、なんとなく流れで接種しないまま来てしまった自分が情けない。)
これが他の病気の予防接種なら、日本では未認可のワクチン、新しい製造方法のワクチンでも、「外国では既に使用され云々」みたいなワクチンの比較も出来るかもしれないが、なにせモノがアジア限定の風土病(って古いか)の日本脳炎、開発してる国が日本しかないに等しいようだ。(国立感染症研究所のサイトを見ると、中国では生ワクチンもあるそうなので、中国開発のワクチンも一応あるのだろうが。)

とはいえ、今さら旧型ワクチンの接種、というのも非現実的であろう、というのは、さっきも触れた、予防接種に関する審議会の議事録を見ても予想できる。

「予防接種に関する検討会」の議事録が、第18回(昨年12月26日開催)分までしか載ってなくって、第19回
(今年2月26日)、第20回(今年3月19日)については開催案内と資料しか載ってないのは、おいおい厚労省、仕事遅すぎ、なんだけど(しかし、この審議会関係のページは総じて更新が遅い。以前にもリハビリ関係の改正の流れを追っていてイライラしたことがある。)まぁともかく、この第18回の議事録によれば、「現在、流通上にある現行ワクチンが大体30万から40万の間と予測しております。これプラス、まだ原液で製剤化されていないものが、数十万人分残っているというのが現状でございます。」だそうで、こんな数、日本全国で見たらもんのすごく少ない。しかも、現在のところでは、何回か旧ワクチン(今の引用文で言う現行ワクチン)で接種した人は、残りを新ワクチンで打つことは認められていないので(MRの時みたいに、そういう<混在型>が、割とすぐ認められるもんなのかどうなのか、私にはさっぱり予測つかない)、旧ワクチンは、既に何回か接種した人で、今後も接種を希望する人に優先的に打つべきだろう。うちみたいなケースで、今から旧ワクチンで4回打ちたいです、ってのは、まぁ無理。

そもそもが、以前のワクチンは、果たしてこんな「事実上の中止」状態にしなければならないほどまずいもんだったのか、というと、どうも、そうではなかったんではないかな、というのが、3年経ってみての感想だが、3年経って今さらそんな感想を持っても遅いわけで…。しかも、実態としては中止に近い状況にあった(上記検討会議事録に寄れば、接種率は約80%から約20%に下がったそうな。ただ、ある知人に聞いた話だが、この接種率、都道府県によってもかなり数値に開きがあるらしい。まぁ、もともと日本脳炎自体、地域性があって、北海道じゃ予防接種してこなかったわけだし、ある意味、接種率が違うのも当然なのかもしれないけど・・・。)にも関わらず、厚労省は「希望者は希望すれば打てた」を理由に、どうも、うちみたいに、この間、接種を見送ってしまった(で、定期、すなわち、公費負担で無料で予防接種できる年齢を逃してしまった)層に対して、接種年齢を例外的に拡大するとかそういうことには消極的な感じ。希望すれば打てたのか?ホントか?さっき書いた数字じゃ、対象年齢者がもしほんとに全員接種を希望してたら、旧ワクチン、既に全然足りてなかったんだけど??

別に一回の任意接種(費用は恐らく8000円前後でしょう)の費用を惜しむわけではないけれど、なんか救済措置を考えんかい!みたいな話は、どこへもって行くと効果的なんですかねぇ…。

その後の経過1
その後の経過2
我が家の結果
現制度の状況
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by mmemiya | 2009-06-15 23:40 | 子育て、子育ち | Trackback | Comments(0)
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