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La Lune Lunatique

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なんと、「戦争の法」文庫化。

子どもの行事が続いている。
先週は娘の保育参観、今週は娘の個人懇談、来週は息子の授業参観。保育所と小学校と両方あるってのがかくも面倒なものだとは。というか、どうしてそんなに時期が似通ってるのか。

保育参観は、正味、参観は20分程度だけ、園庭で踊る子ら(体操だそうな)を見ていただけで、あとは、脳科学の講演会とやらだったのだけれど、とはいえ、入所して初めての参観に親が来ないじゃちょっと娘をがっかりさせるかな、と、出向いて娘に手を振ってみた。それにしても、音楽がかかって踊ってる間に、隣の人と、子どもの様子の感想を述べ合うぐらいならともかく(離れてるから子どもの邪魔はしてない)、園長先生のあいさつなんていう、ほんのちょっとの間も、黙ってられない保護者がどうしてあんなに多いのか。あと、みんな、ビデオカメラ片手でこれまた吃驚。前の保育園って禁止だったっけ?あ、違う。保育参観って、いつも、親も工作とかおやつ作りに参加、だったから、ビデオまわすヒマがあんまりないように出来てたんだよ、そういえば。

娘は転園して日が浅い割には、よく馴染んでいるし、個人懇談で特に聞いておきたい心配事ってのもなかったんだけど、担任によると、特定の女の子と、とにかくなんでも一緒にしたがるようで、給食でも、自分の方が先に食べ終わりそうになると、露骨にスピードを落としたりするんですと。あと、嫌われたくない?のか、多少きついこと言われても厭だと言わない、とか。女の子特有の人間関係なので、あまり関係が固定的にならないよう、担任も気をつけているが…との話。やっぱ、女の子の関係は難しいらしい。って、自分もかつて女の子であったはずの女性保育士と女親が、ひとごとのようにそう語り合うのも、なんか変な感じではあるんだけど。

息子の方は、来週は参観だけなんだけど、たまたまこの保育所個人懇談の日に、学童帰りに担任と少し話をした。生活態度は相変わらずで、気が散りやすく、そしてまた、忘れ物が多い。学力的には今のところ問題ない、というか、「簡単なので余計、聞いてないんでしょうね。で、肝心なところを聞き漏らしたりする」との担任談。それでも、入学当初に比べれば多少は落ち着いてきたそうですが、当分は最前列から動かせないそうです。すみませんすみません。家からの忘れ物は私が気をつけていればなんとかなるのだが、学校から持って帰ってくるのを忘れた日にゃ,なんともなりません。あと、図書室から本を借りられるようになって、やはり、学校でも時と場所をわきまえずに本を読んでいるらしい。「本が好きなことはいいことなんですが」と言われたが、断言しますが、本好きは別にいいことじゃないです。金食うし。(ま、どんな趣味もそれなりに金を食いますがね。化粧水つけるだけですら、モノによっては肌荒れする私なんか、化粧品代ゼロに等しいから、書籍費も人様の化粧品代ぐらいのもんかもしれないし。)

で、懇談から降園時間まで、微妙に時間があったので、久々にリアルの書店などに行ってみて、最後、もう帰ろうかと思いつつ、文庫コーナーで驚いた。大蟻食様の「戦争の法」が、文庫になっているではないの。これ、私が佐藤亜紀に嵌まった時には既に絶版で、私は古本の文庫で手に入れて読んだのだが。(いっとき、ブッキングで再販もされたようですね。「鏡の影」の方はブッキング版で持ってるんだけど、私、なんでこれは古書で買ったんだっけ。)いつもの通り、解説からパラパラやると、今回の文庫は、ご亭主が解説を書いておられた。(前回の新潮文庫では小林恭二。ただ、前回の文章はいかにも古くなってしまったし、そこにある「次回作」も、ちょっとずれちゃったしな~。)ちなみに、今回の文庫も購入しましたが、ちょっと前の文庫とページ組が違うのね。

私は、若干のエッセイ本除けば、佐藤亜紀の本はほとんど全部持っているはずなのだけれど(ちなみに、もってなくて一番悔しいのは「掠奪美術館」←というか、調べてみたら、多分、持ってないのは、これと「陽気な黙示録」の2冊だけみたい)、今回の文庫について検索していたら、今月には待望の新刊も出るんですと。「激しく、速やかな死」って、長く、「金の象眼のある白檀の小箱」ってタイトルで新刊予告にあった奴だよね。短編集なので、表題変わっても「金の象眼…」も入ってるみたいだけど。ところで、これ、価格が、アマゾンでは微妙に送料無料にならない。うう、近所の書店にちゃんと入荷するかしら。っていうか、書店に行くヒマあるかしら。

新刊予告といえば、それにしても、橋本治の「院政の日本人」は、ホント、どーなってんですかねぇ。何度も何度も出版年月日が変わった情報を見かけるが、この間の「4月30日」に続いて、今度は「7月30日」になっているのを見た。さてはて、どんなもんでしょ。
by mmemiya | 2009-06-23 22:53 | 読んだ本