La Lune Lunatique

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どうしてくれよう・再び

(※「再び」というのは、ここの続きみたいなものだからです。)

午後から小学校の授業参観。2時近くからだったので、ホンのちょっとだけ時間に余裕があり、近くの比較的大きな書店に、帰りがけ、立ち寄ってみる。が、ない。佐藤亜紀の新刊は見当たらぬ。けーっきょく、アマゾンで買うしかないわけね。ああ。

授業参観はなんとというべきか「英語活動」である。まあ、百聞は一見にしかずで、子どもから何やってるか聞くよりも、実際やってることが把握できてありがたいというべきか。いかに教えることに関してはプロとはいえ、英語教育なんかなかった小学校においては、保護者の前で英語の授業やるのはプレッシャーになる先生もいらっしゃるだろうに、ご苦労様なことではあります。(注:全学年、英語だったわけではなく、1年生と6年生でした、今回は。欲を言えば6年生を覗いてみたかったかも。)

What fruit do you like?というのも、ちょっとネット検索してみると、他県の学校での実践例などが見つかるので、まぁある程度、共有化された(?)テーマの一つなんでしょう。黒板に、当然のように文字がずらっと並んでいて、子どもに配られたカルタも、ただの絵カードではなく英単語が書かれていて、ちょっとビックリ。というのは、文部科学省の出している方針では、小学校段階での文字の導入はあまり想定されていないからなんですが。まぁ、文字を教えているわけでも読ませているわけでもないとはいえ、1年生からこれはちょっと驚いた。

それはさておいても、気になった最大の点。「I like apple.」じゃあないでしょ??ってこと。
いやー、正直、自分の感覚に自信が持てず、えーっと、I like coffee.はOK、でもこれは違うよね?確か?とか、ずっと頭の中でぐるぐるしていたのですが(フランス語では、などとも考えてみたが、フランス語には、名詞が複数形の場合も、それに対応する冠詞があって、つまり、「aの複数形」「theの複数形」、あとついでに、数えられない名詞につく冠詞なんてのまであるので、英語にしばしばある無冠詞という状態が、フランス語では冠詞ありになっちゃうんで比較できないんだよね。)帰宅して確認しました。総称なんですから、そうです、「I like apples.」なのです。

別に、子ども達に単数複数を教えろとは言いません。文法用語をこんな1年生に教えて分かるわけがない。でも、英語を学校で教えるというなら注文は唯一つ。「教える側は出来る限り正しくしゃべってくれ。」子どもがそれを聞き取れなくてもいいんだけど、教師の側は、ちゃんと、意識して複数形をしゃべってほしい。

…これって要求、間違ってる?

文法に自信がないのであれば、だからなおさら、昔からある英語圏の歌とか、英語圏で出版された絵本とか、そういう英語を聞かせてやってほしいのですがね、親としては。
前で一人ひとり、「I like grape.」(そもそも葡萄を一粒だけ取り上げた形を使うのは、総称云々以前に非日常的では…)なんて発言させることが大事なんでしょうか。聞くだけじゃ授業にならん?うーむ。

もういっこ、ひっかかったこと。最初と最後に歌を歌うんだけど、これ、どっかで創作された歌なんだよね、恐らく。リズムがおかしいのよ。

最初の歌(前に、息子が何と言っているか分からなかった歌だ。)Hello に、拍が三つあてがわれているお陰で、まるで、これが3音節の単語に聞こえる。ただし、音としては2音しか使っていないので、これは、歌わせ方に注意すれば2音節に聞こえるように歌えるのかもしれない。
終わりの歌はもっと妙で、Happy Birthday to youのメロディでGood-bye to youと歌っている。当然のことながら、byeが2音節のごとく歌われるわけだ。誰だ、こんなん考えた奴。
(検索の結果、前者はどうも、ECCジュニアの作った歌のようだ。そっかー、TOSSよりもこういう英語学校業者の方が強力だわなー、この世界。ちなみにECCのGood-byeって歌は「かっこう」の替え歌で、これは確かに、Good-byeでちゃんと2音節になっている。)

子どもだからまだ分からないからいいだろう、じゃあないんだよなー。子どもだからこそ、なんかの加減でずーっと頭の隅に残っちゃって、なんかの折にひょいと出てこないとも限らない。だからこそ、導入の段階でおかしなことやらないでほしいんだけど。はあ。

(本記事の続き?)
その1
その2
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by mmemiya | 2009-07-02 23:28 | 日々雑感 | Trackback | Comments(4)
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Commented by Heidi at 2009-07-07 23:43 x
お久しぶりです!
小学校の英語教育ってそんなことになってるのねぇ。
そんなんなら英語教育やらないでくれ、って言いたくなってくるわ。
困りましたねぇ…。

Commented by mmemiya at 2009-07-08 22:08
Heidiちゃん
お久しぶりです。ブログは時々覗かせてもらってるよ。
気の毒なのは、なにより子どもと、現場の先生方だと思います。一応、全国一律で決まってるのは小学校5年生からの導入だけど、けっこう、低学年からやってる市町村も多いのかな…。
でも、低学年については、国でそれなりの検討したうえでのカリキュラムを作っているわけではないから、どうしても市町村の力量次第というか、チェックが甘いところもあるだろうし、先生方にしたところで、どの程度の研修が用意されていることやら…。
個々の親で対応策を考えるしかない、っつーのが、なんというかもう、泣けてくる。市町村教育委員会に質問メールは出しましたが、一保護者の意見ぐらいで大きな流れが変わるはずもないしなぁ…。ベネッセかどっかの調査では、保護者の7割以上が小学校での英語導入に賛成だそうです。うむむ…、って感じです。賛成か反対かって言われても、まず、どんな英語やるつもりなのか教えてくれ、って感じだよね。
プリスクールの英語ってのはどんな感じなのかな?
Commented by Heidi at 2009-07-09 00:01 x
プリスクールも色々あるんだろうけど、うちがやってるところは保育士&幼稚園教諭の免許を持った日本人の先生とネイティブの先生がいるの。そして、うちの子のクラスはもともと英語がある程度身に付いている子(帰国子女が多いわ)で構成されているクラスで、ネイティブの先生が主導権を持ってます。
サポートしている日本人の先生も留学経験や英語の指導者としての経験があって英語力はそれなりにあるみたい。
クラスに参加している間ほとんど日本語を使わずに過ごせる事がこのクラスに入るための条件だから、子どもたちは曲がりなりにも英語で意思表示をしようとしているし、相手はネイティブの先生だから、間違った表現を教えられる心配はない。
でも、ここでいくら正しい英語が身に付いたとしても、小学校がmiyaちゃんの書いてるような状況なら、それを訂正できるほどの力をそれまでに身に付けるのは難しいだろうから、どうすべきか悩むところです。
Commented by mmemiya at 2009-07-11 21:04
小学校については…教育委員会から一応、回答はもらいましたが、まぁ、結局、状況は大きくは変わらないだろーな、って感じですわ。
小学校では英語を身につけさせるのが目標じゃない、っつったって、方法論はただの英語教育にしか見えないのが困りものというかなんというか。
どーしてこんな風に見切り発車しちゃったんだろうねぇ。日本全体に、非常に英語コンプレックスが蔓延してるせいだとしたら、それに巻き込まれる子どもらは、本当にかわいそうなもんです。