La Lune Lunatique

mmemiya.exblog.jp
ブログトップ

助産院でのお産を考えている人に

「琴子の母」さんのブログで、とんでもない話を見た。

ホメオパシー、レメディの問題>K2シロップの件

しばらく前から、世の中にホメオパシーだのマクロビオティックだのがやたらはびこっていることが気になっていたのだが(全然違うものの筈なのに、なぜか両者の親和性は高いようだ。ホメオパシーで使う「レメディ」は砂糖玉の固まりだっつーのにマクロビ的に問題はないのか?)、件のお母さんのお気持ちを考えると、なんというか、言葉もない。

確かにね、K2シロップ飲んでたって、100%防げるわけじゃないでしょう。だけどさ、前にもここで書いたけど、今や日本では、新生児が重篤な状態に陥ることってそう滅多にないことで、自分の身にまさか降りかかるなんて、大抵の人が想像もしないようなことなんである。で、その滅多にないことが起こった時のダメージは如何ばかりか。
いや、たとえば、人間は全員、いつか死ぬものなのに、それでも、平均寿命を超えてからの死だろうがなんだろうが、身近な命が失われれば、「あの時、ああしておけばよかったのかも」などと思ってしまうのはごく普通のこと。悔いが残るのは、別に健康が損なわれる場合だけじゃないとはいえ、回復すれば思い出話で済むようなことが、健康な状態に戻れないとなれば、けして思い出になりはしない。
それが滅多にないことであれば尚更、その出来事の周辺にいた人たちは、単なる後悔などというもの以上に、罪悪感のようなものを背負ってしまうことだろう。ましてこのお母さんは…。

「自然なお産がいちばん!」みたいな風潮から、一部で、助産院でのお産は素晴らしい!みたいな捉え方があるのは、別に、今に始まったことじゃない。私が初めて、吉村医院や矢島助産院などでのお産を、とても肯定的に紹介する文章を読んだのは、1993年発行の別冊宝島「赤ちゃんがほしい!」だった筈。1993年ってことは私は未婚って言うか社会人になったかどうかぐらいで、そんな本を持っていたのは、ただ単に、この頃の別冊宝島をおおむね持っていたから、ってだけのことなのだが、妊娠出産になんの知識もない立場で読めば、陣痛促進剤なんてとんでもない、みたいに読めるものではあった。それにしても、当時はさすがに、K2シロップを否定するところまではいってなかったんじゃなかろうか…?

助産師さんというのは、れっきとした医療職の一つで、もちろん、現代医学の教育を受けている筈なのに、なんでこうなってしまうんだろう?もちろん、助産師さんにもいろんな方がいることは知っているつもりだけれど。私が個人的にお付き合いのあった助産師さん(お互いに顔と名前を充分知っている関係ってレベルだけど)っていうのは、せいぜい5,6人しかいないのだけれど(うちお二人は別々に開業している)確かに、それぐらいの人数の中でもいろんな方がいた。私は第二子の授乳時にはよく乳腺炎になりかけて(一人目は全然、そんなことなかったのにね)桶谷式のマッサージにお世話になってたけど、正直、桶谷の考え方にはついていけないところも多々あった。なんでせっかく眠っている子を起こしてまで3時間おきに授乳しないといけないのか、とかね。そういえば桶谷式マッサージの助産院では、自然食品がいい、みたいな冊子があったりもしたような気はする。自然かぁ…こんな田舎に住んでると、「自然」なんてものにうんざりしそうなもんなんだけど。(「自然」のキノコを採りに山へ入って「自然」にいるダニに刺されて「昔からある自然」なツツガムシ病なんぞに罹った日にゃあ、不自然だなどと言わず現代医学にすがらにゃやってられないじゃないのさ。)

ともあれ、助産院でのお産を検討される方。もちろん、どこで産もうと、最終的にリスクのないお産はありえないのですが、それでも、少しでも安全性を高めるために、その助産院がどんなところなのかは、充分、考えて欲しいと思います。会陰切開しようが陣痛促進剤使おうが帝王切開しようが、お産が安全に済むことが、いちばん、大事なんですから。そして、万が一、の、何かが起こったとき、後悔するのは、辛い思いをするのは、他でもない、自分なのだ、ということを。


話変わって、三つ下のエントリーで、「従来のインフルエンザで、若い人とか、それまで特に疾患のなかった人の死亡ってのはなかったのか」というようなことを書いたのですが、参考になるページを見つけました。

NATROMの日記 さんの

2007-03-29 タミフル脳炎ではないインフルエンザ関連突然死

こことか「新小児科医のつぶやき」さんとかは、たまに見に行くのですが、この記事に気づいたのは今日でした。(どちらも時間がないとなかなか読みにいけないのですが、読みに行くと、これまた興味深いエントリーがいっぱいなんですよね…。)結局、「極めて稀だけど死亡することだってある」のは、新型も従来型もおんなじだ、ってことでいいのかな。
(もっとも、例年のインフルエンザの場合は死者の大半が高齢者の筈なので、報道されている死者の年齢バランスを見ると、やはり新型の場合は違うところはあるんでしょうね…。最初のうち、高齢者に免疫があるらしい、と言われていたことと関係があるのかな?今のところ、高齢者の患者数自体、かなり少ないようですし…)
[PR]
by mmemiya | 2009-10-01 00:11 | 日々雑感 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://mmemiya.exblog.jp/tb/12037802
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。