La Lune Lunatique

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リアルなマンガって誰が読むんだ?

ついつい、「がんばれ!猫山先生」などというマンガを買ってしまった…。(もう、出版されてからけっこう時間が経ってるんだけど。)多分、普通の書店じゃなかなか見つからないだろうが、ネット書店じゃ簡単に注文できるんだもんなぁ。

これは、「日本医事新報」という雑誌に連載されている四コママンガなんだが、まさか、これが単行本化されるなんて思わなかったよ。基本的には、お医者さん・医療関係者向けの硬い雑誌であるところの日本医事新報が、あるとき大幅リニューアルをしたのだが、リニューアル後、誌面には、クロスワードパズルなんかと並んで、この「がんばれ猫山先生」が連載され始めたのだ。従前の日本医事新報で、私にとって面白かったのは、Q&Aのコーナー(おおむね、医学的な問題に関する質疑応答が並ぶんだけど、最後に、医学と全く関係ない読者からの疑問に対して、編集部がその道の専門家に聞いてきて答えるものがあって、それこそ庭木の手入れ方法やら、何かの語源やら、雑学的なことばっかりなんだけど、たまにミョ―につぼに嵌まる質問と、それに対する大真面目な回答が出ていて笑えるのだ)と求人広告(開業医の娘で薬剤師の資格を持っている人がお婿さんを探す広告とか。)だったのだけれど、リニューアル後は、法務関係の連載(医療訴訟とかの法的問題について事例を挙げて対応策を教えてくれる)もけっこう興味深かったが、なにより楽しみになったのは猫山先生だった。

…しかしこれ、改めて読み返してみると、医療関係者には果たして面白いんだろうか?ある意味「内輪」の場に載っているところからしても、日本で最もリアルな医療マンガの一つなんじゃないか、って気もするが(まぁ、デフォルメされたリアル、という方が正しいだろうが)開業してどんどん赤字がかさんで追い詰められていく奈良野先生とか、医師である読者はどういう気持ちで読んでるんでしょうね、これ。
マンガに限らずフィクションなんてのは、現実をしばし忘れるために読むもの、って気がするんだけど、でもまぁ、連載が続き、医事新報社なんてマンガ出版社じゃないところが単行本にまでするんだから、評判いいんだろうか。ううむ。

もちろん、「現実をしばし忘れる」って言っても、ファンタジーものならともかく、現実の世界を舞台にしてりゃ、あんまりにも現実離れしたフィクション、嘘っぽいフィクション(ってなんか言葉が矛盾するけど)というのも、受け入れがたいものであることも事実。そのあたりのバランスの取り方が腕の見せ所、って奴なのかなぁ。

そーいや、すっかり話題に乗り遅れてるけれど、MAJORの吾郎と清水薫がいつの間にか結婚して薫が妊婦さんなんだそうで、まぁ、いきなり話が7年だか飛んで、いつの間にか結婚してること自体は、MAJORは恋愛マンガじゃないんだし、どーでもいいんですけど、プロポーズ?の台詞を今頃知ってひっくりかえりそうになったワタシ。そんな「生涯のバッテリーを組んでくれ」とか、マンガとしてもそれってちょっと、どーなんでございましょ。

というか、考えてみれば私など、既婚者のクセにプロポーズってした記憶もされた記憶もないのだけれど、世間の皆様はあれなんでしょうか、現実でも、それなりに気取ったというか、劇的な台詞でプロポーズとか、しておられるのでしょーか。謎。
そもそも私なんて、そういや、恋愛に絡んだ、いわゆる「告白」って奴も、したこともないような、されたこともないような…。ので、レンアイ漫画というのは、かなーり現実離れした世界を描いたものだと思っていたのですが、違うのかなぁ。なんというか、現実問題としては、あまり非日常なことされても返ってひいちゃいませんか?みたいな。
私の記憶をひっぱり出してみると、大学卒業後すぐのGWに、「ドライブしてたらなんかmiyaちゃん家の近くまで来ちゃったんだけど出てこれない?」って電話がかかってきたのには申し訳ないけどかなり引いたし(関西から中部までというのは、通常、ドライブしていてなんとなく来てしまう距離ではない)、職場でいっとき、毎日のように私の机の引き出しにお手紙を入れてくる人がいて、あれはなんかコワカッタです。これがまた、文面が「目上の人間である私の言うことは聞くもんだ」みたいな文章で、とてもラブレターってもんじゃなかったんだけどさ。(大体、鉛筆書きなのはまだいいとしても、消しゴムのカスぐらいは払うよな、普通…)。しかし、そんな「非日常」も、私が相手に好意さえ持っていれば「どらまちっく」な出来事だったんでしょうかね??(前者はまだともかく後者はドラマチックにはなりようもない気はするが…。)

いずれにせよ、夢を売る?恋愛漫画だのスポ根漫画だのはどういう層が消費するのか見当はつきやすいが、本当に、猫山先生は、誰がどんな気持ちで読んでいるんだろうなぁ。「1」である以上、分量がたまれば2巻も出る予定なんだろうけど。
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by mmemiya | 2009-10-25 22:25 | 日々雑感 | Trackback | Comments(0)
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