La Lune Lunatique

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柿について、今さらながらに知ったこと。

我が家には、柿の木が3本(甘柿2本、渋柿1本)生えている。

渋柿はとっくに収穫して干柿にした。これが130ぐらい実をつけていたと思う。(途中までは子供達が並べながら数えていたのだが、そのうち、並べる場所がなくなって断念したのだ(笑))。
甘柿は、西にある方が例年、色づきがやや早く、こちらは夫が全て収穫した。もう一本は、先週末、夫が休日出勤しているので、已む無く私の手の届く範囲(小さな脚立使用で)は、私が多少収穫したのだが、これで、1本と3分の1ぐらい収穫して、どーなんだろ、甘柿は250弱ぐらいでしょうかね、収穫したの。最終的には300は軽く超えるのだと思う。

ところで、うちの渋柿の種類を聞かれたことがあって、はて、なんだろう、と思っていたのだが、最近、そういえば、これは実生の柿だと、以前に聞いたのを思い出した。つまり、種を落としたらひとりでに生えた、と。
甘柿の種を蒔いても、接木しなければ渋柿しか採れない、という話は聞いたことがあるので、なるほど、そういや見た目は富有柿にも似ているし(ちょっと小振り。あと、色づいたときの表皮の色は富有柿より濃い。)なー、とは思ったのだけれど、なぜ、甘柿の種から育つ木は渋柿か、というのは恥ずかしながら知らなかった。これが、調べてみるとなかなか奥の深い話。

甘柿(完全甘柿、というのが正しいらしい)というのは、どうも、突然変異で生まれたものらしいんですね。で、渋柿と甘柿を比べると、単純に言ってしまえば甘柿は劣性遺伝。そんでもって、柿の花には雄花と雌花があるのですが、甘柿には、雄花はほとんどつかないのだそうです。

ただ、甘柿は、単為結実性というのがあって、雌花だけで、受粉しなくても実は実るのだそうです。人間だったら聖母マリア様ですね、ってのはちょっと違うか。だから、甘柿一本植えておくだけでも実は採れる。ただし、そうして生った実に、もちろん、種などあるわけがない。
しかしながら、受粉して種が出来るほうが、実が大きくて甘くなるそうで、柿園だと、一緒に、受粉樹なる渋柿を植えたりもするのだそうです。
すると、買ってきてだか貰ってきてだかして食べた甘柿の種を庭に…という時の「種」というのは、お父さんが渋柿で、お母さんが甘柿なんですね。で、劣性遺伝のことを考えると、これは渋柿になってしまう、と。(もちろん、甘柿の雄花が「皆無」とはどこにも書いていないので、非常に低い確率ではあるけれど、お父さんもお母さんも甘柿、って種も、中にはあるんでしょうが。)

これで、なるほど我が家の渋柿の来歴は分かった気がする。そういや、外見上、けっこう富有に似ているこの渋柿、大きく違うのは種の形状です。細長い、いわゆるおつまみの「柿の種」そっくりな種が入ってます。これは渋柿の…ネットで画像とか見る限り、筆柿あたりの種によく似ているような。ちなみに富有柿の種はまるっこくて、ちっとも「柿の種」には似ていません。

あれこれ調べていると、うちの渋柿はもしかして、正確には「不完全甘柿」ってものかもしれない。干柿にしようと皮を剥くと、時折、真っ黒な(褐色の)実があるんだけど、あれはそのまま食べても渋くないのかも…?
(そういや、この家には夏に引っ越してきたのだが、その直後の秋、これが渋柿とは気づかず収穫して食べてしまい…富有より先に色づくので先にこっちをもいでしまった…口がきゅっとすぼまるような渋を感じてびっくり、ってことがあったのだけれど、あの時も、3つかそこら剥いてみて、渋を感じず食べられた柿もあったような記憶が、かすかに甦ってきた…)

これまで、この渋柿の花なんて、そんなに注意して見ていなかったんだけど、(富有柿の花とおんなじようだと思っていた)うちの富有柿、基本的に種があるので、これは雄花もあるんだな。来年の春、観察してみよう。富有柿でも、小さい奴は種無しが多いんだけど、これが単為結実って奴なのね。確かに大きさはけっこう違います。単に摘果して栄養を集中させてないから小さいのかと…。甘さが違うかどうかはあんまり意識したことなかったのですが、今度、一度、食べ比べてみようっと。
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by mmemiya | 2009-10-27 22:17 | 日々雑感