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新春覚書&矢作俊彦「あ・じゃぱん」

連休初日はピアノレッスンと2回目の新型インフルエンザ予防接種で終わり、二日目は実家の町内の新春行事に参加。今日は鏡開きして、買い物ぐらいでどこへも行かずに終わっていった…。

新春行事というのは、みんなで山に登って、餅つきして…みたいなものなのだが、我が家は夫が仕事中で、実家の両親は降ってわいた葬式で、私と子どもらだけお邪魔したので、山登りは楽な方の「裾野コース」。はっきりいって、息子は相当、体力をもてあましていた。

失策その1:お茶を持っていくのを忘れた。山登り後、全員にジュースがもらえたが、甘くないモノが飲みたいよな、やっぱ。

失策その2:私のリュックが小さすぎた。子ども向けのボール投げゲームとかがあれこれ、スポーツ少年団や子ども会の主催で用意されていたのだが、そういうゲームのたびにちょこちょこお菓子がもらえたりするので、さきほどのジュースともあいまって、荷物がだんだん増えていく…。

失策その3:子どもは夕方になってもお腹空いたといわなかったけど、やーっぱ、あれだけの餅だけでは、私は空腹でした…。おにぎりとか持参している人がいたけど、あれは見習うべきだな。

話かわって、この間、久々に大きめの書店をうろうろしていたら、「あ・じゃぱん!」(本当は、最後の活字が、「ん」と「!」が合体した字になっている)の文庫を発見。しかも、下巻だけ。書棚を一生懸命探したが、上巻はない。そんな、下巻から買ってもね~、とも思ったのだが、ずっと読みたかった本なので、思い切って買ってしまった。そんで読み出したら、登場人物が分からなかろうが、そこまでのストーリーが分からなかろうがどうだっていい、やめられないとまらない面白さ。こりゃ、どこから開いて読み始めてもいい本だ(褒め言葉です)。
全然知らなかったのだが、11月に文庫になってたんですな。だから、リアルの書店もたまにはうろつかないと、ホント。(いや、マメな人は新刊案内とか常に色々チェックしてるのかも。)

とにかく、虚実というより虚虚入り乱れ、実在の人物名が全然違う背景と共に登場し、おまけにストーリーはあちこち、過去の様々な文学作品の引用・パロディだらけ。福田和也は「文庫化に際しては作者自身の注釈が付されるべき。しないだろうけど。」みたいなことを「作家の値うち」で書いてたが、結局、後書きも解説もない文庫であります。私なんか、下敷きになってる作品も史実も、ほとんど全然読み取れてないと思う。でも面白い。
作者自身の言葉によれば、レイモンド・チャンドラーの「さらば愛しき女よ」を解体して全部使っているのだそうです。こちとら、「さらば…」とか、読んだには読んだけどもう20年前のことなんで、さっぱり思い出せやしない。それでも、終盤に出てくる「あなたは死んでいたほうが良かったんだ」「もう死んでるわ」というやりとりは、お、見覚えあるぞ、これ有名な台詞だっけ(「ギムレットには早すぎる」みたいな)とか思っていたが、しばらくして気づいた。これはデュラスの「モデラート・カンタービレ」じゃん。道理で覚えてる筈だ(つい数ヶ月前に読み返したばっかりだよ)。

それにしてもさすがに上巻が読みたくなり、今日、無事、別の大型(この辺ではね)書店で見つけてきました。ついでに、「打ちのめされるようなすごい本」と「誤読日記」の文庫も見つけて、それらも。実は、「双調 平家物語」も文庫化され始めたのでゆっくり読んでるのですが(これも読み出すとなかなか止められない)やっとあと少しで4巻読み終わるのに、5巻が見つからん!6,7,8巻は並んでたのになぁ。日本初の、そして最後の女性皇太子の物語に、早く入りたいんだけど。
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by mmemiya | 2010-01-11 20:46 | 日々雑感 | Trackback | Comments(2)
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Commented by nori at 2010-01-13 22:39 x
「打ちのめされるようなすごい本」の文庫でたんですね~。買わなきゃ。
いつもAmazonでは、カテゴリの決まった本を探すだけだけから、たまに本屋に行くと、こんな本が出てるのか~という新しい発見があるよね。
それで、ついつい衝動買いをしてしまうのが難点だけれど・・・。
Commented by mmemiya at 2010-01-16 13:26
そうそう、書店に近寄ったが最後、手ぶらでは戻れないところが難点。
なにしろ、今日日、文庫一冊だって1,000円近かったりもするし…。
でも、全然探していなかった本と出会う、というのは、ネット書店ではやっぱりなかなか難しいので、つい、貴重な一人の時間が出来ると、本屋に行ってしまうのよねぇ…。