La Lune Lunatique

mmemiya.exblog.jp
ブログトップ

愛しのアウグスティン

以前に、「子どもに語るアンデルセンのお話」という本を買った。
もともと、同じこぐま社の「子どもに語るグリム童話」を何冊か持っていて、このシリーズの文章が好きなので買った本だったのだけれど、息子が、誕生日に本を買ってくれ、グリムがいい(全6冊のうち、4冊購入済み)と言い出したので調べていたら、アンデルセンも「2」が出ていた。娘はアンデルセンがいいというので、ちょっと娘の誕生日には早いが、娘にもついでに購入。

どうも、このところ、アンデルセンづいている。普段行く図書館と別の図書館にしばらく行っていたら、娘が、そこにある「話・アンデルセン 絵・いわさきちひろ」という紙芝居を次々借りた。娘は(同じアンデルセンとは意識していなかっただろうが)「マッチ売りの少女」も借りた。で、紙芝居に「おかあさんの話」というのがあった。この紙芝居では、死神に連れて行かれた坊やが生き返ってハッピーエンド、だったのが、実は原作のエンディングは違う、と、そこに書いてあったので、ちらっとそれをしゃべったら、娘が、「本当の<お母さんの話>が知りたい」と言い出した。
今までに聞いたことのないタイトルだし、果たして見つかるかしら…と思いながら、先週、図書館でアンデルセンの本を片っ端からめくっていったら、ありましたよ、ありました。
もともとの話は「・・・神の御心のままに」ということで終わっている。ううむ、やはりキリスト教圏の話なのだなぁ、などと思う。ついでに、この本に入っていた他の話もせがまれていくつか読んだ。(けっこう長いのが多くて、平日はなかなか読めないんだが…。)中に、うちの「子どもに語る…」にも入っていた「豚飼い王子」もあった。歌の歌詞や言い回しの訳し方が違うのもまた面白い。ところで、この中に出てくる「愛しのアウグスティン」が、検索したら実在の歌で驚いた。そしてメロディを聞いてみてもっと驚いた。なんだ、この曲、知ってるぞ。っていうか、知ってる人、いっぱいいると思う。

新しく買った「子どもに語るアンデルセンのお話 2」だが、人魚姫の完訳版?が入っている。相当長いし、子どもには難しそうで、あとがきにもあるとおり、ちょっと今のうちの子に読み聞かせられる話じゃない感じだが、人魚姫って、こんな終わり方だったんだー!とびっくりした。なんか、海の泡になった、と思ってましたよ、私。
でも、光になって天に上っていく、というのもあったような?とも思ってはいたが。
なんつーか、「魂」のない人魚が、これから「魂」を得られるかもしれない…という、これまたなんというか、非常に宗教的なエンディングなのですね、これって。キリスト教のバックボーンがなければ理解は難しいような。それで子ども向けの話じゃ海の泡とかで終わるんでしょうか。ディズニーの「リトルマーメイド」は論外としてもさ。

子どもの頃読んだ、翻訳モノの本の端々で、なんか、キリスト教という、違う世界のものがあるんだなぁ、と、漠然と感じてはいたように思いますが(筆頭はモンゴメリの「幼い天使」だな。教会のシーンとか色々出てきたし。)やはり、あの頃、このエンディングの人魚姫を示されても、なんかよく分からない終わり方だな…と思っていたと思うし、今だって理屈はともかく、実際のところ、よく分かるわけではないです。

異文化といえば、息子が今日、アキレス腱がどうのこうの、と言い出したので、「アキレウスが生まれた時、不死身になるようにとお母さんが川に入れたんだけどかかとを持ってたから踵だけ急所になって・・・」と話してやったのだが、ううむ、アキレウスが誰に倒されたのだったかとか、まるで思い出せぬ。「それは弱点だと分かってて踵を狙ったのか偶然だったのか」と聞かれたが、えっと…。
あと、ミノタウロスがどうこう言うので、テセウスという人が迷宮に入って、アリアドネというお姫様が助けてくれてミノタウロスを退治して…と話したが、そもそもなんでテセウスがクレタに行ったのかも忘れたし、確か、テセウスはその後、別の島にアリアドネを置いて行っちゃうんだが、その理由も思い出せぬ…。子どもらに、ギリシャ神話の本を読んで思い出しておいてくれ、とリクエストされてしまいましたが、そもそも、ギリシャ神話ってあんまり子ども向けでもないような…。かつて、文庫で20冊ぐらいはギリシャ神話関連の本を持っていたと思うのだけど、実家のどこに眠ってるかなぁ。
[PR]
by mmemiya | 2010-03-18 23:32 | 日々雑感 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://mmemiya.exblog.jp/tb/13141582
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。