La Lune Lunatique

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おいしいものを食べに行く

古くからの友達と、おいしいものを食べに行ってきました。

お互い独身だった頃はすぐ近くに住んでいたし、一緒に旅行なんかもよく行きましたが、今は、年に1度か2度、おいしいものを食べに行く、程度にしか、なかなか会う機会がありません。
そんで、会って何してるかって、10年1日というか、会うのが1年ぶりだろうが1週間ぶりだろうがあんまり変わらないような会話をしてるだけって感じですが、まぁそれが、古い付き合い、というものかもしれません。

で、このところずっとフレンチを食べに行っているような気がいたします。今回もまたフランス料理。シェフ一人で全てを切り盛りし、わずかカウンター10席のみ、というお店です。この土曜の夜は、我々含めて3組6人のお客さんでした。噂に違わずおいしかったので満足満足。
ついでに、私たちは二人であわせてワイン1本空けられるかどうか、程度のアルコールしか受け付けないため、あんまり色んなお酒を楽しむ、ってのは、普通の店では難しいんですが(ワイン主体の集まりって、やっぱ、大勢で集まって、ワイン1本が一人につきグラス一杯程度になる、って感じなのでは?)今回は、グラスワインでもどんどんいい銘柄のワインを出してくださり、なんと、一人4種類ずつワインをいただける、という、飲み物に関しても、大変贅沢な時間を過ごしました。
(普通、グラスワインだと、ちょっとお料理に比べて残念、なんてこともありますからね…。)

後でネットで見たら、なんか、ワインショップがプロデュースしてるお店なんだとか?なるほど、だからあんなに惜しげもなく?ワインを出してくださるのか、と、ちょっと納得。清算をお願いするまでワイン代がいくらになるかわかんなかったので、ちょっとドキドキもしていたのですが、料理代の半額、というのは、まぁ普通の線なのではないかと。料理の方も、使用されている食材とか考えるとお値打ちだと思うし。

そして、なにより、量が程よい。実を言うと、10年前なら、私、このお店について、「味はいいけど、<フランス料理>じゃないよなー」という評価をしたんじゃないかと思うのね。
フランスに行ってなにより圧倒されたのは、レストランでの量!のすごいことで、星付きレストランなんかだと、もちろん皿や盛り付けにも気配りが行き届いているのですが、それでも、日本でそれまで経験してきた「ちまちまと綺麗」ってのとは、全然違ったんですよ。フランス料理って、ちょっとずつの料理が次々出てくるもの、と、漠然と思っていたので、よほどのレストランの凝ったコースでない限り、突き出し、前菜、メイン、デザート(と別にちょっとした焼き菓子とか)しか出ない、と知ったのも驚きだったし。
で、日本に戻ってきてしばらく、日本の普通のフレンチレストランが、「フランス料理もどき」(失礼)にしか思えなかったところがあって。

しかし、この年になってみると、もはや、本場のような量は胃が受け付けない。もし仮に、またフランスへ行く機会があるとしても、もうレストランは楽しめないのか…と思うと、ちょっと悲しい気分ではあるのですが、ともあれ、ほんのちょっとずつの小奇麗な料理が何皿も続く日本の「フレンチ」も(大体、なんで英語を使うんだろうな、ここで。日本のフランス料理はアメリカからの影響とかで出来たってこと?)それはそれで、日本にあったもの、ってことなんだろうな、と思えてきた昨今です。

というわけで、昨日のお料理は、正に、正統派の日本のフレンチ(??)の見本のようでございました。
シェフ一人で切り盛りなので、基本的に、料理はお任せです。最初に、今日のコースの料理名を見せられ、食べられないものがないかは聞いてくださいます。

最初に出てきたのが、フォワグラソテー、カカオとフォアグラのムース、トウモロコシのミニパンケーキ。ソテーの方はまぁ普通、でしたが、ムースがフォアグラの重さを感じさせない軽やかさ。そして、パンケーキが、すごいトウモロコシの甘い味がして、そしてふっわふわ。どうやったらあんなのが出来るんだろうな。

次に、魚介類にフヌイユとレモンのソース?をあわせたみたいなもの。(既に正式な料理名は忘れた。)ムース状のフヌイユソースと混ぜて食べる魚介類が、ウニ、あわび、ほたて、ズワイガニ(多分)と、まぁゴージャスなこと。(後で、隣のカップルへの説明が聞こえてきて、オマールも入っていたと分かりました。カニとオマールの区別が付かない私の舌には過ぎた料理・・・。)

そんで、キンメダイのポワレのアーティチョーク添え。アーティチョークが、あの花びら状の状態のまま何枚か並べてあって、食べ方が分かるか聞かれてしまいました。つぼみ(あれは巨大なつぼみなのです)まるごと茹でて、一枚一枚花びらをむしっては、根元の部分だけしごいて食べる…と、フランスの食材を紹介した本には出ていましたが、「まぁ、女性ですので、スプーンで、食べられる部分だけ切り離してください」とのこと。はい、そうですね。フランスで、一度、自分で茹でてみたことあるんですが、残念ながらあんまり美味しいとは思えなかったんだよね。今回は美味しくいただきました。何が問題か。やっぱ塩加減とかか?

最後は、子羊に野菜のエチュベ添え。(エチュベ=蒸し煮、です。ヴァプールとどう違うのかって言われると分かりませんが、本当に「蒸す」だとヴァプール、かなぁ。)羊、大好物なのですが(あと、肉では鴨が好き。)う、ここで羊か、と思ったら、拍子抜けするほどちょびっとでした(笑)。これは確かに、美味しくいただける量ではあります。若かったら確実に物足りないが。

料理の後は、チーズがコースに入ってる。デザートと二者択一でないのがまた嬉しい。4種類出てきて、苦手なものがなければ全部切ります、と。強いて言えば、熟成した山羊乳のチーズが、ちょいと苦手な私ですが、そこまでは言わず、全部いただきました。ウォッシュタイプでポン・レヴェック(わぁい)、青かびがロックフォール(確かパピヨンとおっしゃった筈)、シェーブル(山羊乳)も出ましたが、ごくクリーミィなもの(よく考えれば、春先に子どもが生まれて乳が出始めるので、この時期のシェーブルに熟成ってのは考えにくい)、白カビがブリア・サヴァラン。チーズも、本当にそれぞれが一口サイズで、フランス人なら暴れる(笑)。まぁ私はもう、これでいいです。

デザートが、最初に、パッションフルーツを絞ってシャンパンとあわせたもの、次に、アーモンドのアイスが出て、「まだ食べられますね(笑)」と、最後に、アスパラガスのフランにコニャックソースをかけたもの、が出てきました。そして食後のコーヒー。これだけ食べて、お腹が苦しくない。素晴らしい。

ワインの方は、最初にシャンパーニュで乾杯。次に、オーストラリアのシャルドネ、次に、フランスのシャルドネ(ソーヌ・エ・ロワールのどこかの…。その場では名前を見てもすぐ忘れてしまう・・・。)最後に、サンテミリオンをいただきました。満足満足。

いやあ、心の洗濯をいたしました。これでまた、明日から、気が重い毎日を頑張らねば。ば。
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by mmemiya | 2010-06-06 21:26 | 日々雑感 | Trackback | Comments(0)
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