La Lune Lunatique

mmemiya.exblog.jp
ブログトップ

葬儀のこと

通夜・葬儀をした斎場の親族控え室は、風呂・トイレ付き、ダイニングテーブルと椅子6脚にキッチンあり、ソファーセットとテレビ、そんでもって和室(10畳はあった筈)という広さで、至れり尽くせり、でございました。

布団も一式いくらで借りられたのですが、叔母が「まだそんなに寒くないし、タオルケットとか持っていけばいいよ」と言ったので、布団は借りず、何枚か薄手の掛けるものを持っていってそれで横になりました。

とはいえ、風呂は男性陣2名が使ったのみだし、まぁキッチンでさすがに料理とかしたわけではないんだけど。(お茶なんかは、廊下に無料の給茶機があったので、そっちで入れてくる方が早かったし。)

朝になったので、近くのチェーン喫茶店まで交代で出かけてモーニングにしました。コーヒー頼むとトースト半分とゆで卵がついてくるだけで、え?これだけ?まぁモーニングに限った話じゃないけど、なんでこのチェーンて人気あるのかよく分からんよなぁ…とか思って戻ってきたのだけれど、叔母に言わせると、名古屋ではあれでも充分なレベルだ、とか。
え?そうなの?モーニングって名古屋が本場じゃないの?一宮あたりと名古屋じゃ違うの??わたしゃ少なくとも、サラダもヨーグルトも付かないなんて、しょぼいモーニング、とか思っちゃったんですが。
(注:モーニングと言うのは、全国的に知られるようになった風習とは思いますが、要は昼のコーヒー一杯と同じ値段で、朝はコーヒー以外に軽食がついてくる、というものです。)

あと、車で喫茶店まで出かけたら(小雨も降ってたし)、叔母に「田舎の人って、ホント歩かないねぇ」と呆れられた。ま、確かに。
車と言えば、うちの車より父の乗ってた車の方がたくさん荷物も乗るし、と、父の車をうちの夫が運転して斎場まで来ていたのだけれど(実際、帰りはかなりの荷物でした)、それを駐車場で見たのかどうなのか、通夜の時に来てくれた、ずっと世話になってる車屋さん(先代のおじさんはもう亡くなってしまったが、そもそも私が生まれるというので車を買うか、ということになってから40年近い付き合いなんである)が、帰りがけに妹にそっと「あれ、(任意保険が)本人限定だからね」と耳打ちしていったらしい。妹の車が限定かけてないので、うっかりしていましたよ。事故なくて良かった。

で、朝食のついでにコンビニで新聞でも買って…と思っていたが、考えてみりゃ、喫茶店いきゃ、新聞ぐらいありますわね。お悔やみ欄をチェックして、父の名が載っていることを確認し、とりあえず胸をなでおろす。
これが翌日掲載だったりすると、また「知らなかった」で後から弔問にいらっしゃる方も増えるだろうし…。

お悔やみ欄の効果もあってか、弔電がその後、一気に増えました。実は、前夜の段階で、ざっと弔電の順番を考えてた時に、市長とか議員とかをどうするか?という話があったんですね。
父は会社を定年退職した後、ISO9000シリーズを取得しようとしている企業に助言してまわる・・・みたいな仕事をしていて(一応、形の上では自営業)最後の方にお世話になってた会社2社からは、通夜の日のうちに弔電が届いていました。(元の勤め先の下請け企業でもあるので、そっちの方から情報が回ったのでしょう)「市長なんて来る訳じゃないんだから順番なんて後でいいじゃん!」と、そっちの2社の弔電を先にしよう、と、最初は考えていたんですよ。
ところが、その後、けっこう弔電が増えたので(会社員時代の勤め先からも来た。退職して10年以上経ってるけど・・・)、そうすると市長があんまり後ろではやっぱりなんなのか、ってことになって、結局、市長が先に来ることに。順番ってのはとにかく面倒なものです。まぁ、ベテランの葬儀社の人が付いてるのでなんとかなる、って感じでしたが。

母と私は葬儀の日は和服だったのですが、夏の単の喪服、母は嫁いだ時にあつらえたものの、一度も袖を通さないまま、という状態でした。最初、母から着付けをしてもらってたのですが(一軒おいたお隣さんで、この斎場の着付けやってる小母さんに)、小母さんが「○ちゃん(私)、ちょっと来なさい」と言うので何事かと思ったら、「お母さん、昔は細かったもんで、これきついわ。○ちゃんが着なさい」と、私が母の喪服を着て、母は私がレンタルした喪服を着ることに・・・。和服って、体型が変わっても大丈夫なものだと勝手に思ってたのですが、やはり違うんですねぇ。

そうこうするうちに昼が近づき、親族は食事をすることになり、、信州の親族も再びホテルから到着。義父母と義姉も、うちの子ども達を連れてきてくれたのですが、娘が私を見るなり「お母さんじゃない!」と号泣。母の和服姿がそんなにいかんかったのか。
うちの夫やら従弟やらが代わる代わる機嫌をとるも、なかなかぐずりは収まりませんでした。

13時から葬儀。曹洞宗は、いや、母方のじいちゃんばあちゃんは臨済宗だったけどそっちもか、つまり禅宗の葬式は、鳴り物が賑やかです。お坊さんの衣装も人目を惹くし。(この、音鳴らす人を何人頼むか、とかも、まぁぶっちゃけ、謝礼がいくらかってことにつながっちゃうので悩ましい問題ではあります。戒名については、父の兄達も「○○信士」でしたから・・・で済んだんだけどね。)
お坊さんが、かなりお若い方でしたが(二七日のとき、うちの子と同じ年のお子さんがいると分かった)、非常に通る声でお経を読み上げられ、背も高く、なかなか目立つ方で、この間、母が父の死後、初めてコーラスサークルの練習に行ったら、みんな「あのお坊さんはどこのお寺の人だ」と聞いてきたらしい。

葬儀終わって、火葬場へ移動するのですが、火葬場で待つ時間をどうするのか(あちらで休憩所を借りるのか)も悩んだ挙句、いったん火葬が始まった後、母と妹を残して斎場へ戻ることに。
ここで、受付をしてくださった近所の皆さんに夫と私でお礼のご挨拶をして、初七日法要の食事と果物と花を持って帰ってもらって、代わりに香典を預かって。
・・・このまま香典袋に入れて箱に入れた状態でロッカーに入れておくのはどうよ、と夫が言うので、それから必死に香典袋開けて中味チェックして一つにまとめて。二人で必死こいてそんな作業をしてると、あっという間にまた火葬場へ行く時間。

・・・長患いだったわけでもなく、なにしろ6月にはまだゴルフにも行ってた位だったせいもあるのか、ものすごくしっかり、骨が残ってました。で、骨上げをしたわけですが、信州の方とうちの方とでは、お骨の扱いが違うもので、信州の親戚が、けっこうショックを受けてました。

後でネットで調べると、関東は全拾骨、関西は部分拾骨、と書いてあったのですが、それでいくとここは関西圏になって、信州は関東圏ということなんですね。骨壷の大きさが、全然違うんです。で、関東はぜーんぶお骨拾って、最後は灰まで骨壷に入れますけど(信州のおばあちゃんの葬式では確かにそうだった。ただ、信州は、先に火葬にしてから後で葬式をやる「骨葬」という方式なので、これはまたけっこう、珍しい風習かと思う)、当地では、一部の骨しか骨壷に入れないんですよ。(体全体を、頭の方から足の先までまんべんなくちょっとずつ入れていく、というやり方)
で、けっこうたくさんの骨が残ったまま、火葬場の人に「残りのお骨は○○市で供養させていただいてよろしいでしょうか」と聞かれる。よろしいも何も、自前で別の骨壷を用意してこない限り、とても持ち帰ることはできません。
どうして関東と関西で、そういう違いが出来たのかは知りませんが(第一、この辺は、母が子どものころはまだ土葬だったんだ)、葬儀一つをとっても、色々違うものです。
うちの近辺じゃ、それなりに信心深い人は、お骨は一部だけ拾骨し、さらにその一部を宗派の本山に納めるんですけど(うちの父ちゃんは生前、曹洞宗の本山を嫌っていたのでやんないと思う)、関東の人はそういうこともしないんでしょうかねぇ。

火葬場から戻って、初七日法要のお経を上げていただき、親族で食事をして、一応、一通りのことは終わりました。親族を送り出して、色々なものを忘れないよう片付けて積み込んで、斎場の人にお礼を言って実家へ戻って。で、受付を手伝ってくださったりした近所の皆さんに、母と妹と私でお礼の挨拶まわりして。

とりあえず、明日は午前中はみんな休もう、色々取り掛かるのは昼からだ、と約束して帰宅。ま、とはいえ、息子は次の日から学校行くので、寝て過ごす訳にはいかんなぁと思いながら。
結局、早く寝ようと言いつつ、夫と色々話し込んじゃったりしたのだけれどね。

特に父の最期の頃については、死のあり方とか、医療のあり方とかについて、色々と考えさせられることが多かったのですが、そのあたりのことは、またおいおい、書いていこうかと思います。
[PR]
by mmemiya | 2010-10-16 23:03 | 日々雑感 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://mmemiya.exblog.jp/tb/14803165
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by at 2010-10-23 17:04 x
失礼は承知で書きますと、
みやさんの一連のお父様の葬儀の件を読ませていただき
大変勉強になります。
実際に悲しみにくれている暇もなく実務が押してくるのだろうとは思うものの
体験された方のお話は将来きっと役立つであろうと感じました。

人を見送るというのは決して簡単ではありませんね。
Commented by mmemiya at 2010-10-25 22:01
いえいえ、ちっとも失礼ではないですよ、夏さま。
ブログなので、もちろん自分の備忘録なのですが(なにしろ親はまだあと3人いるわけで)、なにかしら人様のお役に立つところがあれば嬉しく思います。
送ること、自分がいつか送られる立場になること、色々なことを考えさせられた一ヶ月です。