La Lune Lunatique

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しかしやっぱり「子育て」がネックでは…

ここんとこ、また、中村うさぎのエッセイを、何冊か読んでいる。
雑誌連載をまとめたみたいな軽い奴中心なんだけど、そんでも、相変わらず、色々考えさせられます。

この記事の前の記事で、化粧だの下着だののことを書いたけど、こんな(って私を見たことない人に「こんな」じゃ伝わらないかもしれないが)身なりに構わない私でさえ、それでもやっぱり、「装う」ってのは嫌いじゃありません。むしろ快楽の方に近いでしょう。(でも「面倒」の方が更に強力なのが私…。)

「美人とは何か?」なんてのを読んでると、まぁ、うさぎさんに100%共感するわけじゃないけど、オンナが「美しくありたい」生き物であることは同意します。そしてそれは、彼女も言うとおり、「オトコに受けたいから」ってもんではないんだな。オトコ受けするファッションとか体型とかは、オンナのこうありたいセルフイメージ上の体型とかファッションとは違う、と思うし。
なんで女は装うのか?っつったら、「そりゃ、いい伴侶をGETするための生き物としての戦略」みたいな回答をする人もいるような気がするけど、どうもそうじゃないんじゃないか、という気がいたします。ではなぜ、女は飾りたい生き物なのでしょうね。(うちの娘を見てても、ホント不思議だけど、好きだよなぁ、飾り立てるの。)ちょびっと考えただけで分かるようなことではないのだけど、興味深い話ではある。「一定以上の年齢のオトコは、なぜああも自分の身なりに構わないのか」とうさぎさんは問うていますが、それとこれとは関係があるのかないのか。

もう一つ、何年か前に、私、このブログで「恋愛と結婚とセックスってものは、もーちょっと分離できんのか」みたいなことを何回か書いてたのですが、中村うさぎって、まさに、結婚と恋愛は全然別、を、実践してる人なのですよね。旦那さん、同性愛者だし。(外国籍の人でもあって、もともと、彼の日本居住のために、書類上だけ結婚した、というのが始まりだそうで。)まぁ、彼女にとって、セックスは恋愛と切り離せないものらしいですが。

「『イタい女』の作られ方」の中で、彼女は「『愛』と『恋』とは違うでしょ!」と書いている。彼女の書くとおり、結婚の基礎には「恋」などという長続きしないものを置くのではなく、「愛」を置くべきだろう。それなのに、恋愛(ってのはこの場合、イコール「恋」ね)こそが至上の価値あるもの、のように思い込まされ、その完成形が結婚みたいに吹き込まれた結果、結婚は返って不安定なものに成り果てているように思える。
結婚してようがなんだろうが、恋する感情なんて、突如降って来ても不思議はないだろうし、昔なら、結婚すれば自分でもある程度、もう恋なんて縁のナイもの、と諦めもついただろうが、イマドキは、世間様が、「いくつになっても『女』を降りるな」とあの手この手で煽ってくるのだ。この場合の『女』とは、恋愛市場で値が付く、恋愛対象として価値のある女、ってことだもの、要するに。そりゃー結婚生活も、不安定になって当然よ。
おまけに、幼少の頃から、女の価値は恋されること、恋されないのはもはや女ではない、と刷り込まれてくりゃ、結婚・出産を機に、あんたは女から降りなさい、と言われれば、そりゃアイデンティティの危機かもしれない。

この本の中でなく、ネット上のインタビューだったと思うが、中村うさぎは、自分達夫婦のあり方を、家族愛はあるし、恋はそれぞれお互いに家庭の外でするし、ある種の理想形、みたいに語っていたように思う。

まぁそりゃ、理想の形の一つではあるな。「イタい女の…」にも、アメリカ人は何故、あんなにLOVE至上主義なのか、などと書いてあったが、恋も愛もLOVEで、しかもそれが至上の価値、となりゃ、生真面目であればあるほど、恋が破綻するたびに離婚して、恋するたびに結婚しなきゃならん。そんな疲れること、御免蒙りたい。

で、恋と愛の分離した夫婦は、理想形の一つではあるのだろうが、やっぱりひっかかるのが、「そこに子どもがいたらどうなるのか」ってことなんだよなー。子どもの価値観からすると、「お父さんはお母さんを大切に思ってるんだけど、お母さんじゃない恋人がいる」とか、「お母さんはお父さんが好きだけど、別にもっと浮き浮きする相手がいる」とか、相当、嫌なもんじゃないかと思うのよ(特に思春期は)。子どものいる家族も維持したいけど、恋は恋で楽しみたい、なんてのは、やっぱり絵空事に近いのではなかろうか。(黙ってやっとけ、っていうかやってる人はいっぱいいるんだろうが。)

まー、やっぱり、「所詮恋なんて幻想よ」と、二次元(実在の韓流スターだろうとなんだろうと、自分と現実に交わらない存在なんて二次元と一緒よ)の恋に現を抜かすぐらいで生きていけるのが、きっと一番健全・・・なんだろうなぁ。
それにしても、中村うさぎは、出産願望を一度も持ったことがないそうだが、彼女が閉経を妊娠と勘違いした時、考えた子育て計画というのにはちょっと興味がある。「ババア・ウォーズ2 閉経の逆襲」、この間行った本屋になかったんだよなー。残念。
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by mmemiya | 2010-10-26 22:55 | 子育て、子育ち | Trackback | Comments(0)
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