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息子のWISC結果。

本日、息子のWISCの検査をしてくださった先生に、結果についてのお話を伺ってきました。

いやー・・・あのですね、でこぼこがあることは十分想定の範囲内でしたし、気の散りやすさを見てるとFD(後述)低いかなー、とか、毎日のように夫にとろい、のろい言われてるのを見ると、PSも低いかもなー、とか、素人考えで色々考えてはいたんですよ。

それにしても、ここまで差が大きいとは。

WISCを受けるまでには、私の中で多少、もやもやするものがあったのは事実なのですが、担当してくださった先生がとてもいい方で、丁寧に説明してくださったのを聞いて、「いやー、WISCやってもらって良かったですー」という気になりました。ははは、現金。

本を読むのが大好きで、難しい言葉もたくさん知ってて、おまけに夫も私も、けっこうまめに「円高とは何か」とか、子どもに分かるように日ごろ話をしてやっているつもりだし、娘は少々怪しいが、息子はそこそこ理解している様子。
いや、円高について話したいんじゃなくて、大人の話に首突っ込んでくるもんで(突っ込んでくること自体はヤなんですがね、話、中断されちゃうし)聞かれるがままに説明しているわけですが。

というわけで、全体的な点数はそこそこ高く出るであろうことも予想はしてました。パズルとかも好きだしね、ブロック遊びとか。
そんで、言語性IQはある程度高いと予想してましたが、パズルとかのことを考え合わせると、動作性との差は、そんなにないんじゃないのかな?とか、勝手に思ってましたのです。

しかし、言語性IQと動作性IQには、ばっちり有意差あり。というか、下位検査のバラツキがものすごくて、まず、結果のプロフィールを見せていただいた際に、まっさきに下位検査のグラフに目が行って、「こ、この<記号>、ものすごく低いですね・・・」と驚いてしまいました。1点なんだもん。おいおい、です。

以下、私の理解しているところのWISC-Ⅲの概要です。素人なんで理解が間違ってる可能性もあるので、読む方はそのへんを割り引いて読んでください。

WISC-iiiには13種類の検査があり、それぞれの点数がつき、また、13の検査のうち12個は、4つの群に分けられて、「群指数」というものが計算されます。
それとは別に、13の検査のうち10個を「言語性」「動作性」の二つに分けて、言語性IQというのと動作性IQというのが計算されます。
で、10個の合計で全体のIQも出すんですが、言語性と動作性に大きな差がある場合、全体のIQは慎重に解釈するように・・・と、物の本にはかかれてます。

言語性IQというのは、言葉を使っての能力を測るもので、算数なんかも、口頭で足し算や割り算などの問題を出して暗算させるので、言語性の中に入ってます。一方、動作性というのは、迷路であるとか、物の形をつくる積み木であるとか、言葉を解さないで行う活動の能力を測るものです。

4つの群指数は
・言語理解(VC) 言葉の意味の理解とか、言葉での知識とか、類推能力とかを測る
・知覚統合(PO) 視覚的に得た情報をまとめる能力とか、言葉によらない推理能力とか、同時処理の能力を測る
・注意記憶(FD) どの程度の範囲のことに集中できるのかとか、耳から得た情報をどの程度一時的に記憶しておけるのか等を測る
・処理速度(PS) 反応の速さや、目から得た情報をどの程度一時的に記憶しておけるのか等を測る


・・・ってな感じでしょうか。分かったような分からないようなですが。
ちなみに、私はとにかくなんでも本、本、という人間ですので、息子がWISCを受けると決まったとたん、WISCの本を2冊も買い込んでいるわけです。(今回、先生が資料として渡してくださったコピーは、そのうちの「軽度発達障害の心理アセスメント」という本のだわ、とすぐ分かった・笑)
で、これらの本では、最初に一度はVC=言語理解、と出てきても、後はもう、ただVCとしか書いてなくって、えっとそれなんだっけ、で、読み進めるのに苦労した私。
私なんか多分、かなり言語性>動作性の人間なんで、って、ホントにそれが関係するのかはともかく、一見、意味がないようにしか見えないアルファベットの羅列は全然覚えられないのです。何回読んでも、えーっとFDってなんだっけ(フロッピーじゃないよ)みたいな。でも、VCは、Vが付いてるからなんかコトバの関係だよな、と思って、そうか、元の英語調べりゃいいんだ、とやっと思いつきました。VCはVerbal Comprehension…言語理解と言えばそうなんだが、言葉を通した理解、ってことか?
FDはFreedom from Distractibilityだそうだ。これを「注意記憶」と訳すわけか~。

そりゃ、実務上は、いちいち「知覚統合」とか書くよりPOと書くだろうと思う。福祉のケース記録とかも、そういう語が色々出てくるんだが、CWがケースワーカー、とか、もともとカタカナ語で使ってるものも多いから、書く分にはあまり違和感なかったんだよね。もっとも、PHNとは書いても、パブリックヘルスナースなんてカタカナ語は使わないけどさー。(Public Health Nurse 直訳すれば公衆衛生看護師だが、普通の日本語では保健師と言いますな。)
ああそうか、私、多分、群指数4つにPが二つも出てくるから混乱してたのね。POのPはPerceptualのP(ついでにOはOrganisation)、PSのPはProcessingのP(SはSpeed)、よし覚えた、ということで、私は意味のない羅列を覚えるのは大の苦手。何回も読んだのにさ、群指数も。ちなみに、意味のない羅列が苦手なのは息子も同様のようです。

息子のWISCの結果は、まず、言語性IQ128、動作性IQ111。 まぁ、これだけ見ると、両者に有意差はあれどまぁそんなに問題はないのかな・・・とも思えるのですが、群指数が、左から右へ直滑降。
VC 133 PO 115 FD 103 PS 72。グラフで見ると、ものすごく急な斜め線でございます。
下位検査の評価点を見ると、言語性は算数の10から理解の17まで、まぁこれもばらつきはあるが全体に平均以上(10点が年齢相応ってことです)、動作性は、問題の「記号」の1から積木の13まで、えーっと、記号の1もあれだが、迷路の6も低いです。ううむ。

ちなみに、言語性の中の「算数」と「数唱」を合わせたものがFDとなり、これが低いと、単純に言えば注意力散漫というか気が散りやすいってことみたいです。そんでもってうちの息子、見事に言語性の中でこの二つだけが低いんです。分かりやすいっちゃ分かりやすいな。算数10、数唱11、ということで、どっちの数値も年相応ではあるのですが、他の言語性検査が14,15,16,17という点なんで、がく、っとこの2つが落ちてる感じ。
もんのすごく注意力散漫…って訳じゃないのは分かったけど、やっぱり、彼の中で見ると低い、ってのと、他のところで大人びて見える分、アンバランスだから余計に目立つのね、ってことかな。

PSについては、これも「符号」と「記号」の二つだけで出す群指数で(迷路は群指数の算定には使わない)符号9に対して記号1なもんですから、PSの数字の意味するところの解釈は慎重にやる必要もありそうですが、まぁそんでも、無意味に見える視覚的情報を素早く処理する、というのは苦手そう。
モノを散らかしまくってますが、ただでさえ必要な持ち物を見つけ出して揃えるのが苦手なのに、あれだけ散らかってては、そりゃ、見つけ出せないし忘れ物にもなるさー、みたいな。
ここはしかし、実は整理整頓は、母の私も非常に弱い分野なので、家の中の構造化が、ちっともなってないんですよ。「教科書はここ」ぐらいの最低限のルールは作ってるんだけどさ。うーん。
動作性は、先に書いた三つを除くと、12,12,13,12と平均のやや上ぐらいで並んでますね、評価点。

検査をしてくださった先生は、特別支援教育コーディネーターでもいらっしゃるそうですが、実は、通級を利用してみては、と勧められました。通級って何、の説明はこれまた難しいんですが、おおむね通常の学級での学習は出来るものの、一部、特別な指導を必要とする児童に、週1~数回ぐらいのペースで特別な個別指導・グループ指導を行うものです。
いきなり通級、と言われたら、また、ええっ、となってたかもしれないんですが、なにしろこんな検査結果を見せられては、まぁ、これから本人が色々大変だろうし(全般的な知的能力が高めに出てる分、なんでこんなことが出来ないの!と責められがちなタイプになると思う)本人さえ抵抗がなければ、それもいいのかもしれない、と思えてきました。
もっとも、その後、担任と話したら、担任は通級は想定外だったようで、「え?通級?通級ですか、うーん・・・」と考え込んでしまわれました。
まぁ、通級の対象者は障害のある児童、と、文科省の通知には明言されてます。(リンク:文科省サイト
担任が戸惑ったのがその辺と関係あるかないかは分かりません。担任とは、とりあえず、一度、見学してみるといいのでは、という結論に落ち着きました。その後、家で話したら、息子本人も見てみたい、というので、3学期は見学、まぁきっと、通うとしても諸般の都合で4年生からかな・・・。
ちなみに文科省のサイトには、通級の対象として4つ障害名が挙がってますが、うちの息子はこれに分類すると、「エ 注意欠陥多動性障害者」ですかねぇ、やっぱ。
基本的に、私としては、医療機関にかかって診断名を確定させる必要性は感じてないし、グレーなのか診断名つくのかは、ま、どっちでもいいです。本人が今後まだしばらく続く学校生活と、その後の社会生活を、自分の苦手分野を理解して、得意分野で補いながら進んでいけるのであれば、ね。

私が子どもの頃、この検査を受けてたら、やっぱ私も大きなでこぼこが出たんでしょうなー、と思いつつ(ちなみに私だけの遺伝かと思ってたが、夫も忘れ物だらけで宿題やってかない子どもだったそうだ。やれやれ。)一方で、こんなことも思います。
毎日違う持ち物を持っていかなきゃならない社会人って、多分、あんまりいないのでは?そうそう、ずーっとじっとして話を聞いてなきゃいけない時間が長いのも学校だけって気がする。つまり、学校という場ができたからこそ問題になる特性もあるわけだ。となれば、忘れ物の多さとか、気の散りやすさを自覚していれば、社会人としてはそれなりに、やっていけるんじゃないのかなー。
私は典型的な「片付けられない女」なんですが、息子はオトコなんで「オトコやもめにうじがわく」じゃないが、社会もその辺は甘く見てくれそうだし。(ジェンダーイクオリティーという話は横へおいてだな。)

しかしなー、私、自分で言うのもなんだけど、小学校からずーっとクラス委員とかやって、割と学校的には優等生だったはずなんだけどなー、忘れ物が多い、机の中がひどい、は確かにあったのだが、やっぱ時代が変われば、学校生活で求められるものも変わってくるってことなんでしょうか?
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by mmemiya | 2012-01-17 21:58 | 子育て、子育ち | Trackback | Comments(0)
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