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La Lune Lunatique

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屍者の帝国、発売日決定

本日のメニューは、結局、バジルチキン、トマトの冷たいスープ ヨーグルト風味、いんげんのバターソテー、きのこ(まいたけとしめじ)のソテー、きゅうりサラダ、でございました。要領悪いもんで、これだけのメニュー作ると1時間では収まらない辺りが問題なんですが。明日は中華だ。スープ、どんなの作ろう。

さて、やっとのことで、河出書房新社のホームページに、「屍者の帝国」発売日の予告が。8月22日かぁ。著者名は「伊藤 計劃 著  円城 塔 著」となっています。

1月、芥川賞受賞の記者会見で、円城塔が、伊藤の遺稿を書きついでいることを明らかにしてから半年以上。この間には、伊藤の残した「屍者の帝国」全文を収録した文庫(The Indifference Engine)も出た。

かつて、SFマガジンの伊藤計劃追悼号(思えばあれにも屍者の帝国は掲載されていたのだった)に寄せた追悼文を、「伊藤計劃、新作はまだか。」という慟哭で締め括った円城が、果たして、あの冒頭部分から、どんな「伊藤計劃&円城塔の新作」を完成させたのか。
これまでほとんど、一筋縄ではいかないような物語言説(テクスト)をつづってきた円城に対して、伊藤の作品は、内容はともかく、テクストとしてはごく普通の小説の形態をとっている。もちろん、遺稿となった屍者の帝国冒頭部分だって、文章自体は見慣れた小説のスタイルだ。たとえその内容が、「死体に<霊素>をインストールすると、ぎこちないながらまた動くようになるという技術が開発され、死者が労働力として活用されている19世紀の英国を舞台とするスパイ小説(?)」だとしても。

芥川賞受賞時の会見で、円城は「彼のように書くことは無理なんですが、自分なりに完成させるという仕事を、この3年間、ご家族の了承を得てやってきました。そろそろ終わりそうです。『なぜおまえが』という批判は当然あるでしょうが、次の仕事として、やらせていただければと思っています。」と発言しているとのこと。

8月だなんて~。待ちきれないよ。(っていうかその頃の私、仕事が佳境に入りつつあるはずで、本なんか読んでる暇は全然ないんだけどー!!泣。)
by mmemiya | 2012-07-03 20:50 | 日々雑感