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La Lune Lunatique

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WISCのこと、再び。

本日は久しぶりに息子の通級に同席に行く日です。月に一度ぐらいは…と言われているのですが、仕事の兼ね合いとか、授業参観の振替休業日に休みとったから今週もう一度休むのはちょっとな…とか色々考えていくと、けっこう前回と間が空いてしまったりする。
そんでもって、9時40分から10時25分という半端な時間にあるもんだから、朝は子ども送り出してちょっとぼーっとしてると、「あ、もう行く時間」だし、その後は、ちょこっと日用品の買い物などしたらもう出勤時間、という感じで、なんかいつも、時間を(いつも以上に)無駄づかいしてる気がするのだが…ま、これは私がなまけものなだけか。

うちの息子が通級に通うことになったきっかけは、忘れ物が多いとか授業中消しゴム並べて遊んでるとか時間をなかなか守れないとかいうことがあって、一度、検査を受けてみてもいいかも、と言われて学校で先生にWISC-3をやってもらって…というところにあるわけですが(現時点でも医療機関は未受診)、今になっても、息子のWISCの結果で、私にはよくわかんないところがあります。

実はこのブログへのアクセスも、「WISC」ってのがけっこう多くて、記事ランキングでは、WISCの結果について触れた記事が、いつもけっこう上位に入ってきています。
息子のWISC結果。とか、続・WISCについてとか。)

これってやっぱり、結果を伝えられても、今ひとつ理解しきれなくてネットをさまよってる人が、世の中にけっこういるってことなんではないか、と思ってみたり。そりゃ、「受けましょう」と言われて「WISCって何?」と調べてる人もいるとは思いますが、たとえば、専門家なんか見てるかどうかも分からない「知恵袋」とかで、WISCの全点数晒して意見を求めてる人なんかもいますからねぇ。

私が色々、本を読んだり、ネットをさまよったり、人に聞いたりしても未だに腑に落ちていないのは、下位検査であるところの「符号」と「記号」の問題です。

確かに、うちの息子は、毎日、遅い、早くしろ、と何度も言われまくっています。だから、群指数でPS(処理速度)が群を抜いて低いこと自体は、別に外れている感じは受けません。ですが、この群指数は、「符号」と「記号」の下位検査二つだけで計算する指数です。で、うちの息子の結果は「符号」9点、「記号」1点です。
10点が年齢相応というところで、符号は、これだけ見ればものすごく悪い数字ではない。ところで、記号の「1点」ってなによ、ってなもんです。

ちなみに、下位検査でいちばん高得点だったのは「理解」の17点で、言語性検査は一番低い「算数」でも10点なので、VIQは128とかなり高い値が出てます。とはいえ、PIQだって、記号「1」があるにも関わらず、111となってます。下位検査で次に低いのは、「迷路」の6点。

WISC-4からは、そもそもVIQとPIQという概念が消えているそうなので、両者の差を語ることにどれほどの意味があるのかは知りませんが、仮に、記号がもう少し高い値だったら、両者の差はもう少し縮まります。まぁでも、群指数の直滑降具合(VC 133 PO 115 FD 103 PS 72)は、大して変わんないのか。

つらつら考えると、私が一番腑に落ちてないのは、本当に真剣にやって、それでも1点しか取れてないのか。ここだけこんなに突出してすごい数字なのはなぜなんだ、ってところですね。残念ながら、結果説明ではそのへんには触れていただけなかったし、本を読んでも符号と記号って似たような能力を測っているような気もして、どうも、すとんと落ちてくるところがない。ちなみに、けっこう高いお金を払って視機能検査にも連れて行ったのですが、意外にも特に気になるところはない、という結果だったので、これでますます私は五里霧中に。

全体としては、うちの息子に関して、なるほど、という結果ではあったのですが、この突出した値に対して、どんな対応が効果あるのかってことも未だに分からないし、なんというか、微妙なもやもやを抱えたまま、いつの間にやら一年が過ぎました。
数字だけでものを見てはいけないのは当然なんですが、日々、目の前にいる本人に当てはめながら、数字をもうちょっと活用していきたい、と思うのは、これまた当然のことでもあり…。

そういえば、WISC-4においては、保護者に検査結果のプロフィールをコピーして渡すことは原則として禁じられているそうです。
日本版WISC-IV テクニカルレポート
(ちなみに、このことを知ったのは「ことばの教室 Therapist's Homepage」経由です。)

これは即ち、親が検査結果の数字を見て右往左往しなくて済むようなレポートを渡していただけるということだろうと、私たちは期待していいわけですよね。
せっかく検査を行うならば、その結果を、学校でも家庭でも、もっと、役にたてられたらいいなぁ、と思う今日この頃。

おーっと、こんなことグダグダ書いてたら、出かけなきゃいけない時間!
by mmemiya | 2013-02-27 09:22 | 子育て、子育ち