La Lune Lunatique

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素直な子どもたち

昨年「食育基本法」なる法律ができてから、なんだかあちこちで、食育、食育、と騒がしい。

…今、変換しようとしても、すぐには変換できなかったのになー。「食」を「育てる」って何?という感じで、耳新しい新造語だったと思うのですが、ネット上をさまよっていると、「朝ごはんを食べないと」みたいなことを、学校で言われてくる小学生が増えたとか。しかも、「パンよりご飯とお味噌汁」みたいな余計なおせっかいまでついてくるとか来ないとか?

昨今の、複数の省庁にまたがる法律の例に漏れず、これも「えー、どこが所管するのー?」と思っていたら内閣府に「食育推進室」だかなんだかが出来ている。これまた内閣府の常で、多分、中にいる職員は、各種関係省庁からの出向者なんだろうと想像するのですが。
教育だと文部科学省もだし、健康問題と考えれば厚生労働省、「日本の農産物を食べましょう!」で農林水産省、えーっと、あと、どこが絡むんだろう?

と、ネット上のヒトゴトとして眺めていたところが、我が家にも、届きました、お手紙が。

先日、保育所に迎えに行った帰り、車の中で「今日は何かお手紙あったー?」と何の気なしに聞いてみると(上の子たちは、お知らせプリントがあると、先生が「今日はお手紙があるから、お父さんお母さんに見て貰ってね」と言われてくるらしい。プリントは、専用のおたよりバサミに挟んで通園かばんに入っています。)息子が「うん、大事なお手紙があるよ。あのねー、朝ごはんをちゃんと食べましょうだって。朝ご飯を食べないと、元気に遊べないんだよ。」

おおー、これが噂の「食育」かあー、と、帰宅してさっそくプリントを拝見。「早寝・早起き・朝ごはん」と題して、生活リズムを整えることの大切さやら、朝ごはんの大切さを説いている。

朝食の大切さに異議をさしはさむつもりは毛頭なく、生活リズムが不規則なのも、子どもの健全な成長にはよくないだろうね、そりゃあ、と思う。
…だけどねぇ。そーんなことまでお上に指導されなきゃならない世の中なんだろうか?みたいな気分が残るのも事実。
まして、うちの子が貰ってきたプリントはそうでもなかったけれど、ネットで見た話では「ご飯と味噌汁がいい」みたいな話をされて、毎朝ホームベーカリーで焼きたてパンを食べているおうちの子どもが「パンは良くないからご飯に替えて!」と親に意見した、なんてのもあった。

自分の子どものころを思い返しても、子どもって、特に低学年の子どもなんて、純真に、先生の言ったことを「そうなんだ、そうでなきゃ!」と受け止めるような気がする。
もちろん、年を重ねるにつれ、少しずつ、大人の言うことを疑い始めもするけれど、「常識を疑うこと」は大切だし、そういうスタンスを身に着けなければ大人になれないとはいえ、「先生の言うことだって絶対じゃないんだよ」なんてこと、親が言って聞かせるのもこれまたどうかと思うし。
学校が「荒れている」一因として、先生が尊敬されなくなったことを挙げている人がいるけれど、それはまたもっともな話だと思う。もちろん、とんでもない教師がいたり、ひどいことを言われたりされたりすることがあったときに泣き寝入りしたくはないが、基本的に、年長者であり、物事を教えてくれる人を尊敬する姿勢なくして、秩序ある学校なんて保てやしないだろう。

…だからなぁ。あんまり個々人によって違うもの、何が正解、とは言いにくいものを、「これがスタンダード」みたいに教育されちゃうとやりにくいんだけどなぁ、と思う。
昨今の「愛国心」なんてのもそうなんで。個々人の心の中にあること、プライベートな生活に属するものに、学校が踏み込むことって、学校がみんなに尊重されないものになっていくことに、なおいっそう拍車をかける気がするんだけれど…。

正しい生活習慣やらなにやらを、小さいうちから教え込まないと、という考え方もあるのだろう。親のしつけに任せておいては、どんどんひどい家庭が増えている、と。

でも、そこで安易に「学校で、みんなで教育だー」ではなく、そもそも何が原因で、生活の乱れなりなんなりが(それが存在するとして)起こっているのか、どうしたらそれを取り除けるのか、って方を考えないとどうしようもないと思うんですがねー。
コンビニだのスーパーだの遊興施設だのの24時間営業を禁止する(20時ぐらいまでにする)だけで、早寝する人って増えるかもよ?(そんな単純じゃないか。)
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by mmemiya | 2006-06-11 14:43 | 子育て、子育ち | Trackback | Comments(0)
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