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「パリ症候群」て本、持ってますが…。住んでる人の話じゃ?

パリの現実に落胆、「パリ症候群」の日本人観光客 | Excite エキサイト

あら、昨日、vwpolopolopoloさんの所で見た話が、エキサイトニュースにも出てたとは。

太田博昭医師(パリ在住者には有名だと思われる精神科医)の書いた「パリ症候群」って本なら私、持ってますわ。確か、パリのジュンク堂で買った気が。
これによると、「旅行者が発病」っていうんじゃなくって、一定期間滞在している人が、っていう話だったように思いますが。(旅行者の話は、もともと精神の疾患のある人が、旅の疲れで、旅行最終地のパリで変調をきたす、というケースが紹介されていたように思います。記憶だけで書いてるんであれなんですけど。)
他にも日本人が多い地域(NYとかロンドンとか?ロンドンの方がパリより明らかに在住日本人は多いですよね)ではなく、なぜパリだけが特にそういう状況を引き起こすのか、ということも書かれていたように思うのですが(フランスへの憧れの問題とか、フランス人の気質とか)詳細はもう忘れてしまいました。

これ、1991年初版の本ですからねぇ。なんでまた今更、ディマンシュが記事にしたの?というのがちょっと謎です。
(「パリ症候群」って、Wikipediaにも項目があるぐらいだし、2004年にはリベラシオンも記事にして、翌年、それを元ネタに、朝日新聞も記事にしたそうだし。)

ちょっとタイトルを忘れてしまったんですが、似たような話を、アメリカ人向けに「フランスという異文化と上手に付き合うセミナー」みたいなのを開催しているアメリカ人女性も書いていたような気がします。つまり、フランス滞在が精神的な重圧になっているアメリカ人がけっこういる、というお話。(思い出した、「French or Foe」って本だ。)

私は、フランス以外の国に長期滞在経験はないんで、比較はできないのですが、フランス人の、日によってくるくる変わる機嫌に慣れるまでは、きつい時がありましたね。いつもは愛想良くあいさつしてくれるのに、いきなり超不機嫌、みたいな。ついつい、こちらが何かしてしまったのか、とか不安になるんですが、多分、関係ない。そう思えるようになるにはちょっと時間が必要でした。日本では、多くの大人が、よほど親しい間柄でもなければ、自己の不機嫌をあまりあからさまに他人に示さないよう努力してますから。そうじゃないでしょうか?
by mmemiya | 2006-10-25 22:45 | フランス関連