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La Lune Lunatique

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美味しい小説と料理の革命

朝、味噌汁を作ろうとだしをとりながら、さて、何を具にしようか、と辺りを見回す。
…また溜まってきたカブ、これを使うしかないわねぇ。

宮部みゆきの「初ものがたり」に出てくる蕪汁は美味しそうだったよなぁ、と思いつつ、赤味噌もないし、テキトーにカブの入った味噌汁を作る。
「初ものがたり」はもう、出てくるもの、出てくるもの、美味しそうなものばかりでうっとりだった。なんか、「宮部みゆきの江戸レシピ」なんてレシピ本も出ているそうですが。

小説に出てくる食べ物といえば、美味しそうで忘れられなかったのは、新井素子の「あなたにここにいて欲しい」の冒頭に出てきたミル貝のサラダ。あれはなんであんなに印象的だったのか。
貝は好きだったけど「ミル貝」って初めて聞いたからだったのかも。

ところで、はかせ鍋についてのコメントを色々頂き、はかせ鍋について見直していたところ、「キッチン革命」という本を知り、購入。あと、「フードプロセッサーでお菓子革命」という本も買った。

「キッチン革命」の方は、要するに、料理は100度でぐつぐつするのではなくもう少し低い温度で作る方が美味しいものがある、ということで、「適温料理」を提唱した本。はかせ鍋は、何も、ガスの節約やら料理の保温やらを主眼とした鍋ではないのだそうだ。
特に、ほうれん草は85度で茹でると最も美味しくて、シュウ酸のえぐみも出ないのだとか。どうも、はかせ鍋は、自己流で適当に使うのではなく、きちんと作者の指示通りに使って初めてその真価を発揮するものらしい。なにはともあれ、まずは試してみなければ…。
(そして、ホントに料理がめちゃくちゃおいしくなるのならば、我が家の20センチ鍋は24センチに買い換えねばなるまい、と、この本を読みつつ夫と話し合ったのだった。)

「フードプロセッサーで…」の方は、既に有名な本だと思うけれど、なぜ買ったのかといえば、この本で使われているフードプロセッサーが、うちのものと同じだから。
ここでクイジナートなんかが登場していたら、「きっと国産とはパワーが違うかも…」と思ってしまうんだけれど、我が家と同じナショナル製となれば、「そうか、やってみよう」という気になるんですよね。

オーブンも無事、修理を終えて戻ってきたことだし、何か一つぐらいやってみようかな。タルト生地とか、スコーンとかが、とても簡単にできるらしい。スコーンは一時期、毎週のようにつくっていたけれど、最近はとんとご無沙汰。タルトなんて、自分でつくろうなどと考えたこともない。もともと、お菓子作りに夢中になった少女時代とか、なかった私なので。

クリスマスが来て、、1月には相次いで自分と夫の誕生日、そしてバレンタイン。私にしては1年の中で珍しくお菓子作りが続くシーズン。いつの間にか、ずいぶんお菓子作りの本も買い貯めてしまったので、そろそろ、ほんとにちゃんと活用しないと、ね。(さすがに、夫があきれ始めている気配を感じるし…)
by mmemiya | 2006-12-09 11:02 | 料理のこと