La Lune Lunatique

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駿河の国にあるなる山なむ

先週、久しぶりに子ども達を図書館に連れて行って本を借りてきた。
息子は最近、「なぞなぞ」にはまっていて、なぞなぞの本をたくさん。
娘は怖がりのくせに、何を思ったか「ゆきおんな」なんてのを借りている。多分、目に付くところにおいてあったから、なんだろうけどさ。

ちょっと遅くなってしまった日は別として、普段は寝るときに、本を1冊ずつ読むか、お話を一つずつ、ということになっているのだけれど、本を持たずに夫の実家に泊まった正月、さて、何の話をしよう、という段になって、ふと思いつき、「日本の昔の神様の話をしてあげようか」と言うと、息子が「どんな話?」と聞くので「イザナギ、イザナミとか・・・」と言ったら、「知ってるよ。火の神様が生まれたせいで死んじゃうんだよ」ときた。なんでも、保育園で、お昼寝の前に「テープで」聞いたんだそうだ。
しばらく前には、やはり「テープで」三蔵法師の話を聞いた、と言っていたので、さすが仏教系保育園、と思っていたのだが、日本神話もかぁ。まぁ、仏教と神道の分離なんてのは比較的、最近のことなんだし、別に不思議はないかもしれないのだが。

で、「他のお話は?」というので、「ヤマタノオロチという怪物をスサノオノミコトが退治して、そこから出てきたアメノムラクモノツルギで、後になってヤマトタケルノミコトが、草原で火をつけられたとき…」と言ったら「知ってるよ、ねずみが出てきて助けてくれるんだよ」。
ねずみ?ねずみなんて出てきたっけ?あそこで彼が助かるのは、叔母の倭姫がくれた火打石のおかげで、それでそれ以降、その剣は草薙の剣になって…と不思議に思いつつ、後になってネット検索してみたら、草原で火をつけられてネズミが助けてくれて、というのは、大国主命の話なのですね。これは私、知らなかった。

まぁ考えてみたら、ヤマトタケルノミコトの話、というのは、神話とはちょっと違いますしね。神話に対する英雄譚。ギリシャ神話で言ったらオデュッセイアみたいな、北欧神話で言ったらエッダに対するサガみたいな、というか。そもそも、偉そうに書いてるけど、私自身、ヤマトタケルの話なんて、小学生向けの学習事典(確か「ジュニア・エポカ」というシリーズ)で読んだだけのものなので、草原で追い詰められるのと、弟橘姫が身を投げるのと、伊吹山で力尽きて「やまとはくにのまほろば…」のとこしか覚えてないし。
(ちなみに、この学習用事典で世界と日本の名作文学のあらすじ、というのをいっぱい読んだので、未だに、実は読んだことないがあらすじだけ知っている、という古今東西の名作がいっぱいあったりする…。あらすじだけ知って、実際に読もうという気持ちにあんまりつながらなかったので、あれは失敗だったかもしれん。)

またある日、寝る前のお話で、娘が「かぐや姫」をねだったので、かぐや姫の話をしてやり、最後に「姫は月に戻っていったのでした、おしまい」みたいな感じで終わりにしたら、息子が「違うよ、富士山で薬を燃やすんだよ」。
そうね、確かに「竹取物語」はそうやって終わるけどさ、と、遠い昔に古文の授業で習った「駿河の国にあるなる山なむ この都も近く・・・」が蘇ったが、普通、子ども向けのかぐや姫のお話って、そこまでいかないと思うんだよね。これまた、保育園にそういう絵本があるらしいが、いやー、なかなか、古典教育に熱心な保育園らしい…。
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by mmemiya | 2008-02-09 21:16 | 子育て、子育ち | Trackback | Comments(0)
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