La Lune Lunatique

mmemiya.exblog.jp
ブログトップ

大きくなったらなんになる

数日前、保育所からのお便りがあった。地元のケーブルテレビが、年長組に「大きくなったらなんになりたいか」みたいな取材に来るので、ご家庭でも、お父さんお母さんのお仕事や、将来やってみたい仕事などについて話し合ってみてください、との内容。

昨年は「ゲキレンジャーになりたい」と書いていた我が息子、いったい、今はなんと答えるのやら、と思って話を振ってみたが、なかなか「うーん、分からん」という答えしか返ってこない。収録も終わった、という日になって、再度聞いてみたところ、「僕はパンが好きだからパン屋さんになる」との発言が。うーむ、誰かに影響されたかねぇ、と思いつつも、「パン屋さんは朝早いんだから、早起きできるようにならないと」とか言ってしまった私。(うちの息子は寝起きが悪いのだ。)
あとで夫に「Kはパン屋さんになりたいんだってさ」と報告したら、全くおんなじこと夫からも言われてましたわ(笑)。

娘は兄ちゃんがパン屋さんになったら、クリームパンを作ってほしいらしい。
そんな娘は昨年は「おいしゃしゃん」になりたかったのだが、今は「かしゅ」になりたいのだそうで、今度の誕生日に欲しいものは「キティちゃんのマイク」なんである。まぁ頑張ってくれ。

自分がこんな年頃に、大きくなったら何になりたかったかなんて、もう覚えてやしないんだが、小学校2年生の時の文集には「作家」と書いてたな。3・4年生ぐらいの頃はスチュワーデスになりたいとか言ってたような記憶があるし、6年生の時は「学校の先生」だった。
中学から高校にかけて…児童文学の翻訳者になりたかった、らしい、そういえば。高校3年生の頃は言語学の研究者になりたかったんだっけ。
・・・そのどれにもなりませんでしたねぇ。

そういえば、20代半ばの頃、もはや「大きくなったら××になりたい」ではないわけだが、いーよなー、と思っていたのは「ホテル評論家」だったな。別に、本気でそうなりたいと情報を集めたり行動したりしていたわけでは全くないんだけど、だって、あちこちのいいホテルに泊まって、好き勝手なこと(失礼)書き散らかしてて食ってけるなんて羨ましすぎ。もっとも、一体、そんなことだけで食っていける人間が、果たして日本に何人いるのか、ってか一人でも本当にいるのか、という話はありますがね。

「大人になる」というのは、多くの人々にとって、<自分がものすごく特別な人間では全くなく、どこにでもいる、そして仕事上でも誰とでも取り替えがきく程度の人間である>という事実を受け入れ、なおかつ、それでもなお誇りを持っていきていけるようになること、ではないのかなぁ、と漠然と思うのですが、なにしろ現代ってのは、テレビとか色んなものがありますからね。小さなムラの中で誰もが同じような生活をして一生を送っていた時代と違って、何か、自分が、特別なものになれそうな錯覚に満ち溢れてるじゃないですか。だから難しい時代だよねぇ。そんな錯覚をうまく卒業できなくて、つまり現実と折り合いがつかなくて、色々とつまづいている人が多いような気がする。

はてさて我が子は、いったいどんな大人になりますのやら。
[PR]
by mmemiya | 2008-05-22 22:38 | 子育て、子育ち | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://mmemiya.exblog.jp/tb/8164733
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。