La Lune Lunatique

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生き物を大切にするのは大事だが…。

いつものように一週間が始まり、帰宅して食事の支度をしていると、息子が外から三つ葉を数枚摘んできて、「お母さん、三つ葉とって来たよ~」と渡してくれた。

と書くとなんでもないようだが、我が家の三つ葉って言うのは、油断するとどんどん大きくなって、「こんなのが三つ葉なの…?」と驚愕するようなサイズになる。息子はよりによってでかいのばかり選んで取ってきたので(大きい方がいいと思ったんだろうねぇ)サイズはちょうど、子どもの顔ぐらいのもの。ここまでくると、固いは香りはないはで、残念ながら使えるシロモノじゃない。

んだけど、慌しかったのであまり説明せず、とりあえず夕食を作って(鮭のムニエル、茹でブロッコリー、にんじんのグラッセ、じゃがいもスープ、というメニューで、もともと三つ葉の入る予定はどこにもなかった)食べ終わった頃、息子が「今日は三つ葉使わなかったね、明日使ってね」と言いに来た。

で、申し訳ないけど、これはちょっと大きすぎて使えないなぁ、と話したら、「じゃあ、枯れちゃうよ、可哀想だよ」とみるみる涙ぐむ息子。いや、根っこは残ってるんだから、三つ葉は葉っぱを採ったって大丈夫なんだよ、と話したら、それを外に持って行き、地面に戻したようだが、何か言いながら外で泣いているので、夫が「うまく言えないけど、人間で言ったら髪の毛みたいなものなんだから」とかなんとか言ってなだめる。

まぁ、生き物のいのちを食べているんだから、ちゃんとありがたく残さず食べろ、と教えている手前、息子のこの反応(食べてあげなきゃかわいそう)は、正しい反応ではあるのだが、ううむ。

畑にとうもろこしやらトマトやらを植えて以来、帰宅するとそれまですぐテレビ!だった息子が、毎日率先して、水をやったり液肥をまいたりしている。これは親の私も正直驚くほど、けっして欠かさない。今日も、液肥をまいて(液体を薄めるところまでは私がやったが)そして三つ葉をとって戻ってきたわけだ。

んで、なんとかなだめて入浴した、と思ったら、なんと、風呂場でゴキブリが仰向けになってもがいていた。あー、そういえば、ゴキブリキャップ、もう一年近く交換していないと思うのだが、まだ効いていたか、と思いながら、それを始末したところ、「弱っているんだからエサをあげたらどう?」と息子。

昔、そういえばあれは、人間にそんなに大きな害を与えるわけではなく「不快害虫」であるだけだ、みたいな文章をどこかで読んだことがある。それが衛生学?的に見て正しい見解なのかどうなのか、ってのはよく分からないけど、まぁ、ばい菌を仲介するって、ゴキブリに限った話でもなかろうし。

しかし、エサをやったらもっと殖えるだけで、最後は人間の食べ物がなくなっちゃうよ、と説明したのだが、またしても息子、泣き出す始末。「これだけはあげる、こっちはあげない、とちょっとだけあげればいい」って、奴らとそんなコミュニケーションが出来たら誰も苦労しないわけで…。飼ってるわけじゃなく、野良だから困るんだって(違)。

息子は、蚊だけは血を吸われるから倒すが、他の生き物は全部、大事にしたいのだそうだ。ムカデも刺すよ、と言っておいたが、ムカデも可哀想、らしい。それはあんた、実害を知らないから言えることだと思うんだが…。

心優しいっつっても限度があらあな、と思いもするけれど、一方で、子どものころ、意味もなく虫をつぶしまくったり、ってことして、そのうち普通に大人になっていく子も大勢いるし、まぁ、いっときのことだろうな、と、静観するつもりではいるのだけれど、いやー、確か半年ぐらい前まで、ナメクジに塩かけたりしてたくせに、ねぇ。
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by mmemiya | 2008-06-02 22:54 | 子育て、子育ち