人気ブログランキング | 話題のタグを見る

La Lune Lunatique

mmemiya.exblog.jp
ブログトップ

パリ 1999-2001 食の記憶 その2

<フランス料理:家庭料理的な店など>

ラ・フェロヌリ
 パリ在住中、私が一番数多く出かけたレストラン。友達を連れて、家族を連れて、何度行ったかなぁ。ココは本当に、家庭料理、の店なんだけど、こじんまりとした店ながら、いつでも満席。予約しなければ、まず座れない。羊とか、牛の腎臓とか(これはちょっと美味しいとは思えなかった…)そして、つけあわせのグラタン・ドーフィノワとか。気の置けない友人を連れて行くならまずここ、みたいな所だった。

レ・ブション・ドゥ・フランソワ・クレール
 パリ市内に何店舗か店があったが、特に、お値打ちなワインで知られていた店。あと、高級店じゃないのに、食後にチーズがいっぱい乗ったシャリオ(手押し車っつーの?)がまわってきて、好きなだけチーズを選べる、という店じゃなかったかな。友人夫婦と一緒に行って、野うさぎを初めて食べて、普通のウサギと味が全然違うことに驚いたっけ。ジビエを食べたのは、多分、この時と、ロワール地方で鹿を食べたぐらいだな、私。鹿ってのも、ものすごい血の味というかなんというかで、ジビエの味ってなかなか難しいわー、と思った記憶あり。

レ・ブキニスト
 三つ星レストランを別に持ってたギィ・サヴォワのセカンドラインで、ちょっと洒落た雰囲気の中で、家庭料理を少しドレスアップしたような料理が食べられる店、だったように思う。上記とは別の友達夫婦と一緒に行った。カプチーノ仕立てのスープとか、あと、ブランダードを食べたのってココじゃなかったっけ。美味しかったです。

Velly
 とあるお客さんとご一緒した店なのだが、この店名を見つけ出すのは、なかなか苦労した。ゴーミヨでけっこう高い点を取っていた店だったと思う。ちっとも店名を思い出せないので、パリの地下鉄地図を睨み、「確かこの駅が最寄だった」と思い出し、それをたよりに検索をかけて、ようやくVellyという名を見つけ、「そうだ、これだー!」と思わず叫びました、はい。(いや、くだんのゴーミヨ、実家のどっかで眠ってるんだけどね…)キノコのヴルーテが美味しかったなぁ。ちょっと観光地とは外れてて、行きにくい場所にある店ではありました。

ル・ディ・ヴァン
 あの頃、メトロの駅に、週の初めに、A Nous Parisという名の無料の情報誌が置いてあったが、今でもあるんだろうか?とにかく、ろくにフランス語読めないくせに、だいたい、この情報誌はかかさず手に取っていたのだが(内容は、ちょっとした読み物記事のほかに、お薦めの新刊本とかCDとか、店の紹介とか、日本でもよくありそうな感じ。)ある日のこの情報誌のレストラン紹介コーナーに「ここを読み始めたあなた、最後まで読む前に、まず、急いでこの店の予約を取りなさい」みたいな書き出し(うろ覚えですが)で紹介されていたのがこのレストランだった。店名に「ワイン」が入っている通り、グラスワインなども含め、手ごろなワインの品揃えが豊富で、しかも料理も美味しいとくれば、そりゃ人気出るよね、って感じで、私自身は一度しか行っていないが、かなりの人気店だったと思う。

La gare
 「駅」という店名のとおり、かつては駅舎だった建物を利用したのだとか。アパートの大家さんに連れて行ってもらった店なのだが、なにしろまだフランスに着いて間もない頃で、とにかくまずは量に圧倒されていたような気がする。何を頼んでも、小さな小鍋みたいな容器にいっぱいのマッシュポテトがついてきて、これがその店の名物だった。気の置けない、というよりは、ちょっとお洒落して行くべき店、だったかな。

Bon
 これは高級店のカテゴリーの方に入る店なのか。話題の店でしたが、すみません、私には、フィリップ・スタルクの良さは皆目分かりません…。味の方も記憶にない。

ピエ・ド・コッション
 始めてパリに旅行した時、レアールの付近に泊まったので(今にして思えば、夜のお姉さんが並んでる通りなんかの近くだったんだよね…立地としてはなんとも…)その時も、この店には一度行ったと思う。その時は、生牡蠣を食べたんだな。歴史があり、建物なんかは一見の価値もあるかもしれないが、味の方はまぁね…。その後、フランス人のおじさんに連れて行ってもらったときは、店名どおりの「豚の足」を食べました。豚の足はまぁ美味しかったですがね。

Vin et Maree
 ワインと海の幸、ってな意味なんだろうか。これまたチェーンで何店舗か展開していましたが、とりあえず、魚料理とかを食べたい、という方をご案内するにはそれなりの味とそれなりの雰囲気があるのは確実だったので、重宝は重宝だったかな。

シャルティエ
 かのエディット・ピアフも食事に来たことがある、という歴史と、あと、特筆すべきは値段の安さ。その代わり、当然ながら、味に過大な期待はできません。建物は古きよきパリをなつかしむよすがにはなるのかも。

Bubbles
 オペラ座のそばだが、周囲の喧騒が嘘のような、車進入禁止の場所にあったシャンパンバー。(って、今もあるかもしれないけど。)シャンパンがグラスでいただけるのはもちろん、料理の方もかなり充実していて、好きだったんだけど、オペラの帰りは、一人の場合、時刻を考えると、どこかで夜食をとるよりは急いで帰りたかったので、ほとんどこの店に寄ることはできなかった。返す返すも残念。

Le Cap Vernet
 これまた、確かギィ・サヴォワのセカンドラインで、こっちは魚介類がメイン。なにしろ、凱旋門のすぐそばって立地だったので、観光帰りの食事に良かったんで行ったんだよな。冬の定番「海の幸の盛り合わせ」(牡蠣を初めとする生の貝類や、茹でた海老なんかがもんのすごい量出てくる)をその時は食べたように思う。これは鮮度さえ良ければ、どこで食べたから味付けが素晴らしい、ってもんでもないよね。

Le Bar a Huitre
 海の幸つながりで思い出した、店名はその名も「オイスターバー」。チェーン店で、市内に何店舗かあったけど、とにかく、確実にブロン(丸い貝殻のフランス特産牡蠣)が食べられることは確かで、牡蠣目当てで行ったことあり。日本語メニューも置いてあった。
by mmemiya | 2008-06-30 23:47 | フランス関連