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La Lune Lunatique

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書き留めて忘れたことども

過ぎ去ったことってのは、書き留めておかないと、本当にすぐ、忘れてしまうものですね。
いや、メモしておいたって忘れるんですが。

パリの記憶、レストラン編は怒涛の勢いで書き上げましたが、その後の旅行の記憶編に、なかなか手がつけられないのは、ゆっくり時間をかけて地図とか見ないと、どこへ行ったのかすら、既に忘却の彼方だから、ですね。

この間書いた、ブルゴーニュ編以外、旅のメモなんてのは、全くと言っていいほど残っていない。ただ、同じメモ帳で、ロンドンへ行った時の走り書きがありました。

そもそも、友人達が、ロンドン・パリ格安ツアー(宿泊と飛行機、ユーロスターだけついていて、現地では全くフリー、もちろん添乗員も食事も付いてない)というのでパリにやってくる、というのがこの旅行の発端でした。ところが、旅行日近くなって、急に、私に出張が入ってしまい、彼らがパリにいる間、私はスペインにいることに。あまりの申し訳なさに、出張前に休みを取り、ロンドンに飛んで一泊だけ友人達と行動を共にして、次の日の午後、私はロンドンからバルセロナに飛ぶ、ということにあいなったわけです。

・・・という顛末と、なんか、タワーブリッジとか行ったよなぁ、ってことはかすかに覚えているものの、この、走り書きのメモに残っていること、またしても、まーったくと言っていいほど記憶にない。

どうも、ウォータールーから、タクシーで、友人達の泊まっているホテルに向かったようですね。

あ、パリ在住中に、かなりの回数、ロンドンには行きましたが(パリに来た友人と日帰り、なんてのも含む)飛行機で移動したことはないです。空港までの所要時間とか諸々を考えると、鉄道でも、結局、かかる時間、大きくは変わらないと思うし、ヒースローの入国審査、イヤだし(笑)。
ユーロスターでの入国の方が、比較的審査は楽なんじゃないか、と思うのですが、パスポートを見返すと、見事に、イギリスへの入国スタンプって、執拗なほど同じページに押されまくってますね。入国回数多いと、要注意人物になるんでしょうか(笑)。一度、うっかり、入国の目的を「観光じゃない」と言ってしまい(いや、事実そうだったんですが)「もっと詳しく説明しろ」と、入国にてこずったことが、ウォータールーでもありましたっけ。結局は、私のフランス滞在許可証を見て「なんだ、フランス在住者か、それならいい」ってことになったのですが。

で、駅からタクシーに乗って、<タクシーの運転手さんと発音練習をした>と、メモにある。なんか、発音直されたんでしょうな。で、<ホテル周辺のレストランなども教えてもらう>と。ホテルにチェックインし、みんなと合流して、歩いて近くのレストランに行ったような記憶あり。トータルとしてはフランス語より英語の方がまだしも私、分かる筈なのですが、レストランのメニューだけは、場数の問題で、フランスのレストランのメニューは、そんなに凝った書き方じゃなければおおむね分かりますが、英語のメニューはよく分からん。このときもどーだったんだか。
で、<帰り、道に5時間以上迷っていたという日本人女性に会う。レストランのおじさんに、その人のホテルを探すのを手伝ってもらう>とあるが、これも、まーったく記憶にない。5時間迷っていた・・・・異国で大変なめにあったもんですねぇ。慣れない所では、ホテルカードを携帯した方がいいよな、やっぱ。

<朝食会場で通訳を頼まれる>というメモが続く。これまた、全く記憶がないが、わざわざメモに残したってのは、なんだったんだろうな。見知らぬ人にちょこっと便利に使われる、と言っちゃ言葉は悪いけど、そういうのは、異国ではけっこうちょくちょくあることで、わざわざメモに残したってのは、よっぽどのことでもあったのかしらん。

<ヒースローエクスプレスの駅は遠い>という一文で、このメモもまた、唐突に終わる。ヒースローエクスプレス使ったのは、多分、このときが初めてなんだな。

ここから読み取れる、今後の自分への教訓が二つ。

1.どこかへ出かけたら、なるべく、覚書を残しましょう。でないと、どこへ行ったか、何をやったか、何があったか、すっかり忘れてしまうから。

2.走り書きのメモではなく、なるべく、詳しい記録を残しましょう。断片的な記録からは、何の記憶も甦りませんから。
by mmemiya | 2008-08-12 23:13 | Voyage