La Lune Lunatique

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農業について関心を持つ、ということ

事故米関係で、少しブログなどを見ていたら、時々見に行く「新小児科医のつぶやき」というページで、農家のこうめさんが、「加工米」のことについて書いていらっしゃいました。
「農家こうめのワイン」というページも、割とよく見に行く所で、色々、勉強になるなぁ、と前から思っていたのですが、確かに、激安が売り物のスーパーで、ちょっと品質が…ただ安いことは安いよね、みたいな米を見かけるとは思っていましたが、色んなからくりがあるものですね。

私自身はサラリーマン家庭の生まれ育ちではありますが、地域柄、兼業農家がまわりにちょこちょこあるので(そういえば義理の姉の家は農家だな)こうめさんのページで書かれていること、例えば、農業従事者の年齢とかは、多少の実感を伴って読むことはできます。今の上司が兼業農家で米作っている人なので、たとえば田植え後のヒエへの対処とか、聞きかじってる部分もホンの少し補強できたりはしますが、なんというか、日本の農業問題って、どこから手をつけると改善されるんでしょうねぇ…。今からの対策で間に合うのかどうかすら私にはよく分かりませんが、だからといって無関心ではいられない。

夫とも話すのですが、たとえば「農業高校」ってのは、あれはどうなんですか。自分の同級生を思い返してみれば、農家の子が農業高校へ行ったわけじゃない。端的に言っちゃえば、普通高校に進学するには点数が足りないといわれるけど高校へ進学したい、みたいな層の受け皿になっちゃってるわけでしょ、日本の実業高校は。
で、農業高校で行われている授業がどれほど実践的なのかあるいはそうでないのかは全く知りませんが、たとえば、高校で学んだ結果、農業の面白さに目覚めたとしたって、農家の家の子どもでなければ、「新規就農」っつったって、会社に就職するようなわけには行かず、要するに自営業を起こさなきゃいけないわけで、資金がなんとかとか、色々、壁がありそうですよね。
(まぁ、農業生産法人とかで人を募集してるところが、ないわけじゃないかもですが。)色々、なんかヘンだよなぁと思うのですが。

農政は「ノー政」と書かれてました…。つい最近も、近所で、急に荒れだした畑があると思ったら、おじいさん(畑をやってた人)が倒れたそうで。我が上司も、息子さんは二人とも、兼業農家を続ける気は全然ないそうで。(お一人は遠い他県で医者だし、端からそんな気ないよね。)やれ自給率がどうこうとか言う割に、農業自体を国は、というか、我々は、どう考えているのか、が問われていると思うのですが。
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by mmemiya | 2008-09-25 00:20 | 日々雑感 | Trackback | Comments(12)
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Commented by okimuff at 2008-09-26 20:06 x
私は完全無農薬有機栽培の生産者から毎週お野菜を頂いて、20年近くになります。生産者が物凄い頑固者なので、野菜が全滅しようが決して農薬は使いません。そんな野菜を食べられることを幸せだと思います。自分達だけが、こうした安全な美味しい野菜を口にしていることがいいことだとは思えません。月に一度は生産者のところへ1時間車を走らせ、会員の分を運びます(当番制にしてる)。専業農家で私と同じくらいの年齢のご夫婦と跡継ぎの息子さんとでやってますが、農家の大変さは筆舌に尽くしがたいものがあります。彼らはお金を儲けるという事とはかけ離れた次元で生産してます。行けば農業に纏わる様々な問題を話してもらっています。食べているだけで無力な自分達をうらめしく思います。そんな野菜を食べさせ育てた娘は、この夏から、仕事で中国・・。
Commented by mmemiya at 2008-09-27 23:18
okimuffさま
無農薬栽培に関しては、色々と思うところが私もあるのですが、最大の問題は、収穫量が現行の栽培と比べて大きく落ちることのような気がします。世界全体で見れば、ただでさえ食料は不足しているのに、それに輪をかけてしまうわけですよね。難しい問題ですね。
Commented by みけ at 2008-10-02 14:22 x
私は農学部出身ですが、農学部は既に40年くらい前から理学部モドキです。ただし実学なので卒論だけは「~に応用できる」とか結論付けたりしますが(笑)、今は純粋基礎研究でもOKかも?です。農家の子は確かに少ないですね。卒業後も試験・研究機関に就職したがります。私も実習は一通りやりましたけど、農学科ではないので遊び程度でした。農薬も使ってたはずなのに撒いた記憶がないです(本当の農作業は技官がやってます)。
農学部的には、無農薬・無化学肥料農業というのは自己矛盾ですね。国立大学の農学部の設置目的は、生産性の向上、食糧の安定供給であるはずで、かつ農業経営がなりたつかどうかを考えると思います。まあ卒業生は東大なら役人、ウチみたいなとこなら研究機関を目指しますから、農業には直接役に立ってない学部かもしれませんが。
Commented by みけ at 2008-10-02 14:23 x
有機農法を行う人がいて農産物を買う人がいるのは『個人の自由』ですが、日本では経営的になかなか成り立たないのが現状ですね。
現在日本で許可されている農薬は、管理方法・使用方法・使用タイミングを間違わなければ、問題のない安全なものです。分解性も高くて、農薬が危ないと言う方は40年以上前の農薬のイメージなのだと思います。※今日のニュースで東大の農場で使用禁止の古い農薬を撒いてたなんてトンデモナイ話が報道されてました。
また、よく誤解されてますが、栽培植物は自然界のものではありませんから、ある程度守ってやらないと十分育ちません。「野菜が全滅」とは、農家にとっても野菜にとっても悲しいことです。胸が傷みます。
Commented by mmemiya at 2008-10-03 18:59
みけさま
みけさんは農学部のご出身でしたか。「農業高校」はともかくも、「農学部」は、端から農家とは無縁なところというか、「農業」とはあんまり関係ないところ?と思えます。私、結婚してみたら、配偶者の兄夫婦が農学部出身で、特に兄は農学の博士号を持っていて、ご他聞にもれず?研究機関で働いてますので、余計にそういう印象を持っているのかもしれませんが。あ、あと、「名称と乖離しているなぁ」と思うのは獣医学部も、ですね。獣医を開業する人なんて一握りでは?
栽培植物は自然界のものではないというのは、確かに一般人のあまり理解していないところかもですね。私も、たとえば、種は毎年購入しないといけない(栽培モノはF1なので種が採れない)なんてことも、割と近年、知ったことです。そのように我々は、かつての飢饉だらけの不安定な供給しか得られない栽培方法を洗練させてきた、という理解でいいのでしょうか?
Commented by okimuff at 2008-10-06 23:12 x
野菜は栽培植物だから・・という件、成程と納得はするものの、無農薬有機で、あれだけ生産できるのであれば(一番大変なのは除草らしいです)農協の指導のままに、農薬を使わなくても出来るはずと思ってしまうのは浅はかなのでしょうか。見かけのためではなく、ほんの少し使うことで経済的なことがうまくまわるのでしたら、それでいいとは思うのですが、その程度が難しいのでしょう。うちの生産者は、種も自分のところので採っています。これらの農法があまりに大変で、時々奥さんが音を上げてます。実はうちの娘も農学部卒。
でも使える知識は私のほうがありそう。
Commented by mmemiya at 2008-10-07 20:57
okimuffさま 農学部出身者がけっこうあちこちに(笑)。
除草はそりゃ大変でしょうねー。野菜が育つ豊かな土は、間違いなくその他の草も大きく育てるでしょうし。
このところ、通勤途上で、稲刈りのせまる田んぼを見ていると、稲を育ててるんじゃなくってヒエを育ててるのか?みたいな田んぼを見かけたりします。田植え後の早い段階でうまいこと農薬を使うと比較的ヒエの対処も楽、みたいなことを聞いたのですが、農薬を使うこと自体も、使う時期とか量とか、漫然とやればいいものではないでしょうから、使うこともまた大変なのでは、と、愚考します。
Commented by みけ at 2008-10-08 11:25 x
今流行りの?農学部出身みけです(笑)。
私はそんなに詳しい方ではないのですが、正直、化学肥料は使わなくてもできるのではないか、と思います。ただ、ものすごい労力をかけてまで、除草剤を避ける理由はよくわかりません。
okimuffさんのお話で「採れた種を使う」というのは、驚きでした。そんなことをしたら、形質がバラつき、できるものもバラバラになるのでは?原種に近い品種を選んだ方がよいのではないでしょうか。お嬢さんはなんとおっしゃっているのか、気になります。

獣医の友達はたくさんいますが、開業は確かに少ないですね。第一の理由は、開業費用が莫大だからでしょうが、別に働く場所がいろいろあるのも確か。私から見るとペット獣医は儲かるかもしれないけど、ナンダカなという気はします。
農業高校は、家庭教師をしていた子が進学しました。そして酪農の大学へ。卒業後はもともとやっていた芝居の世界に戻りました。酪農・畜産関係は、ワリと若い女の子に人気があるらしく、農水省の図書室で閲覧したのですが、専門雑誌の表紙は毎号女の子の写真です(笑)。
Commented by 通りすがり at 2008-10-08 12:42 x
結局、高校や大学で農業勉強しても、農業に就職できないですよね。
農業法人ってのはボチボチ動き始めたみたいですが、まだ規制が多くて自前の農地すら持てないし、個人で農地を手に入れようと思えば、もっと大変。
農地って、まともに流通していないんですよ。
そりゃあ、ミスマッチが起きて、耕作放棄地とか増えるのも当たり前な気がします。
Commented by mmemiya at 2008-10-09 22:45
みけさま
酪農が若い女の子に人気。それは全然知りませんでした。
獣医さんは、確かに、働く場所が色々ありそうです。昨今、食品偽装なんたらの話題も多いですが、厚生労働省あたりで食品安全行政をやっている人(検疫所の検疫官なんかも)が獣医さんだったりするのは、最初は訳が分かりませんでした、私。今ではちょっとは判った気がしますが、多分、人に上手く説明することは出来ません。

通りすがりさんのおっしゃる、農地が手に入らないってのは、新規就農で多分、一番大きな壁の一つですよね。農業委員会の存在って今のまんまでいいものなんでしょうかね。
Commented by okimuff at 2008-10-10 00:36 x
mmemiyaさんの、この場をお借りして、「みけさま」へ。
うちの生産者は、コメも毎年自分の所のを翌年のためにとっておきます。もちろん他の作物も。市販のものでは、もうその種自体が農薬に汚染されているというのです。自家採取ですと、品質に問題が出てくるので、おそらく考えの一致している同業者と協力しているのでしょう。生産された作物の形質の「ばらつき」というのはどういうことかよく分かりませんが、普通にまともな野菜が出来てますよ。
うちの農学部卒の娘は、何を学んできたのか、何も分かってませんよ。園芸専攻でもありましたし。あー、国のお金を無駄使いをしてしまったのかもしれません。因みに今、香料関係の会社に勤めてます。
確かに農地の問題ありますね。私の知人で国有地をただ同然で借りていた人が、突然出て行ってくれといわれ、移動を余儀なくされてましたっけ。せっかく作った畑でしたのに。
Commented by みけ at 2008-10-13 12:56 x
(mmemiyaさん、私もこの場をお借りして、okimuffさんとおしゃべりさせてくださいね)
「形質がバラつく」ですが、メンデルの法則をご存知でしょうか。品種とは好ましい性質が出やすいように作ったものなんです。それを掛け合わせると、隠れていた好ましくない性質が表に現れてきます。実際にはメンデルの法則より複雑なものですけど。
農学部はどういうわけか、生物好きと化学好きがいるようです。私は化学は苦手なんですけど、okimuffさんのお嬢さんは香料の会社にお勤めでしたら、きっと有機化学が得意でいらっしゃるんですね(羨ましい・・笑)。
「国のお金の無駄遣い」については、私も同罪です。旧制大卒のウチの父なんかは「働くことが国へ返すことだ」なんて言ってました。お嬢さんは立派に返してらっしゃいますよ。
国立大志望動機の一つが人数が少ないこと、理系なのに学費が割安なことでしたが、設備はヒドかったですねー。化学系の友達の生物実験に立ち会った時、ピントを合わせようとしても、ずるっずるっと滑っちゃう顕微鏡しかなくて。私が生まれた年の刻印がされている鍬もありました。今もあったらどうしよう(笑)。