La Lune Lunatique

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カテゴリ:フランス関連( 23 )

ビズという習慣

子どものほっぺにちゅ!をする母が、私だけではないと知って安心しました(笑)。しかし、保育所でのお別れ時にそれやってる母は、やっぱり多くはないんじゃないの?という気もする。
ブラジル人のお母さんが、投げキッスしてるのなんかも見るけどね。

ちなみに、娘と私がやっていると、息子も(ちょっともじもじしながらも)自分もやって欲しそうにします。小学2年生、まだまだ可愛いもんです。(まぁ、うちの息子は、人前で未だに抱っこをねだる甘えたがりですが…。)

ちなみに、私と娘は、たまに、「フランス人のあいさつ」もやります。左右のほっぺにそれぞれキスする奴ですね。キスと言うか、頬と頬を軽く触れ合わせて、口で音だけ出したりもするんだけど。このあいさつをフランス語では「ビズ」と言います。
いわゆる「ハグ」は、少なくとも私は経験ない。あれはアメリカっぽい気がしますがどうでしょう。

じゃあヨーロッパならどこでもビズをやるか、というとそうでもなく、ドイツ人は、家族以外の人とはこの種のあいさつを(めったに)しないそうです。ドイツ人がこのフランス人の習慣を、さも軽蔑しきったように語るのも聞いたことあります。
検索してみると、北欧もあんまりしないらしい。イギリス人もあんまりしないのかな?なんとなく、判るような気もしますが。

国によって、回数も違うそうな。パリでは通常、左右1回ずつの計2回だと思うんだけど、フランスでも南の方へ行くと回数が多いとも聞きます。実地に確かめたことはない。(ネット上には県別の回数統計があった!けど。)オランダは3回だとか。

フランスでは原則、男同士はやらないと思いますが(女性同士、男性と女性では、親しければ普通のあいさつ)これも、南仏では男同士でもすることがあるとか、アラブの人は男同士でもやるって聞いたな。ネット検索すると、イタリア人も男同士でもするそうです。

あと、どういう時にするのか、ってのも、国というか文化によって微妙に違うみたい。「久しぶりに会った時」なのか、「毎日会ってても毎日」なのか。フランスは後者の方ですな。ホームパーティなんかの場合だと、まず、最初にようこそのビズ、帰りにさよならのビズ、とかね。私はフランスの会社の状況を良く知りませんが、通常、出勤してきたら同僚とビズ、帰宅する時もビズ、らしいです。毎日毎日。

誰とするのか。あんまり、初対面ではやんないですかね。でも、友人の友人だったりすると、初対面でもありかも。若い人だと特に。

あとは、右から来るか左から来るか、たまに戸惑う時もあります。大抵の人は右からじゃないかと思うが、フランス人でもまちまちのような。ハンガリーは左からだと、これまたネット上に書いてありました。そうだっけ?ハンガリーの女性とは、何回かビズしたことあるけど、思い出せないな~。(脇で見ていた日本人男性が驚いていたことだけをはっきり覚えている。この日本人男性、アメリカ生活経験がある人でしたが、アメリカではやらないのかな?ハグせず頬と頬だけ寄せ合うってのが、逆に妙な感じだったりするんだろうか。)

実はね、その文化圏に暮らしてる人にとっても、けっこう、難しいらしいですよ、適切なあいさつ。
youtubeをbiseで検索すると、色々面白いものに出会えました。フランス語のものがほとんどなので、分かりにくいかもしれませんが、こんなのとか、面白かったです。



これはまぁ、とりわけ外国人は戸惑うものだ、って話なんですけどね。
4点、問題があります、と言ってます。「いつ」「誰と」「どうやって」「何回」。特に「何回」はフランス人にとってもけっこう難しいらしい。そういう意味では、我々は「外国人ですから~」ってのが通用する分、気楽でいいかも。

追記:英語交じりなので、こっちの方が雰囲気が伝わるところもあるかな?パリは4回、ってのは、えー?という感じですが。


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by mmemiya | 2010-06-20 21:34 | フランス関連 | Trackback | Comments(6)

料理本を引き立てる写真

ブログめぐりをしていて、なんとなく、フランスの料理本が欲しくなり、アマゾンフランスを検索してみた。日本の料理本もいい加減に自粛しなきゃならないのに(いや、さすがに最近は控えている…つもり。)フランスかよ、って感じですが、いやー、驚きました。

少なくとも、私がフランスの書店で本を探していた2000年ごろには、フランスの料理本は、日本のものほど写真に気を使っていなかったと思う。ほとんど写真のない本も多かったし、私がフランスで購入した料理本のうち、ダノン社が出していた本は(現在は絶版の模様)、フランスの料理本にしては写真が綺麗だから、という理由で購入したものだった。あとは、ジョエル・ロビュションの3冊セットと、サラダの本一冊、ソースの本一冊、ぐらいしか買ってないなぁ、レシピ本。

で、今回、検索してみたら、なかなか素敵な表紙の本が多いのですよ。Bases de la cuisine(料理の基礎、ってこと?)という分類の売れ筋ランキングを見ると、1位と3位がパン作りの本。ほおほお、フランスでもホームベーカリーみたいなの、流行ってるの?2位と6位がVerrinesの本。グラス(ガラスの器)を利用した…って感じかな?とちょっと検索してみたけれど、やはり、グラスに盛り付けたデザートを指すようだ。
へええ・・・と思ってそのランキングを見直して、別なことに気づいた。日本人の名前がいっぱいある!著者の方ではなく、写真の方。25位までのうち、1位の本にはHiroko Mori とあり、2,4,6,7,11,21位の本にはAkiko Ida という名がある。検索してみたところ、井田晃子さんという写真家の方だそうだ。

料理本を魅力的にするには、写真の力って大きいですよね。パリ在住の日本人写真家って、勿論、たくさんいらっしゃると思うんですが(向こうにいる間にネットを通して知り合った人で、当時は日本の会社員だったけど、その後、パリで写真学校に入って写真の道に進んだ、って人もいたなぁ)異国でこれだけ認められている、って、すごいなぁと感心。

あと、Sophie Dudemaine という人の本が2冊もランク入りしている。ソフィーのスープ、ソフィーのタルトとサラダ…何者なんだろうな、この人。

まだアマゾンフランスには注文してはいないのですが、うう…なんとか自制しなければ。ば。
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by mmemiya | 2008-12-15 23:05 | フランス関連 | Trackback | Comments(0)

フランス 1999-2001 旅の記憶 その1

 生まれて三度目の海外旅行で、正月、パリ&ロンドンをまわった。ホテルも自分の手配、いわゆる「個人旅行」。特にロンドンが気に入って、同じ友達と、その年の夏には、今度はイギリスの田舎めぐりをした。
 そのとき泊まったB&Bの一つで、宿の主人に、「前にイングランドに来たことはあるか」と聞かれた。で、「ロンドンに一度、来たことがある」と応えたところ、そのご主人は「ロンドンはイングランドではない」と言った。

 その時には、それはどういう意味ですか、なんて突っ込みはそれ以上しなかったので、彼の真意はもちろん分からないのだが、なんとなく、言いたいことは分かる気もする。
 それでいくなら、パリもやっぱり、フランスじゃない、んだろうか。そうは思わないけれど、パリ抜きでフランスについて語ることも意味がないように思える一方、パリだけを見て、フランスってこういうところなのか、と思うのも、ちよーっと違うんじゃないのかな?とも思える。

 フランスには、カリブ海に浮かぶ海外県なんてのもあるが、そうした海外4県を含め、日本語で普通「県」と訳される地方の単位が、ちょうど100個ある。
 それらを仕事の合間に全部まわろうというのは、さすがに2年ちょいの滞在では無理があったため、それよりもうひとつ大きい単位である「州」あるいは「地方」と呼ばれる地方自治体単位22箇所をまわる、というのが、滞在途中からの私の目標になった。なにしろ最初のうちは、生活に慣れるだけで精一杯で、旅行なんてする余裕はおいそれとは生まれず、結果として、滞在最後の方の週末は、半分以上、意地のような日程で埋め尽くされていたことが、今、手帳を見返すと改めてよく分かる・・・。

もう、細かい部分は覚えていないのだが(たとえば今回、一つだけ、旅行中のちょっとした日記が出てきて、えー、そんなことあったっけ、と、自分でもびっくりした)おぼつかないフランス語で色々な失敗を繰り返しつつも(だいたい、田舎を一人で公共交通機関でまわる、ってのは、それだけでけっこう大変なのだ)、Routard(「地球の歩き方」みたいなガイドブック。)片手にまわったフランス各地のことを、ちょっとずつでも思い出せるといいなぁと思う。レストランについて、書いてるうちにけっこうあれこれ思い出したように。
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by mmemiya | 2008-07-04 23:10 | フランス関連 | Trackback | Comments(0)

パリ 1999-2001 食の記憶 その6

<各国料理:アジア以外編>

<クスクス>
 フランスは白人の国、と思ってフランスへ行くと、人種の違う人が大勢いて、けっこうびっくりするかもしれない。アフリカには、旧植民地がたくさんあるからね。サッカーのフランスチーム見たって、アフリカ系の人だらけでしょ。
 北アフリカのパスタ料理(って、麺じゃなく、小麦粉が粒みたいになっているわけだが。)クスクスは、そんなわけで、フランスじゃ学校給食にも出たりするらしい。日本で言うカレーライスとかラーメンみたいなものなのか。よく知らないけど。
 ボリュームはすごいけど、基本的には、日本人の口に合う料理なのでは?と思う。クスクスというそのパスタに、トマト味の煮込み肉なんかをかけて食べる。(パスタの名も、料理の名もクスクス。)

Chez Omar
 日本のガイドブックによく出ていたので、日本語メニューがあったかな。ボリュームはありすぎるほどでした。片言の日本語で対応してくれる元気なおじさんがいたような。味は美味しかったと思う。

 他にも何箇所かでクスクスは食べてる筈だが、店の名前が思い出せないのばっか…。9区か10区の、昔ながらの商店街沿いにあった安食堂風の店(失礼!)。普通に美味しかった、と思う、けど、わざわざメトロに乗って食べに行くような場所でもなかったよなぁ。

 ドイツ在住の日本の子が来た時、一緒に行った店はどこだっけ…。歯が痛くなるほど甘いアラブ菓子を食後に食べた、こちらはけっこう立派な内装の店でしたが。


<イタリア料理>
 最近は改善されている、とかいう話だが、フランス人は全般に、パスタを茹ですぎる。なんによらず、柔らかい食感のものが好きらしい。そこらのカフェなんかで、なまじメニューにあるからとスパゲッティなんか頼むと、へこむことになりかねなかった。(似たような理由で、カフェで紅茶を頼むのもお薦めできなかった。)
 在住日本人の間でも、ちゃんとアルデンテのパスタが食べられるイタ飯屋についての情報交換、ってのはけっこう盛んだったらしい(私はあまり交友がなくてよく知らないけど…)。イタリアってフランスの隣なのに、ねぇ。イタリア系移民もいるのに。
 で、イタ飯屋にはあまり詳しくない私がかろうじて覚えている店。

I golosi
 イタリア食材店も兼ねていた店。例の、パリで買ったガイドブックで見つけた。実は、白トリュフの時期に、それを一度食べてみたくて行ったんだけど、メニューになかった。残念。でも、食事もイタリアワインも、なかなかよかった、と思う。パスタ屋さんじゃなく、もうちょっとちゃんとした食事の店、って感じだった。

名前の分からない小さな店
 パレ・ロワイヤルの近くにあった、本当に小さなイタリア料理屋。親父さんが一人でやってて、おかげで、料理が出てくるまでにすごく時間がかかったので、決して急いでいる時に行ってはいけなかった。ただ、お値打ちで、味は美味しかったんだけど。たまにしか行かなかったが、行くといつも、「誰かバイトしてくれる奴はいないか」みたいなことを聞かれたような。まだあの店はあるのでしょうか。
 なぜか、パレロワイヤル界隈って、けっこうイタリア料理屋があったけど、ここは多分、ネット検索して出てくるような大きな店じゃないんだよねー。忘れがたい店の一つではあるのですが。
←追記:最近、名前が判明しました。日本の超有名イタリア料理店と同名。La Bettraという名前でした。おじさん、まだ、店やってるだろうか。

Passage Choiseulの軽食堂
 えーっと、イタリア料理だったよな?お惣菜系がずらっと並んでて、持ち帰りか、店で食べるかする、セルフの店が、私のフランス滞在の終わり頃、このパサージュの南の端辺りにできた。お値打ちで、味はそこそこ、ボリュームまぁまぁ、みたいな店だったかと思いますが、けっこう、店の移り変わりも激しい場所だったので、今頃はどうなっているやら。へえー、こういうタイプの店で、ヴェトナム料理屋じゃない店もあるのねー、というちょっとした驚きはありました。
そういや、このパサージュ、ベーグルの店もあったな。

 そのほか、レバノン料理なんてのも、日本から来た子とガイドブック片手に行ったなぁ。おいしかったけど、店の名前や場所はさっぱり覚えてない。人のガイドブック頼りに、人に連れて行ってもらったような店っては、やはり、記憶に残らないものかな。

 ・・・書き出してみればけっこう長くなったレストランの記憶は、一応、これにて終了。また思い出したらちょくちょく追記はするでしょうが。
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by mmemiya | 2008-07-03 23:39 | フランス関連 | Trackback | Comments(0)

パリ 1999-2001 食の記憶 その5

<各国料理:アジア編>

<韓国料理>

前にも書いたけれど、多分、和食の次によく食べていた昼食は、韓国料理だと思う、私の場合。あと、ヴェトナム料理もありますが。
一番お気に入りだったのは、ランチ編のle pain quotidienのある、Marche Saint Honore に入っていくところにあった

KOOKIL KWAN
 という店。名前をなんて読むのかは、最後まで不明だった。っていうか入口にはハングルの看板しかないので、そもそもそこからしてさっぱり、である。
でも、中に入ると日本語の達者なおばさんがいて、いらっしゃいませ~って日本語で迎えてくれた。味もさることながら、ついつい韓国料理に足が向いたのは、外国語ばかりに囲まれて一人暮らししていたことへのストレスってのもあったのかもしれない。
 初めて行ったとき、定食とキムチを頼んだら、「キムチは定食についてきますけど」って言われてしまいました。そう、韓国料理って、色々、小鉢がついてくるんですよね。アジアの味でほっとするのと、野菜が色々食べられるのとで、理想的な外食の一つだったような気がする。なすのナムルが好きだったけど、あれはどうやって作るんだろう。冬の豆腐チゲも好きだったなぁ。

名前のはっきりしない店
 もう少し頻度は落ちるけどここもよく行ったもう一軒。確か、rue d'Antinの店だったと思う。もしかして、Sa Langというのだろうか、ネット検索したところでは。冷麺が好きだった。どちらの店でも、専用コンロで焼肉を食べる日本人男性をしばしばお見かけしましたが、私は焼肉にはキョーミなかったので、そちらの味は不明。

<ヴェトナム料理>
Le Moi
 これも前に書いたな。ヘミングウェイゆかりのハリーズバーの隣にあったベトナム料理屋。ちなみに、Iの上に、本当は点があります。だから、ル・モワじゃなくル・モイと読むんだな。
 席に座ると、まず、あの海老せんべいみたいなもの(名前知りません)が、かごに入れておいてあるので、それを食べながら、食事が出てくるのを待つのです。パリで買ったガイドブックで見て行った店なんだけど、一番よく通ったヴェトナム料理屋。夜はけっこう、凝った一品料理も出てたような記憶あり。

Le Santal
 ここも、職場に近かったので、たまに行きましたが、そうね、上品な味付けでしたね。あと、デザートの生マンゴーは美味しかった。ヴェトナム料理屋のデザートには、必ずと言っていいほどバナナの揚げた奴がありましたが、あれは何故なのだろう。

ラック・ホン
 日本のガイドブックによく取り上げられていたヴェトナム料理屋。職場からは遠いし、一度だけ行った。なんか、出てきたメモに「味はともかく、店員の態度が…」とかある。えー、覚えてないけど。日本語メニューがあったのと、蛙料理を頼んだら、「あんたは本当に日本人か、日本人は蛙食べない」みたいなことを言われた記憶はある。いや、蛙料理って、普通に美味しいと思いますけど。上品に食べるのは難しいけどね。

名もなきTraiteurたち
 いや、ホントはそれぞれ、名前はあるんだと思うけど。
 Traiteurというのはお惣菜屋ということですが、ついでに多少の座席があって食事もできる安食堂はお財布の味方でした。Traiteur/RESTAURATION RAPIDE なんて書いてありましたか。もうあんまりよく覚えてないけど。 
 Passage Choiseulというパサージュ(古い、屋根付きアーケード。凝ったつくりのところもあるけど、ここはおよそ装飾らしいものがない、庶民的なところでした)抜きには私のパリ生活は語れない、というほど、ほとんど毎日のようにここを通ってたんですが(まぁ、日本食屋の並ぶ通りと平行してる隣の道だったし。)この中に、2、3軒、そういう安食堂のヴェトナム料理屋がありました。入ると、料理の並んだショーケースがあって、その向こうにいる人に、料理を選んで伝える。Emporter(持ち帰り)かsur place(店内で食べる)かを聞かれるけど、持ち帰りを頼んだことはないんで、どんな容器に入るのかよく知らない。選んだ料理はご飯にかけてくれ、で、ミニ春巻き(揚げた奴ね)とか、生春巻きとか、揚げ餃子みたいな副菜とか、小さなデザートを頼んだりして(別に頼まなくてもいいけど)上へ上がって席を探してると、料理の方は温められて、料理用エレベーターに乗って上へ届く。プラスチックコップにセルフサービスのジャスミンティーをもらってね。とにかく、普通の店で食べるのの半額とかだったから、けっこう混んでましたよ。
 ヴェトナム料理じゃなくって中華料理、と看板にはあったのかもしれないけど、ネムなんてものがあるし、私の中ではこれらの店は勝手にヴェトナム料理認定でした。

<中華料理>

 というか、パリにはそもそも、純粋な中華料理屋が少なかった、気がするのだが。看板にだって「中華、ベトナム、タイ料理」なんて書いてるところが多かったし。ヴェトナム人が多いのは、旧植民地であることを考えれば当然。中華も、ヴェトナム系中国人がやってるとそうなるのかも。
 ただ、そういえば、食事つきツアー旅行って、一度は「中華」が設定されてたりするでしょ?洋食続きで疲れたところにちょっと一息、みたいな。
 日本から団体で、旅行会社の手配で食事つきでいらっしゃってるお客様を、自由行動の日だけご案内、みたいなことも、たまぁにしてたので、時々、そういう、日本旅行会社御用達の中華料理屋でご一緒にお食事させていただくこともありました。野田岩パリ店とかのある付近にそういうレストランがあったような。パリの中華料理屋の中では比較的、ヴェトナムっぽくない店だったようにも思いますが、私にとっては、自分でわざわざ行きなおそうと思えるほどの店ではなかったことは確か。(ルーブルのそばにあった、必ずエスカルゴが前菜で出る”フランス料理屋”よりは遥かにマシだとは思うけど。あんな料理を食べて帰ったんじゃ、そりゃ、パリの食事なんて美味しくなかった、って思うだろーなー、と、失礼だけど思ってた。まぁ、大人数にいっぺんに料理を出すことを考えても、作り置きっぽくなっちゃうのはやむを得ないんだろうけどね。)

 パリには中華街、と呼ばれるところもありますが(一番大きな中華街には陳氏兄弟市場なんて在住日本人に有名な中華スーパーなんかがあり、私もたまに行くことはありましたが)あそこでだって、あんまりレストランに食指は動かなかったな。ロンドンは美味しそうな中華街があっていいなぁ、なんて思ってたぐらいで。

その中で、記憶に残る店。

太平洋酒家
 上述の中華街ではなく、ベルヴィルの方の中華街(ちょっと進むと今度はアフリカ街になる)にあった店。人が勧めてくれたので何度か行ったけど、確かに、日本人の考える中華のお店でした。点心類なんかもあって。

JARDIN DE SANS SOUCI
 17区という、あんまり観光客には縁のなさそうなエリアにありましたが、ここはホント、日本人考えるところの「中華料理」が食べられる店でした。美味しかったです。
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by mmemiya | 2008-07-03 23:31 | フランス関連 | Trackback | Comments(0)

パリ 1999-2001 食の記憶 その4

<ランチ編>

 基本的には自炊していた私だが、さすがに、職場にお弁当を持っていったりはしていなかったので、昼は外食。もっとも、精神状態のあんまり良くなかったころ(よっぽど一度、精神科医のところにでも行こうかとも思ったが、気力がなくてそれすらできなかった…かなりの抑鬱状態でしたね。)は、多少割高だろうともう毎日、日本食屋ばっかり。
 私の滞在途中にオープンした「浪花-Ya」という店が、「麺類+小さい丼」とか、かなりボリュームがあった上に、お値段もまぁまぁだったので、多分、そこに一番よく行ってたと思う。あとは、そのすぐ近くの「サッポロラーメン2」か、同じくラーメンで「北海道」か(「ひぐま」は、なんか一度、ひどいハズレに当たったことがあって敬遠していた…)、日本風中華「来々軒」か。うどんの「国虎屋」は、確かにうどんは美味しいとは思ったけど、ちょっと店の雰囲気が苦手でした。
 寿司屋はあんまり行かなかったなぁ・・・。回転寿司なら「Sushi NOTO」が、一番職場に近かったけど、ここは、お昼を食べに行くというより、夕食作る気力がないときに、パックの持ち帰り寿司を買いに行った方が多かったかも。(抑鬱状態がひどかった頃は、イギリス系スーパーであるマークスアンドスペンサーのお惣菜類、インスタント食品類も重宝しましたが。)

 とはいえ、お昼は平日だけでも2年間で400回以上か?全部が全部、和食だったわけではさすがになく、特に記憶に残っているのは、たとえば以下のような店。(フランス以外の国の料理を扱うところは、別記事に書く予定のため、ここでは一応省く。)

Lina's
 フランス風のバゲット(フランスパン)のサンドイッチではなく、イギリス風?のサンドイッチの店。セルフサービスだがちょっとお洒落な感じを売り物にしていた。ので、ちょっと割高ではあった。でも私は、ここの「小エビアボカド」が好きだったな。

Croissanterie
 別にクロワッサンの店じゃなく、これこそフランス風サンドイッチとかがあったりする、ファストフード店。昼は主に「サンドイッチ+飲み物+デザート」か、「サラダ(パン付き)+飲み物+デザート」か、「ちょっとした一品料理(パスタとか)+飲み物+デザート」みたいなのでした。味はそこそこって所でしたが、値段は手頃。

le pain quotidien
 「毎日のパン」とか「普段のパン」とでも訳すんですかね、この店名は。ベルギー生まれのチェーン店だそうで、私がフランスにいた頃、パリのあちこちにどんどん店ができてました。今、この店のサイトを見てみると、イギリスやアメリカ、あと、中東諸国にいっぱい進出してますね。クウェートとかレバノンとか。日本進出は考えてないのかしらん。
 ブランチが有名だったけど、それには行ったことがない。あと、ピーク時はすごく混んでたから、そんなに回数は行ってないと思うんだけど、ちょうど、車が進入禁止になってるplace du Marché Saint Honoréってところにある店が職場からほど近く、なにしろ車が来ないので、オープンテラスでの食事も気持ちのいい場所でした。
 自家製のパンに、サラダとか、テリーヌとか、ちょっとした一品料理と飲み物でお昼ご飯にできる。一度、エクルヴィス(ザリガニ)のサラダを食べたけど、あれは美味しかったな。

Cafe Madeleine
高級食材店がひしめくことで有名なマドレーヌ広場にあったカフェ。場所柄、観光客がとても多いので、英語やドイツ語だけでなく、日本語メニューもあった。(ただし、どういうわけか、飲み物のメニューだけは日本語になってなかった。)サラダの種類がかなり豊富だったので、サラダでランチにするにはいい場所だったかな。サラダったって馬鹿に出来る量じゃないですよ。

Priori The
 ギャルリー・ヴィヴィエンヌという、非常に綺麗なパサージュ(19世紀以降に建築された、ガラス屋根のついたアーケードというか通りというか)の中にあるサロンドテ。店名は「プリオリテ」(英語ならプライオリティ)ってのと「The(最後のEは、ホントは上に点がつきます。)」即ち「紅茶」の掛詞みたいなもんなんでしょうかね。
 場所自体がなかなか美しいところなもんですから、よく日本のガイドブックにも紹介され、これまた混雑する店ではありました。日本人率もけっこう高い。ランチタイムの他は、もちろん、喫茶となるわけですが、お茶してる日本の人もよく見ましたね、いつも。だから実は、なかなか席がなくて、あんまり行ったことはない私なのでした。普段のランチじゃなく、お客様とのランチ向けというか。そういや、マリアージュフレールのランチなんてのもそんな感じで、これは、場所も職場近辺ではなかったし、日本からのお客さんと行ってみたことしかないわ。
 
Le Fumoir
 職場からはちょっと遠かったのだけれど、人との待ち合わせで使ったことがある。図書室みたいなスペースがある(実際に本を貸し出す、とか、何かで読んだ)落ち着いた店で、ちょっと、これまで書いてきた店よりは高級な感じ。当然、お昼とはいえ、それなりのボリュームが。当時から、お洒落なカフェ、みたいな感じで、日本の雑誌にもよく紹介されていたように思う。予約もかなり取りづらかったんじゃないかな。当時から流行り始めていたBio(バイオじゃなくビオ。有機農法のこと。)のランチコースなんてのもあったはず。
 今、この店の公式サイトを見てみたら、メニューが載ってました。「春野菜のテリーヌ」(いつの季節のメニューだ)なんてメニュー名の下に、フランス語と英語で説明が書かれてる。「白アスパラのポーチドエッグ(農家の卵の)添え エシャロット風味のヴィネガーソース」なんていいなぁ。いや、「根セロリと林檎のヴルーテ(スープのことですが、どういうスープならヴルーテと呼ぶのかは私にゃ分かりません。)」もいいなぁ。
 こういう一皿と、飲み物、デザートぐらいが標準的なカフェのお昼ご飯。パン(バゲット)はどこにも何も書いてないが、もちろん、ついてくるものです。

La Ferme
 オペラ座の前からルーブル美術館方面へ伸びる、観光客もいっぱいのオペラ通りの角に、私の滞仏中、新規にオープンしたお店。店名は「農家」って意味ですが、それこそ、ここはBioの店でした。セルフサービスで、店の中でも食事できるんだけど、容器入りのヨーグルトとかジュースとかサラダとか、確かサンドイッチなんかも棚に並んでて、自分で会計に持っていく(キッシュはカウンターで注文だったっけ)ので、言葉が通じなくても使えるし、持ち帰りもしやすいしで、観光客も含めて、いつも賑わってました。

Serenithe
 上記のLa Fermeのある角からSaint-Roch通り(Saint-Roch教会というのがあるのです)を進んでいったところにあった小さな店。かなりお茶に凝った店で、お茶の葉の販売もしてた。あと、店内でアート作品の展示販売なんかもしていた。ランチは、色々な料理の盛り合わせみたいなのがメインだったけど、かなり凝っていて美味しかったな。まだあるのかしら。restoaparis.comには名前があったけど。

名前不明(もしかして、これかなぁ…。Cap Breton)
 そういえば、たまぁには、クレープ、というか、ガレット(そば粉のクレープ。ハムとか卵とかと食べる、甘くない方の)なんてのも食べましたね。もっとも、職場近くにはあんまりクレープリーがなくて、いつも同じところでしたが。名前分からない。味は悪くなかったと思うけど、他と比べてすごく美味しい店!わざわざ遠くから来なきゃ!って所ではなかったと思う。
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by mmemiya | 2008-07-02 23:59 | フランス関連 | Trackback | Comments(0)

パリ 1999-2001 食の記憶 その3

<フランス料理:その他>

出てきたレストランカードの店やら、どうしても思い出せない(見つけられない)店やらのこと。

Les Boucholeurs
 フランスで知り合いになった日本の人に連れて行ってもらった店。海の幸中心のお値打ちなお店。

L'appart
 シャンゼリゼからちょっと入ったところに位置している店だ。でも、レストランカード出てきたけど、行った時の記憶がない…。いつ、誰と行ったんだろう?ネット検索で店の写真も見たけど、やっぱり思い出せない…。

SHOZAN
 フランス風日本料理というのか、日本風フランス料理というのか、という店だったな。有名だったフォアグラ寿司は食べてない気がするけど…。フランスで大変お世話になった方と食事をした、ということは覚えているけど、料理は、はて。お皿とか盛り付けの雰囲気はなんとなく覚えているが。

Le Bistro de l'Olivier
 これも、カードはあるが、詳細が・・・。確か、まだフランスに行って間もない頃、日本からのお客さんと行ったような気がする。

Chez Clement
 パリのあちこちにあったチェーン店。軒先やら店内やらに銅鍋?がいっぱいぶらさがっていて目立つ店。色んなチェーン(ビストロ・ロマンとかHippoとか・・・)の中では味はまぁまぁ?

La Ferme des Gourmets
住んでたアパートのすぐ近くにあったのだけれど、長らく行ったことがなかった。もったいないことをしました。テーブルに敷いてあるのは布ではなく紙ナプキン、みたいな、庶民的なつくりの店なんだけれど、美食の地方、ペリゴールの名産品を出す店。つまり、当然、フォアグラがある。フォアグラなんかは持ち帰りでも売ってたと思う。母が来た時、なんとなく入ってみて、あらー、もっと早くに来てみれば良かったわー、と思った記憶が。あれは母一人ということは、私の帰国ももう間近な、母の三度目の来仏時のことだった筈…。

思い出せない店その1
 確か15区にあった、ということしか分からない。全然観光スポットじゃないエリアのお店。予約してくださったのは、フランス生活が長い上、ちょっと日本人離れした顔立ちをしてらっしゃるので、「最近は、よく、日本語お上手ですねーと言われます」と周りを笑わせていた生粋の日本人のKさんでした。でも、当日はKさん抜きで、フランス語のおぼつかない面々の集まりだったもので、カルト(メニュー)みながらみんなで首をひねった覚えが。カニ味噌のテリーヌだったかなんかが、現物が出てくるまで、どうしても分からなかったような記憶があります。
 →追記:なんと、手帳のメモから店名判明。Le tire Bouchon 「栓抜き」って店名ですな。検索したらOvni(パリの老舗日本語新聞)で、この店の「カニのムース」が紹介されていた。地図上で場所も確認したところ、間違いなくここと確信。


思い出せない店その2
 シャンゼリゼからちょっと入ったところにあった店。上記のL'appartじゃないと思うんだけどなぁ…。知人がシャンゼリゼ近くの小さなホテルに泊まっていて(地図を見てるとrue Washingtonのあたりだったかと思えるけど、違うかなぁ・・・)ホテルの人にお薦めのレストランを聞いたら、確か、ホテルの道を挟んだ向かいのレストランを推薦してくれて。でも、確かに、そんなに高すぎもせず、美味しく食事して、シャンゼリゼの近くでも、探せばこんなところもあるんだなーと驚いたような記憶あり。あー、でも、ベストウエスタンホテルだったとしたらちょっと位置違うかなぁ。このあたりに泊まってた人を案内した記憶が2回あるので、ごっちゃになってるかもしれない…。

思い出せない店その3
 同じく、ご案内するお客さんが泊まってたホテルの人に聞いたレストラン。3区のあたりだったんじゃないかと思うが、これはもう、ホント思い出せない。ただ、パリのレストランには珍しく、子どもが食事しているのを見た記憶があるだけ。味は外れてなかったと思う。ガイドブックを見ても、いいレストランがよく分からない時は、お客さんの泊まってるホテルのレセプションで、よく、お薦めレストランを聞いたものです。これは、私が思うに、小さいホテルであればかなり効果的。実際にその人が行ってるようなところを教えてくれたりする気がする。

思い出せない店その4
 多分、ピガールのあたりにあったブラッスリー。いかにもブラッスリー!なちょっと古めかしくゴージャスな内装の中で、ブイヤベースを食べた。母と妹がフランスに来た時、前に書いたガイドブックでブイヤベースの店を探して、この日はモンマルトルの丘に行くからその後で…みたいな感じで行った店だったと思う。わざわざメトロに乗っていく価値があるのかどうかは思い出せないけど、スープと中身が別々にサーヴされるちゃんとしたブイヤベースを初めて食べた。犬連れのお客さんがいて、足元でおとなしく犬が座ってるのを見て、お国柄の違いを痛感した記憶もあり。
→追記:場所とブイヤベースをキーワードに検索したら、あっさり判明しました。
  Charlot roi des coquillages という店です。貝類の王様、とは、大胆な名前だな。ゴージャスな内装写真を見て、そうそう、ここだった、と合点しました。

思い出せない店その5
 ルーブルの横を通ったバスがそのままセーヌを渡ってサンジェルマンデプレに近づいていくあたり、あのあたりの小さな通り沿いの、小さな店だったよなぁ、という記憶のみ。白い壁のこじんまりした店内で、パリ在住の日本の人とランチをしたんだよなぁ。

思い出せない店その6
 これまた私の住んでたアパルトマン近く、rue Boileau沿いなのは確かな、伝統的フランス料理のレストラン。ネットをさまようと、Le Petit Boileauって店のことかな?とは思うんだけど・・・。前をたまに通りかかると、いつも混雑している雰囲気で、気にはなっていたのだが、食事に行ったのは、なんと、フランス滞在最後の夜。日本人の女の子とお別れの食事をした。フランスの伝統的家庭料理なのに、人が作るこの料理を食べたことがないわ!と、アシ・パルマンティエを食べたけど、この料理がなぜそこまで持て囃されるのかはイマイチ分からなかった気が・・・。でも、そのレストラン自体は、人気があるのも分かる、美味しい店だったと思います。
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by mmemiya | 2008-07-01 23:18 | フランス関連 | Trackback | Comments(2)

パリ 1999-2001 食の記憶 その2

<フランス料理:家庭料理的な店など>

ラ・フェロヌリ
 パリ在住中、私が一番数多く出かけたレストラン。友達を連れて、家族を連れて、何度行ったかなぁ。ココは本当に、家庭料理、の店なんだけど、こじんまりとした店ながら、いつでも満席。予約しなければ、まず座れない。羊とか、牛の腎臓とか(これはちょっと美味しいとは思えなかった…)そして、つけあわせのグラタン・ドーフィノワとか。気の置けない友人を連れて行くならまずここ、みたいな所だった。

レ・ブション・ドゥ・フランソワ・クレール
 パリ市内に何店舗か店があったが、特に、お値打ちなワインで知られていた店。あと、高級店じゃないのに、食後にチーズがいっぱい乗ったシャリオ(手押し車っつーの?)がまわってきて、好きなだけチーズを選べる、という店じゃなかったかな。友人夫婦と一緒に行って、野うさぎを初めて食べて、普通のウサギと味が全然違うことに驚いたっけ。ジビエを食べたのは、多分、この時と、ロワール地方で鹿を食べたぐらいだな、私。鹿ってのも、ものすごい血の味というかなんというかで、ジビエの味ってなかなか難しいわー、と思った記憶あり。

レ・ブキニスト
 三つ星レストランを別に持ってたギィ・サヴォワのセカンドラインで、ちょっと洒落た雰囲気の中で、家庭料理を少しドレスアップしたような料理が食べられる店、だったように思う。上記とは別の友達夫婦と一緒に行った。カプチーノ仕立てのスープとか、あと、ブランダードを食べたのってココじゃなかったっけ。美味しかったです。

Velly
 とあるお客さんとご一緒した店なのだが、この店名を見つけ出すのは、なかなか苦労した。ゴーミヨでけっこう高い点を取っていた店だったと思う。ちっとも店名を思い出せないので、パリの地下鉄地図を睨み、「確かこの駅が最寄だった」と思い出し、それをたよりに検索をかけて、ようやくVellyという名を見つけ、「そうだ、これだー!」と思わず叫びました、はい。(いや、くだんのゴーミヨ、実家のどっかで眠ってるんだけどね…)キノコのヴルーテが美味しかったなぁ。ちょっと観光地とは外れてて、行きにくい場所にある店ではありました。

ル・ディ・ヴァン
 あの頃、メトロの駅に、週の初めに、A Nous Parisという名の無料の情報誌が置いてあったが、今でもあるんだろうか?とにかく、ろくにフランス語読めないくせに、だいたい、この情報誌はかかさず手に取っていたのだが(内容は、ちょっとした読み物記事のほかに、お薦めの新刊本とかCDとか、店の紹介とか、日本でもよくありそうな感じ。)ある日のこの情報誌のレストラン紹介コーナーに「ここを読み始めたあなた、最後まで読む前に、まず、急いでこの店の予約を取りなさい」みたいな書き出し(うろ覚えですが)で紹介されていたのがこのレストランだった。店名に「ワイン」が入っている通り、グラスワインなども含め、手ごろなワインの品揃えが豊富で、しかも料理も美味しいとくれば、そりゃ人気出るよね、って感じで、私自身は一度しか行っていないが、かなりの人気店だったと思う。

La gare
 「駅」という店名のとおり、かつては駅舎だった建物を利用したのだとか。アパートの大家さんに連れて行ってもらった店なのだが、なにしろまだフランスに着いて間もない頃で、とにかくまずは量に圧倒されていたような気がする。何を頼んでも、小さな小鍋みたいな容器にいっぱいのマッシュポテトがついてきて、これがその店の名物だった。気の置けない、というよりは、ちょっとお洒落して行くべき店、だったかな。

Bon
 これは高級店のカテゴリーの方に入る店なのか。話題の店でしたが、すみません、私には、フィリップ・スタルクの良さは皆目分かりません…。味の方も記憶にない。

ピエ・ド・コッション
 始めてパリに旅行した時、レアールの付近に泊まったので(今にして思えば、夜のお姉さんが並んでる通りなんかの近くだったんだよね…立地としてはなんとも…)その時も、この店には一度行ったと思う。その時は、生牡蠣を食べたんだな。歴史があり、建物なんかは一見の価値もあるかもしれないが、味の方はまぁね…。その後、フランス人のおじさんに連れて行ってもらったときは、店名どおりの「豚の足」を食べました。豚の足はまぁ美味しかったですがね。

Vin et Maree
 ワインと海の幸、ってな意味なんだろうか。これまたチェーンで何店舗か展開していましたが、とりあえず、魚料理とかを食べたい、という方をご案内するにはそれなりの味とそれなりの雰囲気があるのは確実だったので、重宝は重宝だったかな。

シャルティエ
 かのエディット・ピアフも食事に来たことがある、という歴史と、あと、特筆すべきは値段の安さ。その代わり、当然ながら、味に過大な期待はできません。建物は古きよきパリをなつかしむよすがにはなるのかも。

Bubbles
 オペラ座のそばだが、周囲の喧騒が嘘のような、車進入禁止の場所にあったシャンパンバー。(って、今もあるかもしれないけど。)シャンパンがグラスでいただけるのはもちろん、料理の方もかなり充実していて、好きだったんだけど、オペラの帰りは、一人の場合、時刻を考えると、どこかで夜食をとるよりは急いで帰りたかったので、ほとんどこの店に寄ることはできなかった。返す返すも残念。

Le Cap Vernet
 これまた、確かギィ・サヴォワのセカンドラインで、こっちは魚介類がメイン。なにしろ、凱旋門のすぐそばって立地だったので、観光帰りの食事に良かったんで行ったんだよな。冬の定番「海の幸の盛り合わせ」(牡蠣を初めとする生の貝類や、茹でた海老なんかがもんのすごい量出てくる)をその時は食べたように思う。これは鮮度さえ良ければ、どこで食べたから味付けが素晴らしい、ってもんでもないよね。

Le Bar a Huitre
 海の幸つながりで思い出した、店名はその名も「オイスターバー」。チェーン店で、市内に何店舗かあったけど、とにかく、確実にブロン(丸い貝殻のフランス特産牡蠣)が食べられることは確かで、牡蠣目当てで行ったことあり。日本語メニューも置いてあった。
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by mmemiya | 2008-06-30 23:47 | フランス関連 | Trackback | Comments(0)

パリ 1999-2001 食の記憶 その1

「おいしかった」という記憶は残っても、「味」そのものの記憶はそう残るものではないのではないか、と、前の記事に書いた。
やがて時間を重ねるにつれ、、何を食べたか、を忘れるだけでなく、どこでおいしいものを食べたか、という記憶さえも薄れていくかもしれない。
で、まだなんとか覚えていられるうちに、パリで私がどんな店に行ったことがあるのか、を、メモしておこうかな、と思う。
言うまでもないことだが、これらの店が、今もなお残っているかどうか私は確認していないし、例え、同じ場所に同じ名前の店が残っているとしても、その店で提供される料理の味が変わったかどうかなんてこと、分かるわけがない。
これはあくまで、自分の思い出のための、個人的な覚書である。

これらの店名自体、メモも取っていないし、ほとんど記憶にはなかったのだが、ネット検索でだいぶ見つけ出すことができた。やっぱり便利な世の中になったもんだよなぁ。


<フランス料理:比較的高級店>

カタカナとアルファベ表記が入り混じってるのはそのうち直す、ってことで。

Arpege
 私が唯一、行ったことがあるミシュラン三つ星店。当時はまだ、ヴェジタリアン路線に走ってはいなかったので、私が食事した時のメインは小鳩だったと思う。ランチに行ったのだが、折角だから、と、夜にも出ているDegusutationコースを食べた。アミューズの卵と、トマトを使ったデザートがとりわけ印象的だった。この時飲んだシャンボール・ミュジニィの赤も忘れがたい。

Le Relais du Parc
 パリへおいしいものを食べに行きたいのであれば、少なくとも8月は避けなければならない。めぼしいレストランはほとんどバカンスで休みに入ってしまうからだ。同様に、週末が休みというレストランも(特に高級店を中心に)多く、お客さんが日曜にある時にはけっこう困ることもあった。この店は、そんなときの私の切り札みたいなところで、かなり何度もお世話になった。
 ミシュランの星はなかったと思うが、夏場はホテルの中庭の美しいテラスで食事でき、それなりに高級な雰囲気も楽しめて、しかもホテル内のレストランという性格上、日曜も8月も営業している、お客さんを連れて行くには本当に重宝するレストランだった。夜、ここを出て、メトロ方面へ歩くと、正面にライトアップされたエッフェル塔が美しかった。
 何を食べたかは、もうとんと記憶にないのだが、食後のデザートが何種類か運ばれてきて選ぶ方式だったような。ベリーのタルト(フレーズ・デ・ボワをあしらった)の記憶だけが、かすかにある。
 
 そもそも、一人暮らしをしていると、昼食ぐらいしか外食することがないのだが、お客さんを案内する必要にもしばしば迫られるため、レストランガイドの類は結構買ったと思う。ミシュランはどちらかというと私には、地方都市を回るときのホテル選び用ガイドブックで、また、ミシュランと双璧をなすグルメガイド・ゴーミヨーもパリ版は持っていたが、一番お世話になったのは、Lebeyさんという人の出しているガイドブックだったと思う。この本、巻末に「日曜も開いているレストラン」とか、「ポトフを食べるならここ」とかいった索引があって、ありがたい本だったのだ。今も毎年、版を重ねているようだ。
 もう一つ、よく使っていたのが、Paris des envies gourmandes という本で、これは、「ブイヤベース」ならココとココとココと…みたいな、料理別にお薦めの店が並んでいる本だった。「この日はこのあたりの地区を観光していて、でもって出来ればそのあたりでクスクスを食べたい」とかいった、かなり限定された用途にも便利で、この本もけっこう何度もお世話になったなぁ。


ジャック・カーニャ
 飛び込みのお客さんを急遽、案内することになって、どこか食べるところ、と探したところ、あいていた。当時は星一つになっていたと思う。味の方は…記憶にないなぁ。

Le Jardin
 夫(当時はまだ夫じゃないが)とは、パリではほとんど外食をした記憶がない。(地方都市に行った時は、さすがに自炊はできないので外食してましたが。)で、一度ぐらいはちょっといいレストランへ行ってみましょうよ、と、頑張って行った二つ星がここ。…の割に、これまた、何食べたかとか、美味しかったかとか、記憶にないんだよなぁ…。やれやれ。テラスに座れる時期は雰囲気はいいだろうなぁと思う。

Jamin
 名高い歴史を持つ店だけれど、私が行った時、というのは、ミシュランで星…ついてたんだよなぁ?でも、ロビュションが腕を振るっているわけでも、デュカスが采配しているわけでもない時期のジャマン。蛙を食べたような記憶あり。高級店にしては、こじんまりとしていて、隣の席との間隔も近くって、うちとけた雰囲気だった。帰りにパンのお土産をもらったのってココだったかしら。以前にパリに在住していて、今も年に一度は必ずパリに旅行する、という先輩女性が連れて行ってくれた店。

フォージュロン
 上述の先輩が同じく連れて行ってくれた店。あまりに名高かったトリュフ卵…って、食べたんだっけ、私?みたいな記憶しかなくって、ホント、この先輩には申し訳ないことです…。
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by mmemiya | 2008-06-30 23:07 | フランス関連 | Trackback | Comments(0)

アジア初のミシュランレストランガイドらしい

ミシュラン東京版11月に発刊・格付けガイド本、アジアで初

ミシュランのレストランガイドと言えば、フランスでは相当信頼のおける、というか、頼りにされるガイドブックだと思いますが、東京版はいかに?
やっぱり、フランス人好みの味のレストランが評価されるの?でも当然、和食の店の方が数が多いだろうし…。

出たら、買うかどうかはともかくとして、一度は見てみたい。どんなガイドになるのやら、興味しんしんです。

そういや、新婚旅行のときは、ミシュラン(赤い方、つまりレストラン・ホテルガイド)のイタリア版とスイス版を買い、大いに参考にさせていただきました。東京も、言葉は通じても、店とかを知らないことで言えば、私にとっては外国とさして変わらないので、同じように参考になるかもしれません。

ところで、調査員ってどこの国の人?日本人もいるの?と思ったら、ミシュランの発表ページでは、調査員は日本人とヨーロッパ人が組んでやっているとか。日本人調査員て、どうやって募集したのかなぁ。ミシュランの社員から選ぶの?
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by mmemiya | 2007-03-27 22:52 | フランス関連 | Trackback | Comments(0)