La Lune Lunatique

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サイズ表示の謎。

この間、夫が、通販で服を買ったのだけど、ウエスト73で大丈夫だったとかいう話の時、ふと、一体、男と女で、ウエストって、そんなに違うもんかいな?と疑問に思ったのです。
夫と私では、身長だって10センチも違わないぐらいだしな。体重は10キロ違うか、そんでも。それにしても・・・と、そのパンツを履いてみたらば、そんなにウエストがあまりまくる、というほどではない。
んで、試みに、私のパンツを夫に履かせてみたらですね・・・ちゃんと履けました。表示では、ウエストは64となってます。

・・・かねてから、特に中年向けのレディースもののサイズ表示については、ちょっと疑問を持っていたのですが、ここでやはり大きな疑惑が。
ネットで検索すると、JIS規格がどう定められているか、閲覧出来るみたいなんだけど、なんか、うちのブラウザ(Chrome)では。うまく閲覧できず。
メンズとレディスで、どの場所をウエストとするかが違う?いや、そんな馬鹿な。となれば、多分、「実寸から○センチぐらいは違ってていい」の○を最大値で取ってるとか、そういうことか、やっぱ。
ディノスの通販カタログとか見てると、中高齢層向けの服はサイズに余裕が見てあるみたいなこと、書いてあるもんなー。つまり、ものによってはJIS規格ですらない、と。いやー、私自身、若い頃と体重自体は大きく変わってないのに、お腹周りの肉がすごいんで。
つまりこれは、61を着ているとか言って喜んでる場合じゃないってことね(涙)。大体、最近、いややっぱ64だろ、と買い物することの方が多かったんだけど、それがちっとも64ではないってことなのね。嗚呼。
ちゃーんと、商品って奴は、自分が太ったことを認めたくないオンナゴコロ(ババアゴコロか)に添って作られてるってことなのか。


実は、サイズ表示には、もうひとつ、前々から疑問があるものがありまして。
それは、ブラジャーのサイズ、でございます。

かれこれ20年ほど前、私が自分で下着を買いに行くようになったような頃、たとえばスーパーの下着売り場は、AカップかBカップが中心で、Cがチラホラ、D以上なんてあまり置いてない・・・という状況だったような気がします。記憶違いかもしれないけど。
それが今や、スーパーでも、Aカップとかはむしろ品揃え少なめで、DやEが当たり前に揃っている。
この20年で、そんなに日本女性の胸は大きくなったのか?それとも、これは・・・?みたいな疑惑があったのですよ、自分の中で。

大体、今、みーんなパットが厚いじゃないですか。どうかするとFカップなんかでもついてる。
形を整えるため、っていうけど、あれは厚すぎじゃないか。もしかして、あれがあってこそのBカップで、パット抜きならAカップの方が合う、とかいう話なんじゃなかろうか。
私はインポートものなんて、それこそ30年以上前にしか買ったことないのですが、異国のBカップと日本のBカップが違うなんていう話も見たことがあるし。やっぱ、Cと言われた方が嬉しくて購入してしまう?とか、そんな単純なものじゃないかもしれないけど、そんなメーカーの陰謀が働いてたりは・・・しないのかなあ。
あの手の厚手のパットは、私の記憶ではトリンプの天使のブラが最初だったような気がするけど(いや、もっと前にも出てたのかもしれないけどさ)最初は、あの厚みにびっくりした覚えがあるもんなぁ。

2月ほど前に、東京に日帰り出張したとき、帰りの時間が読みきれなかったので、多少余裕を持って新幹線を予約していたら、結果として、東京駅までの移動時間を除いて小一時間、という、実に半端な時間が余りまして。
なにしろ、「都区内~」という乗車券を持っていると、つい、地下鉄その他で移動するのに別途お金払うのはもったいない、と思ってしまう貧乏性。新宿にいたので、そのまま手近のデパートに行って時間を潰し、「都区内~名古屋」の乗車券で新宿駅の改札を通り、東京駅構内でお土産買って新幹線へ乗り換え。
そんでもって、東京のデパートで、なぜか下着を買った私。なんのこっちゃ。
いやー、その頃、しばらく前からずっと、デコルテのあいた服などのために、ストラップレスブラが欲しかったのですよ。それで思い切って買ってしまいました。夏も半分過ぎていたというに。

私は、基本、不精な人間で、時々何かに凝っても、大抵は長続きしない。そして、割と極端から極端へ走ってしまうタイプなのですね。
ブラに関しても相当、端から端へと激しく揺れ動いておりますが、ここ2年ほどは凝り性の方へ振れています。
だから今は「ブラを試着なしで買うなんてとんでもない!」モードに入っております。その時は、顧客カードもない状態なので、店員さんも手探りで、サイズはこれかな、あれかな?と、5つぐらい試着したので、結果的にちょうどいい時間になってしまった(笑)。購入した商品はここらのスーパーにも並んでいるものなんで、デパートの品物の中ではあんまり高くない方だったと思われますが、接客はとても丁寧でした。

それより前、30%offとかにつられて、近所の某スーパーの下着コーナーに行ったのですね。私は基本、ワコール派なんですが、たまには久しぶりにトリンプも見てみようかしら、安くなってるし、と覗いたところ、そこでなぜかウエストからヒップまで採寸されました。それはいいんだけど、普段使っているブラのサイズを聞かれてD70と答えたら、採寸上はC70だ、ちょっと痩せたんじゃないか、と言われて。いや、太ることはあっても痩せる心当たりは全くないんだけどなー、アンダーは68って言われたからそこは変わってないしー、と思ってたのだけど、C70を3点ぐらい持ってこられて、試着すると「やっぱりこれがぴったりですよ」と言われ。別にカップサイズに拘りはないし、メーカーも違うのでそんなもんか、と買って帰りましたが、試着時は別に違和感感じなかったけど、その後、一日中それつけてたら、外して吃驚、胸全面に跡がつくのよ(笑)。バージスにワイヤー跡がつくのは驚かないけど、あんな経験は初めてでした。スーパーのフィッターってやっぱ駄目かしら、と思った出来事でした。
ちなみに東京のデパートでも、最初、採寸上はC70だと言われましたが、普段おつけのサイズで、と、D70を持ってこられ、ああ、ぴったりですね、ということになりました。しかし、ストラップレスだとアンダー細めの方がフィット感があるかも、と、最終的にはE65を購入してきました。D70=E65はよくある話なんだけど(基本的には容量が一緒ってことになる。アンダー68ってのは、65でいけないこともない数値なので、デザインによってはたまにE65を買うことはこれまでもありました。)Eとか、カップサイズだけ聞くと、なんかすごい胸があるみたいなんですが(笑)。でも、前にも書いたけど、胸の容量としてはC75ともB80ともA85とも同じだから、理論上は。カップって多分、すごく誤解されてるものだよなー、とは思います。

んで、話をサイズ疑惑?に戻すと、実際、下着外した私の姿で、Dカップあるとは自分でも思えないのです。これはやはり、パットの陰謀なのか??そのC70も、気づいてパット取り払ってみたら、だいぶマシになったようにも思うし。実際は、いいとこCカップ、ということなのではないのだろうか??

私、小学生の頃は、身長体重測定のたびに「やせぎみ」って判定の出た子どもで、余分な肉ってものが思春期に至っても、長い間ついてませんでした。中学生どころか高校生になっても、ブラジャーなんてもの、全然不要の体型。普段は、胸の部分がちょっと厚手になってるスリップ、みたいなものしか着てなかった。しかし、さすがに高校生ともなると、水泳の授業時とか、ブラをしてないというのも恥ずかしい気がして、そういうときだけ、一つだけ持ってたスポーツブラみたいなのをしてたのだけど、あれがなんか、締め付けが苦しかったんだよね。それで余計にブラが嫌いになったような。

大学生になって、一人暮らしを始め、やむなく自分で下着を買いに行くようになり、とはいえ、スーパーでしか買ったことはなかったですね。そんでも一応、メジャーぶら下げた人がいて、自分ではAカップだと思っていたらBと言われて、え?そうなの?、みたいなのがその頃。157センチ48キロで四年間、多分ずっと体型変わらず。

就職して、食事時間とかが不規則になって一気に太り始めて、そのへんでCカップになり、きっかけは忘れたけど下着専門店に出入りして名前覚えられる常連になり、そこではもっと大きなサイズを勧められ、サルート買いまくり、という時代には、基本E70、まれにF65をつけていたな、確か。

その後、フランスにいるあいだに、その専門店はなくなりました。異国で下着を買うのもよくわからんし面倒だし、で、この頃、一気に下着に関して不精になりました。フランスでは冬ならノーブラ平気だし、みたいな。
そこから、古い下着やらしまむらの安いブラやらを適当につけていたのが、父の葬儀後、突如、心を入れ替え?また「試着しないで買うなんて!」モードに入ってるのですが・・・もっと早くに心を入れ替えていたら、ここまで体型崩れずに済んだのか(笑)?
そんなことはともかく、太っていた頃より(第一子の出産後、体重が14キロぐらい落ちているのです。最近、また多少太り始めたのは何度も書いてますが、それでもその頃とは体重は全然違う。)確実に胸の肉は落ちてるので、なんか、ここ10年かそこらの間に、詐欺のように?ブラの側のサイズの方がそれまでより1カップ大きい表示になったような気が、しないでもないのです。

ちなみに、昨今のブラはパットのせいかやたらと胸を強調しているような気もして、そんで、鏡を見ると自分がさらに太って見えているような気がして、もしかして、最近流行りの?「小さく見せるブラ」買ったら、少し痩せて見えたりしないかしら、とか、馬鹿なことを思っている私。(Dで「小さく見せる」は、あんまり売ってないですけどね。やっぱE以上が主流でしょう。)というか、素直に、自分が太っていることを認めろ、って話なのか、これ。
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by mmemiya | 2012-10-31 22:41 | 日々雑感 | Trackback | Comments(2)

とりあえずやったこと。

月曜日、子どもたちは運動会の振替休日、私も休日出勤の代休をとって休み。

朝、夫を送り出してゴミ出して洗濯物干してから、生垣の剪定。

やらなきゃ、やらなきゃとは思ってたんだけど、週末もスポ少が入ったりすると、なかなか腰を上げることができず・・・。
端から、半分しかできないとは思ってましたが、ホントに、まる4時間剪定し続けて(いやまぁ、剪定枝の片付けもあるんだけど)半分しか終わらず(笑)。
枝の片付けが、やってもやっても終わらない、もう疲れた・・・と、途中で投げ出しそうになった娘が「お母さん、これってフェンスと同じなんでしょ?どうしてうちはフェンスじゃないの?」と聞く。ほんとにねぇ・・・。フェンスは、そりゃ、やがて傷むかもしれないが、毎年伸びたりはしないからねぇ。初期投資は大違いかもしれないけど。
「住む前からもう垣根があったの」では、回答になってませんが、中古に住むというのはそういうものです。いやもちろん、お金出せば変えられるんだけどさ。剪定だってお金払ってやってもらう、という道もあるのですがね、夫の頭にはそういう選択肢がないので。

昼食を大急ぎで作って食べたあと、さつまいもの収穫に向けて芋のツル切り。午前中、息子に、手が届く範囲の柿を取ってくれるよう頼んだのだけど、なにしろ柿の木、大きくなりすぎてて、あまり取れなかった。で、ついでに、シソの実もとってくれるよう頼んだんだけど、見たら、ほんのちょびーっとしか取ってない。まぁ、もう枯れてるかも、と諦めてたぐらいだし、いいかー、と思ってたんだけど、芋のツル切りしてたら、思いのほかシソの実が枯れずに残ってて、ああ、もったいない、と、変な貧乏根性が湧いて、結局収穫。その日の夜にパラパラ漬けにしました。あと、今年はプチトマトの苗なんて植えてないのに、なぜかトマトが生えてきて実がなった。これが、まだけっこう色づいた実があったので、これも息子に収穫してもらったら、もんのすごく甘かったです。びっくり。

で、その後、頑張ったご褒美?に、子どもたちを、生まれて初めてのカラオケに連れて行きました。しかし、私も久々すぎて、ああそうか、イマドキって本が置いてないんだ!とか思ったりするぐらいで(笑)、子どもの歌えそうな歌を探してやるのに手間取ったりして、うーむ、大人ひとりに子どもふたりは忙しかった。次からはもうちょっと、子どもが何を歌えるのか、題名とかをきっちり押さえてから行くべきかも。って、次がいつあるかは分かんないけど(笑)。娘は、本物のマイクで歌が歌えた!と、たいそうご機嫌でした。ノリノリで体でリズム取りながら「さんぽ」とか歌ってましたな。そして、お会計してみたら、1時間いて、240円しか払わなかったの。なんか、こんなお客でごめんなさい状態でした。(おまけに、だいぶ前に作った会員カードが生きていて、なんと、室料無料の子どもたちまでドリンク一杯サービスがついてきてですね・・・。飲み物代の方が高いですよね、ごめんなさい、って感じでした、ホント。)

前日の日曜日は、一日、夫の実家にいたのですが、前に収穫した柿の一部が、ものすごく熟してしまい、触れたらやぶれてドロドロ出てきそうなほどになっていたので、いい加減、処理しなきゃ、と観念して、柿のムースもどきをつくって夫実家へ持って行きました。材料は柿と生クリームとゼラチンのみで、計量もテキトーな、毎度の柿処理方法。
んで、月曜は、以前にもらった紅玉りんごを、これまたいーかげん食べなきゃな、と、焼きリンゴを作りました。夕食は、ふと思い立ってビーフストロガノフ(わざわざサワークリームを買いに走った)にしたんだけど、これが子どもに大変不評で。娘は味が嫌だといい(酸味のせいか?)、息子は、ソースの味はいいけど舞茸の味が合わない、などと抜かす。まぁね、マッシュルームまでは買わなかったんだけどさ。なんとか焼きリンゴでつって食べさせたようなもの。

さあ、あとは、ほんのわずかだが息子が頑張ってとった渋柿を、干し柿にしないと・・・。芋も掘らないといけないし。秋はなんだかんだで、やはり、やることが多いです・・・。
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by mmemiya | 2012-10-30 22:04 | 日々雑感 | Trackback | Comments(2)

運動会弁当覚書

金曜日は、仕事がちょっと長引いて息子のピアノ時間ギリギリに帰宅し、レッスンに送って行って終わったその足で、娘の習字教室へお迎え。ところが、展覧会出品作品を書いていた娘、7時を過ぎても仕上がっておらず、しょうがなくスーパーへ走って、急いで弁当材料の買い込み。プチトマトが売り切れ!というショックな出来事が。
戻って、8時すぎ、やっと終わった(でも、満足いく作品が書けなかったらしい)娘を乗せて帰宅して、夕飯食べて子どもを風呂に入らせ寝かしつけ、別のスーパーへ走ってプチトマトやら、急遽、弁当箱(去年までの弁当箱では入らないかも・・・と)を買い込む。
帰宅して、眠い・・・と思いつつも、とりあえず、油揚げを煮る。これが意外に時間がかかる・・・。

本日の弁当メニュー。昨日の昼休み、彩りも考えて、弁当箱の詰め方まで絵を描いていたのに、一品一品が多すぎて、全然予定通りに詰められなかった・・・。私の詰め方が悪い、と、夫がやり直す。ははは。
そして、新品の弁当箱にはとても入りきらず・・・。
まぁ、なにしろ、夫の両親、私の母、夫の兄一家、我が家と、総勢12人で昼食を摂ったので、すべてのおかずを、最低12個作ろうと思うと・・・こんな弁当箱では入らない。ははは。
そして、大量に余り、(義理姉が作っていた弁当もお稲荷さんなどけっこう残ってた模様)今日の夕食は、残りの弁当を食べて終わったのでした。ちゃんちゃん。

メニュー:人気のあった順。(途中から順不同)

・ミニアメリカンドック
・チーズ餃子(チーズを餃子の皮で包んで揚げたもの。簡単だが人気。)
・ハンバーグ
・稲荷寿司
・おにぎり(も、欲しいという息子の強い要望)
・さつまいもスティック
・ミニトマトとうずら卵串
・人参・インゲンの豚肉巻
・人参のグラッセ
・ブロッコリーおかかまぶし

姑さんが果物を持ってくるから果物はいい、と言われていたので、今回は果物は無し。
あと、うちの母はサンドイッチを作ってきてくれた。
義理姉の、唐揚げ(骨付き)、ウインナー、卵焼き、大学芋、ミートボールとうずら卵串なども貰いました。
多少、かぶったようなメニューもあったので、本当は来年から、話し合って分担した方がいいのかも・・・。

ちなみに今年は、朝5時30分起きで、作成が終わったのは9時近くになっていました・・・。
やれやれ、でございます。ハンバーグの種などを今朝になって作ってた(肉を挽くところからね・・・)ところも敗因かもしれん。
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by mmemiya | 2012-10-27 19:40 | 子育て、子育ち | Trackback | Comments(2)

金の仔牛 佐藤亜紀

バタバタしてたら、大蟻食さまの新刊が出てるの、ちっとも知らなかったよ。
「メッテルニヒ氏の仕事」が雑誌に連載中で、そのうち本になるだろうことは知ってたけど、「金の仔牛」はまったく知らなかった。

これがなんと、18世紀フランスを舞台にした、バブル経済小説!びっくり、と思ったけど、さすが大蟻食様、読みだしたらホント、やめられないとまらない、なのですわ。
題材となったのはヨーロッパ三大バブルのひとつと呼ばれた「ミシシッピ計画」だそうで、全然知らないものだったのですが、予備知識なしで十分楽しめ、ついでに言うと、18世紀フランスなど知るわけがない私が、いやー、きっとこうだったんだろうなー、と、その雰囲気に浸ることができるのは、佐藤亜紀ならでは、でございます。
(なお、ミシシッピ計画はあくまでも背景なので、それ自体についての解説は本書にはなく、これを主導したジョン・ローという名も出てこないのですが、Wikipediaにも出ているぐらい有名な出来事・人らしい。)

そういえば、かなり前の作品だが「1809」(ナポレオンのウィーン侵攻が背景にあるが、ナポレオンはちらっと遠目で出てくるだけ)に関して、「当時の無名の個人が書いた回想録などをフランスの国立図書館で読みあさった」とご本人から聞いたという方がいらっしゃいました。細部のリアリティがそういう資料で裏づけされてるので(モノの値段とか、人々の服装とか、色んなところがね)読んでて安心感があるのでしょうね。

まぁホント、自分が時代小説なんてものをちょっとでも書こうとしてみりゃ分かりますが、登場人物が一箇所にじーっとしてるならともかく、ちょっとでも動くなら、横に当時の地図でも置いてなきゃ何も書けないし、食事でもさせようとすりゃ、何時頃にどんなものを食べるのが普通だったか調べにゃならん。(1日何食とるのかも、時代によって、階層によって違いますわな。)登場人物をちょっと描写しようと思えば、当時の服装を知らなきゃならん。現代ものやらファンタジーものやらと、そのへんはだいぶ違いますわな。
なお、佐藤作品は、説明ってものをほとんどしないので、例えば、「フェリポーの帳簿を預かってた」と書かれるだけで、こっちは「フェリポーって誰」なんですが、別に、わからなくても読めることは読めます。なんかすごい人なんだろう、とは分かるので。「オピタルの帳簿が見たい」と出てくるオピタルは、深く考えず、あ、きっとあそこ、と、オテル・デューに変換してた(で、多分、あってる)。なんでだろう、と読み返すと、「シャトレの前を抜け、川を渡ってオピタルの脇まで行く」って文章があった。

私は数字に疎いので、作中に数字が頻出しはじめると、そこはもうすっ飛ばして読んでる感じなのですが、実際にはバブル経済の話なんで、どんどんどんどん膨らんでいく数字のマジックこそが読みどころなのでしょう。そして単なる株の売り買いだけじゃなく、新たに出現した「紙幣」というものの胡散臭さ、そして株やら紙幣やらを元に、とんでもなくややこしい賭けを行う主人公たち。一筋縄ではいかない人間が何人も何人も出てきて、手を取り裏切り人間関係が錯綜し、でも、巻頭の登場人物紹介ページはホント余計だよ!と思うぐらい、人物はしっかり書き分けられてて生き生きとしてる(あ、ただ、アルザス出身の三つ子だけが誰が誰だか分からない・笑)。最後まで主人公がどうなるのか、手に汗握ってハラハラ。舞台は豪華でとにかく楽しいなんてもんじゃない。
オペラを見に行く場面もあるが、「金の仔牛の歌」という歌が出てくるグノーのオペラ「ファウスト」(私は見たことはないんですが)は、この小説の始めから終わりまで、通奏低音のように鳴り響いているのかもしれない。(注:当然ながら、作中で見に行くオペラはファウストじゃないです。)おお、なんというか、この小説自体も、どことなく戯曲風でもありますな。

いやー、本当に、読み始めたら一気でした。もう一度、数字を飛ばさず真面目に読み直せば、きっと、経済の勉強にもなるに違いない。
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by mmemiya | 2012-10-21 20:38 | 読んだ本 | Trackback | Comments(0)

日々いろいろとあるのですが

仕事の山はすっかり越えまして、今は、普段と変わらぬ日常が戻ってきています。
日々、小さなことは色々あるんですが、あんまりまとまった時間が取れないというのと、ちょこちょこした出来事以外に、まとまってそれなりに考えたりするほどのことがない、というのとがあって、ブログを書くほどの心境(というと大げさだけど)に至れないでいます。
本も、毎日、何かは読んでるんだけど、感想書くほどでもないかなー、とか。そりゃ、聞かれれば感想ってないわけじゃないけど、書きたいと思わせるほどのものはないというか。

あー、運動会の弁当メニュー考えなきゃなー、とか、そういえば、先日からブラウンのマルチミックスが壊れてまして、どうするべ、ポタージュ作れないべ、みたいな困ったことはあるのですが。おお、クリステル鍋の取っ手もひとつおかしくなった。取手ぐらい、と思ったら、あれ、4、200円もするんでやんの。参りました。1本は生きてるので、とりあえずいいかー、みたいな。

娘がやっぱりまたピアノのコンクールに出ることになって(しかも今年は入選を目指す、とか本人は言っているが・・・)曲をCDから本人が選んだら、楽譜頂いたらホ長調で、シャープが4つもあります。とりあえず、シャープの付く音に全部色塗ってましたが、譜読みには早速苦労しています。発表会の時のハ短調も大変だったけど・・・。しかも、曲としてはちょっと短いので、先生は「カンガルー一家のピクニック」を勧めておられたのですが・・・。(でも、カンガルーだと弾く子が多すぎて、絶対、下手さが目立つと思ったんだけど・・・。)

本といえば、屍者の帝国はとっくに読み終え、最後には涙が出ましたが、うーんと、感想を書こうと思うと、もう一度読み直さないとな、みたいな感じでございます。

日々のちょっとした、ほんの1、2行の出来事は、読む人が最大で9人しかいない(笑)facebookに書く癖がついたというのも、なんだかんだでブログ書いてない理由なのか。あっちは、私の住んでるところや勤務先やら知ってる人ばかりなので、そういう意味で書きやすい部分もあり、もちろん、そのために逆にブログの方が書きやすいこともあるのだが(あっちは長文向かないし)日々の些細なことは、わざわざ2箇所に書くほどのことじゃないというか。

そういえば、娘に強くせがまれて、重い腰を上げて某絵画展に行きました。そしたら、隣り合わせになっている2枚の絵のタイトルに、どちらも日本語では「夢」という単語が含まれていたのだけれど、片方は原題ではReve(面倒なのでアクサン抜き)、もう片方はSongeと書いてあった。後者、初めて見る単語だったので、帰宅後、辞書をひこうと思ったら、辞書が見つからない。でも、ネットでいろいろ調べられるこの時代、検索すると、外国人学習者らしい人がこの2つの違いを尋ねていたりして、まぇでもその回答を読んでも分かったような分からんような、なのですが、しまった、どっちの絵がどんな風だったか、忘れてしまったわ。この回答読みながら絵を見比べたら、ふんふん、と思えたかもしれないのにね。
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by mmemiya | 2012-10-09 22:05 | 日々雑感 | Trackback | Comments(2)