La Lune Lunatique

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愛なんて無数にあるしさ

 広島の妊娠降格訴訟について、均等法30年にしてやっとこんな状態なのか、とか、色々と思うところはありすぎるのですが、この件に関して田母神俊雄さんという方が、Twitterでした発言が、一部でニュースになってましたね。

 なにしろ田母神”閣下”のご発言なので、あまり取り上げる気にもなれなかったのですが、「こういう言説は、病気になった男性とか、父子家庭のお父さんとか、妻や親の介護が必要な男性とかも追い詰める社会を肯定してるよね」みたいな話とは全く別に、締めの台詞がとにかくもう。

 「貴女を愛してくれる男性はいますか」っていうの、多分、彼にとっては、会心の一撃のつもりなんでしょ?だけど、これ、おそらく、読む人をげんなりさせる効果ぐらいはあっても、ダメージを与えるような攻撃には全然成り得てないと思うんだよね。あ、読む人を反発させる一定の効果はあった模様。前段部分にそれなりに賛同する人でも、この部分に嫌悪感を表明したりもしてたし。

 愛は異性からももちろん得られますが、友人からでも、家族からでも得られるだろうし、愛してくれる男性がたった一人いれば、あとは世界中全部敵でも構わない、全てOK、ってもんでもなかろーし。(悲恋の真っ最中の二人なら世界中全部敵ってこともあるのかもしれんけど。)

 女は愛嬌、女は愛されてなんぼ、と思う人ならではの発想なんだろうけど、こんなレベルの攻撃しかできない(一連のTwitter発言にもおよそ、票を集めなきゃならん政治家としての戦略が伺えない)人が幕僚長だったって一体どういうことだと、当時の自衛隊関係者を小一時間…(古っ!)。
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by mmemiya | 2014-10-27 21:10 | 日々雑感 | Trackback | Comments(0)

「育休世代」のジレンマ

本日、東京往復の新幹線の中で読了。
著者は今年30歳の女性、東大を卒業して新聞社に入社、やりがいを感じてバリバリ働いていたのに、いざ妊娠したら、それまで意識したことのなかった壁にぶち当たった中で、好き勝手なことを言われることや、それに対して明確に反論できないことに苛立ち、妊娠9ヶ月で大学院入試を受けて、育休中に修士論文を書き上げた。その論文に加筆修正したのがこの本。
「そもそも大企業の総合職なんか、世の中の超少数派であって、そういう世界の狭いくだらない競争社会を降りることを大問題みたいに取り上げることが間違っている、というのもまっとうな意見だと思う。しかし、それでも、そこには悔し涙があると私は言いたかった。」と著者が書く通り、取り上げられた事例は、いずれも総合職として就職し、結婚し、出産したという、ある意味恵まれていると言われる女性たちなのだが、彼女たちが直面した葛藤と、その葛藤を引き起こしている社会構造を理論的に指摘して、ごく一部の女性たちの事例を、働いていようがいまいが、既婚だろうが未婚だろうが、子どもがいようがいまいが、女性が現代社会でどうしたってぶち当たる「女であること」に起因する諸問題への普遍性につなげた筆力は見事というしかない。
要所要所で、自分の身とひき比べながら色々なことを考えさせられた。第二子の育休から復帰して今年で10年目のこの私にしたところで、働きやすい制度が相当整っている職場に就職して、おまけに、世間のものさしで言えばものすごく育児に協力的な夫も得て、復帰後は仕事量に相当配慮された職場に配置してもらった上に、同期男性にほとんど遅れることなく昇進までさせてもらった、という、どう考えてもものすごく恵まれている立場にいる、ということは百も承知で、それでもなお、仕事と家庭の両立についての葛藤、そしてその葛藤をなぜ男はほとんど引き受けずに生きていられるのか、という疑問を抱え続けている。
この本は、また同時に、私より一回り若い筆者たちの世代が少なくとも学生時代は所与のものと考えてきたという男女平等を、おそらく筆者たちほどは信じておらず(※高校進学時、中学の同級生の女の子に「そんな学校に行ったらお嫁に行けない」と言われたのは忘れられない。まぁ、一学年10クラス中4クラスが男子クラスだったし、こんな田舎だし、女の子が勉強なんかしたって、みたいな空気がまだまだ濃厚に漂っていた時代ではあった。今、母校に男子クラスがない、と聞くだけでも隔世の感がある。)だからこそ、仕事を続けやすい職場、という視点で就職先を探した私(筆者の言葉を借りれば早い段階でジェンダー秩序に組み込まれている)が、この先、筆者のような自分より若い世代に、どんなロールモデルを示せるのか、これからは、もう少しそういうことを考えないといけない年になったなぁ、と強く感じさせてくれた本でもあった。この本が取り上げているのは、まだ子どもがせいぜい2歳ぐらい、当然就学前、という、かなり限られた期間においてのジレンマでもあって、それでも、広く読まれるべき価値は本当にある本だと思うのだけれど、女の人生、まだまだ先は長いよと、長期的な視点も必要だと、そう言わなければならない、というか、長期的な展望を抱けるような姿を見せなければならないのも、20年以上は働いてきた人間の責任の一つかなぁ、などと、いい年して今頃ではあるけれども思う。
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by mmemiya | 2014-10-22 21:25 | 読んだ本 | Trackback | Comments(0)

日本の風俗嬢

帯から受ける印象よりはずっと真面目な本。
私の風俗業界に関する知識というと、都立大卒現役風俗嬢という肩書で山口みずかが別冊宝島に色々書いてたり、漫画家米沢りかが、ルポ漫画?「アクション大魔王」で風俗嬢インタビューをやってたりした20年ぐらい前の知識で止まっていたのだけど、ソープだのピンサロだのの基本形態はそう変わらないにしろ、風俗業界は近年、相当大きく変動しているらしい。
デフレ化・価格破壊の中で、業界で働く人(女性だけじゃなくスカウトマンとか経営者とかの男性も)の平均収入はぐっと下がり、なのにインターネット求人のおかげで参入する女性は増えて、並みの容姿じゃ風俗で働くことすら困難になりかかっている現状の中、風俗業は実は貧困者のセーフティネットにすらならない状況に至っている。また、風営法改正で無店舗業態が圧倒的になり、働く女性の危険度は増しているということなどもよく分かる。
Amazonの書評にもあったが、性病問題に全然触れていないのが意図的なのかどうなのか気になるところではあるけれど、性産業を皆無にする、ということが無理ならば、そこで働く人の尊厳、安全をどう考えるか、というのは、世の中のみんなが、他人ごとだと思わず向き合うべきことのように思う。仕送り額が少ない女子大生が働いていることも近年は珍しくないらしく、自分たちの住む世界と別の世界のことだと思うのは間違いではないだろうか。
(ただ、行政が支援しにくい問題、という本書中の指摘も、それはそれでよく分かることは分かる…。)
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by mmemiya | 2014-10-19 23:20 | 読んだ本 | Trackback | Comments(2)

やっと?

ベネッセより「お客様情報漏洩に関するご報告 および お詫びの品のご案内」がやっと?届きました。

前にも書いたように、うちは一度もベネッセ受講したことはないのですが、ベネッセとコムサイズムの共同キャンペーンで個人情報をベネッセに渡したことがあります。(全員もらえるプレゼントに応募すると、住所氏名年齢がベネッセにいく仕組み。しまじろうの勧誘が来たら、ダイレクトメール止めてくださいの電話すればいいや、と思って応募。)

多分流出してるよな~(スマイルゼミから案内届いたので)とは思ってたのですが、想像以上に時間がかかりました。で、今日届いて早速、お詫びの品の手続きはしたのですが、これが届くまで、また、最大6ヶ月!かかるらしいですわ。大規模な流出ってホント大変ですなぁ。お詫びの品に選択肢なんか与えたせいで、郵送費2回かかるし。あ、やっぱり息子の情報も流出してましたんで、お知らせは2通届いています。

そして、やっと、といえば、私の今年の仕事の一番の山が、やっと終わりました。正直色々ありすぎたし、座礁しかけた時もあったし、必ずしも最初から目指していたわけでもないゴールでもあるし、ぶっちゃけ、やっちゃったなぁ、みたいな心境で、実のところ、人に褒められてもあまり達成感はなかったりするのですが、とりあえず、約2ヶ月の間、平日は朝しか子どもに会えなかった私に代わり、日々の食事作りをはじめ家事全般を引き受けてくれた夫と、よいチームワークを発揮してくれた職場のメンバーと、そのメンバーの家族と、もろもろの皆さんに、心から感謝。踏み出した道は未知の世界で、準備不足で、茨の道かもしれないけれど、また明日から、コツコツとその道を踏み固めていきたいと思います。
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by mmemiya | 2014-10-09 21:52 | 日々雑感 | Trackback | Comments(0)