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デキる女のおしゃれの方程式 きちんと見える 信頼される

ちょっと、手に取るのが恥ずかしくなるようなタイトルではある。もうちょっとなんとかならんかったのか。

中身は、かなーりオーソドックスな仕事着論である。著者の森岡弘氏は、元々、男性向けに「男のファッション練習帖」などのファッション指南本を書いている人で、その人のところへ、女性から、職場でどんな服を着ればいいのか、みたいな手紙などが届くことから、女性向けの本を書くことになったとか。

正直、ラストの方にあるコーディネート例の休日ファッションなんかは余分だと思う、というか、女の目から見るとイマイチなんだけど、著者いわく、男性はこういう格好の女性を好ましいと思うんだそうで、まぁそれはふーん、というか、休日の服なんか、男のために着るわけじゃないしな、私、なんだけど、オフィスの服装というのは、どうしても、男性にはきっちりルールが有るところへ新参者として入ってきたのが女である以上、男性向けのルールを踏まえる必要は十分あると思う。
元々、私の服に関する知識というのは夫の本の受け売りなんで、で、旦那の持ってる本というのが落合正勝だったりするもんだから、流し読みしかしていない私も、やっぱイタリアが一番、みたいな洗脳はされかかっている(苦笑)。あと、黒のスーツなんて仕事着としてありえないでしょ、とか、茶色というのはカントリーの色で、オフィスで着る色ではない、とか、そういうのはなんとなく受け入れていた。

ただ、その辺はこの本は、オーソドックスとはいえ、女性はそこまできっちりじゃなくても大丈夫、と説く。まぁ実際、茶色のスーツだろうがベージュのスーツだろうが、テーラードスーツ着てるだけで十分きちんとして見えるのが女ってもんではあるわね。私の手持ちスーツも、男性だったらこんな生地ありえねー、みたいなのは結構あります。その辺は多少、ゆるやかでありつつも、これぐらいの線は守ってね、という線を説いている本で、これでも十分保守的は保守的なんだろうけど、やっぱ仕事着のスタンダードってこんなもんなんだろうな、という無難な着地点は伺える。
わざわざ買う程でもない本かもしれないけど、もし、女の仕事着について何か一冊だけ買うならこれ、って感じかも。過不足なくまとまってるし。オシャレな女性には物足りないだろうけどね。

ああ、それにしても、テーラードのスカートスーツ、それ自体が中々気に入るようなものが見つからないのが女の現実でもあったりして、最終的にはパターンオーダーとかへいくしかないのか、みたいなのが最近の私の感慨だったりします。40女の仕事着は、あいも変わらず難しい。
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by mmemiya | 2014-12-11 22:05 | 読んだ本 | Trackback | Comments(2)

「育休世代」のジレンマ

本日、東京往復の新幹線の中で読了。
著者は今年30歳の女性、東大を卒業して新聞社に入社、やりがいを感じてバリバリ働いていたのに、いざ妊娠したら、それまで意識したことのなかった壁にぶち当たった中で、好き勝手なことを言われることや、それに対して明確に反論できないことに苛立ち、妊娠9ヶ月で大学院入試を受けて、育休中に修士論文を書き上げた。その論文に加筆修正したのがこの本。
「そもそも大企業の総合職なんか、世の中の超少数派であって、そういう世界の狭いくだらない競争社会を降りることを大問題みたいに取り上げることが間違っている、というのもまっとうな意見だと思う。しかし、それでも、そこには悔し涙があると私は言いたかった。」と著者が書く通り、取り上げられた事例は、いずれも総合職として就職し、結婚し、出産したという、ある意味恵まれていると言われる女性たちなのだが、彼女たちが直面した葛藤と、その葛藤を引き起こしている社会構造を理論的に指摘して、ごく一部の女性たちの事例を、働いていようがいまいが、既婚だろうが未婚だろうが、子どもがいようがいまいが、女性が現代社会でどうしたってぶち当たる「女であること」に起因する諸問題への普遍性につなげた筆力は見事というしかない。
要所要所で、自分の身とひき比べながら色々なことを考えさせられた。第二子の育休から復帰して今年で10年目のこの私にしたところで、働きやすい制度が相当整っている職場に就職して、おまけに、世間のものさしで言えばものすごく育児に協力的な夫も得て、復帰後は仕事量に相当配慮された職場に配置してもらった上に、同期男性にほとんど遅れることなく昇進までさせてもらった、という、どう考えてもものすごく恵まれている立場にいる、ということは百も承知で、それでもなお、仕事と家庭の両立についての葛藤、そしてその葛藤をなぜ男はほとんど引き受けずに生きていられるのか、という疑問を抱え続けている。
この本は、また同時に、私より一回り若い筆者たちの世代が少なくとも学生時代は所与のものと考えてきたという男女平等を、おそらく筆者たちほどは信じておらず(※高校進学時、中学の同級生の女の子に「そんな学校に行ったらお嫁に行けない」と言われたのは忘れられない。まぁ、一学年10クラス中4クラスが男子クラスだったし、こんな田舎だし、女の子が勉強なんかしたって、みたいな空気がまだまだ濃厚に漂っていた時代ではあった。今、母校に男子クラスがない、と聞くだけでも隔世の感がある。)だからこそ、仕事を続けやすい職場、という視点で就職先を探した私(筆者の言葉を借りれば早い段階でジェンダー秩序に組み込まれている)が、この先、筆者のような自分より若い世代に、どんなロールモデルを示せるのか、これからは、もう少しそういうことを考えないといけない年になったなぁ、と強く感じさせてくれた本でもあった。この本が取り上げているのは、まだ子どもがせいぜい2歳ぐらい、当然就学前、という、かなり限られた期間においてのジレンマでもあって、それでも、広く読まれるべき価値は本当にある本だと思うのだけれど、女の人生、まだまだ先は長いよと、長期的な視点も必要だと、そう言わなければならない、というか、長期的な展望を抱けるような姿を見せなければならないのも、20年以上は働いてきた人間の責任の一つかなぁ、などと、いい年して今頃ではあるけれども思う。
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by mmemiya | 2014-10-22 21:25 | 読んだ本 | Trackback | Comments(0)

日本の風俗嬢

帯から受ける印象よりはずっと真面目な本。
私の風俗業界に関する知識というと、都立大卒現役風俗嬢という肩書で山口みずかが別冊宝島に色々書いてたり、漫画家米沢りかが、ルポ漫画?「アクション大魔王」で風俗嬢インタビューをやってたりした20年ぐらい前の知識で止まっていたのだけど、ソープだのピンサロだのの基本形態はそう変わらないにしろ、風俗業界は近年、相当大きく変動しているらしい。
デフレ化・価格破壊の中で、業界で働く人(女性だけじゃなくスカウトマンとか経営者とかの男性も)の平均収入はぐっと下がり、なのにインターネット求人のおかげで参入する女性は増えて、並みの容姿じゃ風俗で働くことすら困難になりかかっている現状の中、風俗業は実は貧困者のセーフティネットにすらならない状況に至っている。また、風営法改正で無店舗業態が圧倒的になり、働く女性の危険度は増しているということなどもよく分かる。
Amazonの書評にもあったが、性病問題に全然触れていないのが意図的なのかどうなのか気になるところではあるけれど、性産業を皆無にする、ということが無理ならば、そこで働く人の尊厳、安全をどう考えるか、というのは、世の中のみんなが、他人ごとだと思わず向き合うべきことのように思う。仕送り額が少ない女子大生が働いていることも近年は珍しくないらしく、自分たちの住む世界と別の世界のことだと思うのは間違いではないだろうか。
(ただ、行政が支援しにくい問題、という本書中の指摘も、それはそれでよく分かることは分かる…。)
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by mmemiya | 2014-10-19 23:20 | 読んだ本 | Trackback | Comments(2)

43歳の仕事着

いったい、何を着ればいいのか、みたいな話は、前にもこのブログに書いたような気がする。

40代。昔の服が、サイズ的に着られないわけじゃないのに、なんだか妙に似合わない、と嘆いてる女性が、ネットを見ているとたくさんいる。

私もまぁなんというか、御多分にもれず、そういう40代の一人で、そんでもって、これぐらいの世代、職場に着ていく服も、悩み多き人が多いのだと、これまた「発言小町」とか見てるとよく分かります。デパートでスーツを見ていると、「卒業式ですか」と言われてしまう、なんて書き込みもあったり。

実は私は数年前まで、みんながジャージを着ているような、服についてはちょいと特殊な職場にいた。そこから異動した最初の年、大げさなようだがほんと、私の人生の中では、一番服を買った年だった気がする。どれだけ買ったことか。カットソー、パンツ、ちょっと綺麗目のスカート、みたいなのが中心で、買った場所もイオンとか、あとはディノスの通販だったりしたわけだが。

で、一年ほど前から、スーツが必要な機会がそれまでより増えた。ジャケットがあればいいかと思っていたんだけど、場合によってはそうでもないんだな、やはり。で、タカキューの女性向けスーツなんかいくつか買ったのだけれど、男性向けと比べると、残念ながらどうも、リクルートスーツっぽいというか、40代,まして50代で着るのはだんだんきつくなってくるというか、という感じもあった。あと、体重はほとんど変わらないのに、下半身がどんどん太くなってきていて、ヘタするとその手のスーツじゃ、太ももとかパンパンだったりもする。

で、これまで、通販はディノス、たまにドゥクラッセだった私が、何かのきっかけで、ベルメゾンも見るようになった。ドゥクラッセはターゲット年齢的にはぴったりなのだろうが、ちょっと、仕事着ではない。ディノスは、特にダーマは、いいんだけど、高い。バーゲンまで待つと、欲しい色やサイズはかなりの確率で売り切れ。
ベルメゾンはダーマ程は高くない。そして、ここのスーツにある「ももはり」ってのが、私の太すぎる太腿にも大変やさしいつくりなのだ。パンツスーツを一つ買って、もうこれ以外買えないかも、と思ったほどである(笑)。

それにしても、女性が職場でどんな服を着るべきか、ということについては、識者?の間でもけっこう意見が割れている。
中古ではあるけれど、実は、ここんとこ、そんなテーマで本を3冊も読んだ。そしたら、見事に意見がバラバラなんである。
「おしゃれの教科書 働く女性のワードローブ」の著者高橋みどりさんて聞いたことあるな、えーっと料理本とかの関係の高橋さんじゃなく、そうだ、ジョンロブのホームページで、女性ながらジョンロブを4足も持ってるって書いてた人だよ! 
この人は、基本はジャケットを着ましょう、とは書くけれど、カラータイツなんかも勧めてる。文章の方はなるほどね、と読めたりするんだけど、後半の方で、20代、30代、40代それぞれにおすすめする具体的な服が掲載されてて、40代のスーツが上下合わせて50万とかさ、日本にはそんなスーツを着て働くオンナがそんなにたくさんいるのか??と、ちと別世界。基本となるアイテムの一つにレザージャケットが入るのも、ちょーっと私とは縁遠いなぁ。
ビジネスファッションルール 武器としての服装術 大森ひとみ、この本が一番固い。基本はスーツ、色のついたタイツなんてとんでもない、と説く本。まぁね、うちだって、周りの男性がみんなスーツであることを思えば、女だって同じような格好が基本なのかもなぁ、と反省させられる本ではある。でも、柄物スカート全部ダメ、と言われても、持ってるしなぁ…。柄のスカートとジャケット合わせることって割にあるんだけど、ダメなのだそうです、この方の意見では。ううむ。
働く女性のスタイルアップ・レッスン 政近準子 …あんまり会社員ターゲットじゃないのかなぁ。経営陣に名を連ねるような女性はやっぱり少数派じゃないかと思うけど、読者層はどの辺を想定してるんだろう。スーツはクリーニングに頼りすぎず、ブラッシングをちゃんとしろ、といった実用的な話もあるのだけれど。ああ、自分の持っている服を書き出してみろ、と書いていたのはこの本だけじゃないが、自分の持ってる服なんて把握してるつもりでいたけど、やってみたらこれはすごく役に立った。自分の服の偏りも見えるし、次のシーズンに買い足すとしたらどんな色のどんなアイテムか、というのを、組み合わせを思い浮かべながら検討することができるのだ。

とまぁ、これらの本、共通しているポイントもないわけではないのだが、とはいえ、普段着と仕事着を兼用できるかについても3人の意見は割れているし、3冊読み比べると、けっこう真逆な意見が見られるのは、つまり、女の仕事着がいかにあるべきか、ということについて、スタンダードが未だにない、ということの証明なのかもしれない。少なくとも、男のビジネスファッションについては、こうも人の意見が割れることはないだろう。

かつての自分を振り返ると、そういえば、アリスバーリーで一目惚れした半袖スーツをけっこう長い間着ていたなぁ。でも、レースとかもついてたし、今にして思えば、あまり職場向きとも言えなかったかも。あとはほとんど、アトリエサブばかりだったが(店で名前を覚えられている客だったぐらいには通っていた)そういや、ついこの間、10年以上前のマーガレットハウエルのスーツを、さすがにこれは、と処分したんだっけ。

当時の服は今となっては、たとえサイズがあっていたとしてもスカート短すぎたり、派手すぎたり?とても着られたものではないデザインだと思うが、しかし、かといって、ただの無地の紺とかグレーとかのスーツでは、リクルートスーツという年じゃないにしろ、おばさんが無理して着てる制服のようで、地味すぎる年に…。
ニッセンのスーツを買ってみて、やっぱ、この年ではちょっと無理がある…とか、いくつか失敗を繰り返した結果、最近ようやく辿り着いた結論は、生地がそこそこの質じゃないとダメ、ということだ。

ところで、うちの夫はちょっとした靴マニアなのだが、しばらく鳴りを潜めていた靴買いあさりが最近また再燃して、ネットオークションで中古の靴を買っては、届いて履いてみたらサイズがあわなくてショックを受けたりしていた。
そんな様子を横目で見ながら、なんで試着も返品もできないものを買うの、理解できない、などと思っていたが、最近、私もあっさり宗旨変えし、オークションで幾つかスーツを買った。

きっかけは、オークションではなく、中部地方の人間なら「いらんものは、コメヒョーへ売ろー!」のCMでおなじみ、コメ兵へ行ったから、であった。
もともと、しばらく前に夫と休みを合わせて出かける機会があり、大須でピザが食べたくて大須へ行って、そのついでにコメ兵をひやかしたのだが、そこにも、当然ながら中古の靴などがたくさんあった。夫によると、オークションよりは全体に高値だそうだが、試着できるのが大きな違いだ。夫は結局、そこでは靴は買わなかったが、私は中古のスーツを買った。
もともと、おフルとか中古に抵抗はないので、そこそこ状態のいいものが普通のスーツの何分の1かの値段で買えるというならそれで十分じゃん、と、そこで開眼したのである。オークションでも、サイズさえちゃんと表記されていれば、靴よりは外れない。なんといっても靴は、「38」とか「5 1/2」とかあっても、それぞれの足型は微妙に違うのだろうが、服の場合、肩幅、身幅、ウエスト、わたり、といった個別部分の数値が出ていれば、着られるかどうかは判断しやすい。(でも一回失敗した。知りたい部分の数字が書いてない時は、質問しないとダメですね。)

ということで、最近にわかにスーツ持ちになった私は、近ごろもっぱら、スーツかジャケットスタイルで通勤している。スーツ姿だと、ネクタイのある男性と違って、胸元が地味といえば地味なので、今までになく、小さなペンダントとかのアクセサリーもつけるようになったが、これはまた別の話ということで。(ちなみに、先にあげた3冊の女性ビジネスファッション本のいずれも、派手すぎないアクセサリーはむしろ推奨しているようなのはけっこう意外だった。ネクタイの代わりって、常にスカーフしてるわけにもいかないしなぁ。)
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by mmemiya | 2014-04-02 22:09 | 日々雑感 | Trackback | Comments(2)

家事労働ハラスメント

とりわけ新書に多いのだが、読み終わって、タイトルと中身の乖離に首をひねることがある。

この本も、題名がピント外れな気がする。「ハラスメント」って嫌がらせでしょ。個々人に対する嫌がらせというより、もっとずっと大きな社会状況の話をしてる本だと思うんだけど。

生きていく以上、食事は準備しなきゃいけないし、毎日着る物だって洗濯しなきゃいけない。
「家事労働」は全ての人につきまとう。自分でやるか、家族にやってもらうか、外注するかの違いはあれど。
そして一日は誰にでも平等に24時間しかない。労働対価の発生しない家事労働に費やす時間が多い人は、それだけ、収入を生み出す労働に費やせる時間が少なくなるわけで、何かのきっかけ一つで貧困に転落しかねない危うさをはらむ。
また、日本では、無制限に会社に勤務時間を捧げられない人(家事労働を担う人)は二流労働者として扱われてしまう。
さらに、外注化された家事労働である保育や介護といった分野の労働は、家事労働が無償評価されていることに引きずられ「専門性なんてない、誰にでもできるでしょ」とばかり、低賃金を余儀なくされている。

…大雑把にまとめてしまうと、こんなようなことが実証を挙げつつ書いてある本。色々と自分が思ってきたことがきれいに言語化されてまとめられている感じで、読むのが辛いところもあったけど、一気に読み終えた。
毎日、日付代わるまで残業してたような若い頃、「結婚?奥さんだったら欲しいけど」なーんて冗談を言い合っていたのって、日本の労働者が、家事労働を引き受ける人が家庭内に別にいることを前提にされててることが身に染みて分かってたからだよね、と改めて思う。
20年前のあの頃より、若者を取り巻く就業環境は尚更厳しく、一体、日本に明るい未来はあるのか、と、暗澹たる気持ちにさせられる本でもあるけれど、子どもを含め、これからの自分たちの未来を変えていくには、どんなことをしていけばいいのだろう。
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by mmemiya | 2014-02-28 16:23 | 読んだ本 | Trackback | Comments(0)

先週末は、3連休とはいえ、まぁいつものごとく野球だのピアノだので終わっていったということもあり、まぁ、チョコレートケーキは来週末ね、と、先延ばしにしてしまった。
2月14日は、職場の女子職員でチョコ交換会みたいになってしまった(笑)。男性陣は…一応、管理職には連名で差し上げました。夫がチロルチョコ20個もらって帰ってきましたが、私のほうが豪華(笑)でしたわ。
ま、一日遅れで、夫は(うちの息子と娘も)私の母と妹から、立派なチョコをもらったんですけどね。

ところで、今週末は、土曜が授業参観で、日曜は野球の月に一回の休みなので、よし、ケーキ焼くか、と思っていたら、夫の実家に集合がかかってしまった。ひな祭りのお祝いって・・・早すぎ、ってか、うちまだ、お雛様出してないし(汗)。まぁね、土日が孫みんなそれぞれ忙しい・・・ってことからそうなったんだけど、ちょーっとお雛様気分は出ないよね。というか、そろそろ、各種イベントを全員で集まってやろうというのは無理になってきてるんじゃないかな。

授業参観、息子は「10歳の誓い」とかで将来の夢を発表。「パン屋になりたいです」はともかく、義母も見に来るのに「高校へは行かず」は義母が卒倒するのではないかと(笑)思ってましたが、あれ?高校行かない発言聞こえなかったぞ、と思ったら、本人、アドリブでそこだけ飛ばしたそうな。お利口(笑)。けっこう大きい声ではきはき発表していましたよ。

娘のクラスは・・・英語活動。どのクラスも同じ英語活動だったんだけど、娘のクラスが一番やっぱ、なんというか・・・。知り合いのお母さんが「これは授業なのか休み時間なのか・・・」と呟いてましたが、ホント、自由奔放というか、先生の声が相変わらずクラスの後ろまで届いていないというか・・・。お店屋さんごっこだったので、席から離れて動き回る授業ではあったんだけど。

英語といえば、先日、むかーし子どもが小さかった頃、よく聞いていた「むしまるQ」(NHK教育テレビでやっていた、虫や動物のクイズと歌の短い番組。有名な洋楽のパロディソングがたくさん。「ホテル・カリフォルニア」→「ホタル・カリフォルニア」とか。)の「ゾウガメ」を久々に聞いていて、流れで、続けてVowwowの「Don't leave me now」など聞いてたら、夫に「なぜそうなる」と言われてしまった。しばらく意味がわからなかったのだが(歌ってる人がどっちも一緒なのです)夫は、後者をデーモン閣下の歌声と勘違いしていたらしい。
・・・閣下と人見先生(元Vowwowのボーカルである人見元基は、現在、高校の先生)、別に声、似てないと思うけどなぁ。閣下の声はもうちょっと細い感じ。

ただ、そういえば、この二人が一緒に歌ってる歌があるんだよね。Deep Purpleのトリビュートアルバム。何人かのヴォーカリストが、ディープ・パープルのいろんな曲をカバーしてるわけですが、当然、英語の歌です。で、中には「歌は上手なんだけど、ただ、英語には聞こえてこない・・・」と私には思えてしまう曲があります。
なんだろう、歌っている(しかもよく通る声で)ってことは、声量(呼吸?)が足りないはずはないはずで、やっぱ、一つ一つの音を作る「息」なんですかねぇ、こういうのって。摩擦とか破裂とかが足りないから、日本語ではないのは確かだけど、何語だろう、みたいな不思議な音に聞こえてくるのかな。
そういう曲を聴いていて、中津燎子さんの「なんで英語やるの」の冒頭を思い出しました。著者がアメリカから日本へ帰国してまもない頃、アメリカに留学する予定の子の発音をみてやってほしいと頼まれ、気軽に引き受けて、その子にスピーチをしてもらったところ、彼女の言っていることがただの一語も聞き取れなかった・・・というシーンです。何回か繰り返してもらって、最後に勇気を振り絞って「その、最初のところ、アウスクウと聞こえるのだけれど、アウスクウって何かしら?」と尋ねる。彼女の返事がないのでスピーチ原稿を見て、「ああ、Our school だったのねぇ!」と叫ぶ・・・。(記憶で書いてるので、大体こんな感じだった、ってことでご容赦を。)
初めてこれを読んだ中学生の頃は、ただ、そうなんだー、私たちの発音って聞き取れないのかー、という程度の感想だったのですが、このトリビュートアルバム聞いてたら、その場面って、こんな感じだったのかな、という気が、少ししました。
一方で、元基先生(東京外国語大学英語学科卒で、英語の先生)が歌ってるのは、自分が知らない単語が聞き取れない、ということはあっても、英語だなぁ、とは思うのですね。英語に聞こえてこない人との違いとして、CD聞かずに歌詞カード見たときに、ああ、こういう歌詞だったのか、と、ちゃんと歌えます、元基先生が歌ってる歌は。要所要所で自分が聞き取れる音だけ拾ってたのを、歌詞カード見て、間を補完できる感じというか。

日本語の柔らかい響きというのはいいものですが、外国語をやるときには、息、唇、舌の使い方が全然違うのだ、ということを意識してかからないと、なかなか違う音に近づいていけませんね。で、本日の子どもたちの英語活動といえば、ねぇ・・・。先生の発音以外の音を聞く場面は作られているのだろうか・・・。
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by mmemiya | 2013-02-16 21:59 | 日々雑感 | Trackback | Comments(5)

餅拾い

毎年、他地区の餅まき(厄年の男性がやる厄払い)に厚かましく出かけて餅を拾ってくるのですが、今年もちょうど、少年野球は午前中だったので、昼から出かけました。

片道40分ちょいかけて歩いていくので、息子と、とりとめもないことをいろいろ喋っていたのですが(娘は夫と先発していた)息子が今度の授業参観で発表する将来の夢はやっぱりパン屋で、そんでもって、高校へは行かず、中学を卒業したら、パンの美味しい国をまわってパンを研究するんだそうな。
・・・まぁなんだ、別に大学とか行かなくてもいいとは思うが、それじゃ少なくとも、英語の勉強はちゃんとやっておいた方がいいかもねぇ。っていうか、外国へ行く金はいつ貯めるんだ?中卒でしばらく働いて貯めるんだというが、それもなかなか大変だとは思うが・・・まぁ、夢があるのはいいことではあります。ドイツでパンのマイスターになろうと、フランス国立製パン学校へ行こうと、行けるものなら頑張ればいいわけですが。
ただ、息子の場合、あまりにも具体的なヴィジョンを描きすぎて自分自身がそれに縛られすぎるタイプのような気もして、軌道修正が難しそうなところがやや気になる。ピアノとか野球とか、好きで好きでやってるようには全然見えないんだけど、一度決めたことだから、と言って頑なに辞めようとしない。結果として、本を読むだのゲームするだのという、自分のやりたいことの時間にしわ寄せが来るのにねぇ。(息子が一番好きな時間は、日向ぼっこしてぼーっとしている時間だそうです。それなのになぜ、自分で自分を忙しくするのか。)そして、やめないという割に、練習だの努力だのはしないんで、ホントよく分からん。

餅まきの方は、やぐらの後ろに陣取って「落として~!」と叫び続けていた娘が9個と家族で一番荒稼ぎ(違)。あとは、夫4個、息子3個、私2個、ということで、娘は「やったー、しばらくもち三昧だー!」とはしゃいでいた。

しかし、3連休も野球やらなにやらであっという間に終わってしまいました。今日なんか、耐え切れずに夕方1時間弱寝ましたが、なーんか、疲れが取れないなぁ・・・と呟いているのも毎度のこと。さきほど、急に入り用なものがあってコンビニへ走ったついでに、つい、ハーゲンダッツの新製品など買ってしまった・・・。この間買った、西原理恵子の「スナックさいばら おんなのけものみち」に「女の大反省会! 私はこれで太りました」ってのがあって、そうそうそうそう、と頷きっぱなしでした。「これぐらいなら、ま、いっか」を20年積み重ねた結果が今。「明日からダイエットするから」の明日は永遠に来ない。いや全く、そのとおり。その通りなんだけど、つい間食してしまう・・・やっぱ、ストレスなんでしょうか、これは。
それにしても、「おんなのけものみち」、全部、ネットで読めるんじゃん。(ここ)わざわざ本で買う必要は・・・なかったな。
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by mmemiya | 2013-02-11 21:59 | 日々雑感 | Trackback | Comments(2)

ことばの発達の謎を解く 今井むつみ

娘の学校の宿題で、生まれてから今までを振り返るための写真が何枚か必要になった。
データがあるだけでプリントしていない写真というのがけっこうあって、その中から娘が選んだものを、急いでプリントに持っていった。10分ほどかかる、と言われたので、同じショッピングセンターの中の書店に行ってみると、今井むつみさんの本が目に入った。
あー、やっぱりこれだから、たまには本当に本屋に行かないとねぇ。ちくまプリマー新書の一冊で、1月に出たものらしい。

今井さんの本で読んだことがあるのは、岩波新書の「ことばと思考」だけですが、そちらも読み応えがありました。そしてこの本は(って、まだ読みかけなんだけど)ちくまプリマー(中高生向け)だけあって、より平易に、読みやすく書いてある。(中学生にはちょっと難しいかも・・・。)だからといって、内容は手抜きじゃなく、最新の知見が盛り込んである。
内容が、赤ちゃんがどうやって言語を習得していくのか、に絞り込んであるのですっきりと読みやすく、そして飽きさせない。飽きないということは、つまり、子どもがことばを習得していく過程が、いかに複雑精緻なものであるかの証左でもある。「はじめに」を読んだだけで、わくわくしてしまう。
<多くの人は、「単語の一つ一つの意味は、他の単語と独立に(つまり無関係に)覚えられる」と思っています。例えば、いくつかの自動車の例と「クルマ」という音が結びつけば、自動的に「車」ということばの意味が理解できる。あるいは赤い花や赤いシャツ、赤鉛筆を「アカ」という音と結びつけることを覚えれば、「赤」という単語の意味を覚えたことになると思っている人は多いのではないでしょうか?本書を読むと、この考え方も誤解だということがわかっていただけると思います。>ええっ?違うの? と、これはもう、読まずにはいられますまい。

欲を言えば、冒頭の、音素をカテゴリー化していくあたりなど読んでいると、バイリンガル環境の赤ちゃんの場合はどうなんだろう?などと思うのですが、それを著者(認知心理学者)に要求するのはさすがに無理ですわね。
ああ、こういう本を読んでいると、自分の子どもがもっと小さかった頃のことばをきちんと記録していなかったことが悔やまれます。ま、真っ最中にはそんな余裕は実際にはなかなかないんだけどさ。

そういえば、今度の小学校授業参観、娘のクラスは英語活動で、親も一緒に買い物ごっこ、らしい。息子のクラスは将来の夢の発表らしいんだけど。英語活動かぁ・・・授業参観でそんなことやらなきゃならん先生方もご苦労様なことです。今日、ひょんなことからうちの県の教員採用案内見てたら、今、小学校教諭の実技試験には英語もある!全然知りませんでした。いつからだろう。でも、多くの小学校の先生方は、教員になったとき、まさか自分が英語の授業をやらないといけなくなるなんて、想像していなかったんじゃ・・・。娘の担任なんか、子どもたちに、「○○くんの方が発音がいい」(○○くんは、多分英語を習いに行っているお子さんと思われる)とか言われているらしい。気の毒に・・・。で、教えてる内容がちゃんとサポートされてるか、といえば、かつて息子の授業参観で間違った文法の英語が教えられているのを見て以来、内容面のサポートについても、私は深く先生方に同情しています。そしてそんな環境で英語とやらをやらされる子どもたちもだな。「めいあいへるぷゆー?」だの「はうまっち?」(娘がこの通りのカタカナ発音で授業内容を説明してくれました・・・)だのやるより、なんぼかいい異文化学習のやり方ってありそうなもんなのに。
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by mmemiya | 2013-02-06 22:08 | 読んだ本 | Trackback | Comments(2)

節分・立春

数年前まで、節分にはイワシ食べてればよろしい、と、恵方巻、なにそれ、などと嘯いていた私ですが、近年、子どもたちが周りから情報収集?するもので、なんだか、食べるのが当たり前のようになってきてしまった恵方巻き。
おととしは、娘が突然、当日になって言い出すもので、ありあわせの材料による太巻きもどき。去年は、子どもたちが習字のお稽古で遅くなる日で市販品。今年は週末だったので、おととしよりはマシなものを、と作ってみましたが、味はともかく、厚焼き卵しっかり焦がしちゃったし、人様にお見せできるような出来映えには程遠く。巻き簀なんて年に一度使うかどうかなんて生活だもんなー。

来年に向けての覚書。
・生モノ(マグロとかサーモンとか)は一種類で十分。(1人につき太巻き2本は多い。)
・具材の味付けにはもう少し工夫の余地アリ。卵なんかもっと甘くてもいいかも。

鬼をやる、と言っていた娘がちょいと風邪気味だったこともあり、娘本人が、掃除も大変だし、豆まきはもういいでしょ、と言い出したので、豆は結局、食べただけ。豆まき後の掃除が簡単、ってことで、落花生を使う地方もあるそうですが。
立春を一年の始まりと考えるなら、節分は一年の区切りの行事だったわけだけど、お正月すらなかなかのんびしたムードにならない(スーパーとか普通に営業してるし・・・)昨今では、まして節分など、流れていく日々のちょっとした行事に過ぎないのは、ちょっと寂しいような、などと、豆まきもしない人間が言ってもしょーがないですが。
とはいえ、さすが立春?ここ数日、とても暖かい日が続いています。今日も雪じゃなく雨だったしなー。

そして、先週末は夫両親の祝い旅行で夫の誕生日祝いができなかったので、恵方巻き食べたあとは、ケーキを食べてお祝い(笑)。スフレチーズケーキを焼きました。娘が一生懸命卵白を泡立ててくれたおかげで(あ、手じゃないです、機械です)ふわふわの仕上がりでございました。
ケーキの本も、お菓子作りめったにしない割に、けっこう持ってたりするんですが(苦笑)、これは、小田真規子さんの「絶対おいしいローカロリーのお菓子」・・・何年か前の夫誕生日もこのレシピのチーズケーキだったな、そういえば。来週は、気力があれば、同じ本からチョコレートケーキに挑戦したいのだけど・・・野球がどうなるかなぁ・・・。

息子が、北欧神話がどうこういうので、岩波少年文庫の「北欧神話」購入。アーサー王物語の子ども向けを読んだときにも驚いたけど、これも冒頭の方の、巨人が城壁作りをする話を読んで、あれ?と思った。ロキ(この本ではローキ)が牝馬に化けて、巨人の馬を誘い出すまでは書かれていても、ロキがスレイプニルを生むところは省略なんだな。さすが子ども向け、というべきか。
(もちろん、ロカセンナにおいても、フレイヤをすべての男神と寝た女神なーんて罵るシーンはない。)
昔、ギリシャ神話や北欧神話を読みあさった時期があるので、大抵のエピソードは、ああ、知ってる知ってる、って感じなのですが、いざ、子どもに「北欧神話の話をして」と言われるとなかなかできません。当たり前だけど、知ってるのと、それなりの語り口で「語れる」のは違うんですね、やはり。語るためには、自分の中で、語る言葉で整理し直さないといけない。これが、桃太郎とかになるとと、何も見ずともなんとなく語れるのは、やはり、私にとって桃太郎とは、本で読んだお話ではなく、語り聞かされたお話だから、語りの言葉で自分の中に入っているから、なんでしょうね。

自分のためには、「幸田文 台所帖」が到着。装丁が、手触りも含めて美しく、これは大切にしなければならない、という感じ。いや、本はどれも大切なんだけど、どうかすると風呂場でも本読みたい人間だからなー、私。しかしこの装丁は、さすがにそういう読み方はできないなーと思わされる。
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by mmemiya | 2013-02-04 22:45 | 料理のこと | Trackback | Comments(0)

献立日記

沢村貞子「老いの道連れ」は、さすがに昨日の今日で、まだ届きません。
職場の同僚が貸してくれた湊かなえ「往復書簡」読了。人間、なかなかそんな、劇的な出来事に出会うばかりの人生ではありませんが、出会うとこんなこともあるのかも、と思わせるぐらいのリアリティはあるし、叙述のテクニックもうまい。これは中編集ですが、一つ目は大体、どう転がっていくか途中で予想がついたけど、あとの二つは、へぇーへぇー、と感心して読むばかりでした。けど、自分で買って何か読むか、って言うと、多分買わないかなー。
こんなドラマティックなことばかりあったら息苦しいよね、というか、私はなんというか、小説ではこういう類の現実っぽいものではないものが読みたい、のかも。SFとかは、私にとっては、現実逃避の物語じゃなく、現実を描く手段が違うだけ、というか・・・まだ、うまく言えませんが。

そういや、先日、とんぼの本「沢村貞子の献立日記」というのを買ってしまいました。実はAmazonで注文したあと、本屋に行ったら置いてあって、うーむ、買わなくてよかったかも、などと思っても後の祭り。
黒柳徹子の寄せた文と、実際の沢村さんの直筆の献立日記が見られるのはよかった。あ、あと、沢村さんの全著作解題もあってこれはけっこう便利。

しかし、本のメインであるらしい、献立日記による献立の再現が、どーも私には受け入れにくいのだな。果たして沢村さんはこういう食器を使っていたのだろうか、とか(葉山に転居される際に、食器類もほとんど処分した、とかどこかに書いてあったな。)「いなだの照焼」に、再現写真ではかぼちゃが添えてあるけど、献立日記にかぼちゃの文字がないのに(買い物リストにも出てこないし、前後何日かのレシピにもかぼちゃは使用されていない)どういう理由でこれを添えるんだろう、とか、いちいち、細かいことが気になる。要は、再現をしきった高橋みどり氏の解釈に私が乗り切れない、ってことかもしれないが。
そういや、高橋みどりといえば「私の好きな料理の本」も、イマイチ乗れない本だったな。私、料理本好きなんだけど。買う前は、これ読んでどんどん欲しい本が増えたらまた困るなぁ、なんて思ってたのにそうでもなかったのは、まぁ、なんか、おいそれと手に入りそうもない、明治とかの古本の紹介がかなり多かったせいもあるのだけれど・・・。

ま、私としては、ご本人の「わたしの献立日記」読んでる方がいいな。他のエッセイも含め、あまりにも家事がずさんな自分としては、読んでいて、穴があったら入りたい、みたいな心境になる部分も、ないではないんだけど。
そうそう、親御さんに小さな頃から家事をしっかり仕込まれた明治の女性、といえば、幸田文なんて名前が思い浮かびますが、平松洋子さんの「野蛮な読書」によれば、沢村貞子と幸田文の対談というのがあるそうだ。ああ、それは読んでみたい。ええと、その「老いの語らい」も絶版なんだっけか。中古はすぐ手に入るとは思うけど。

この冬初めてのキムチを漬けました。このブログを見返したら、ジョン・キョンファさんのレシピで漬けるようになって、もう、9年目なんだわ。でも未だに、分量とか本で確認しないと作れないけどね・・・。(さすがに材料は忘れないようになった。)
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by mmemiya | 2013-01-24 23:15 | 読んだ本 | Trackback | Comments(0)