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La Lune Lunatique

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続・おにぎり話と度量衡

「おにぎりの握り方を勉強したい」の続き。

いったい、おにぎりの標準的なサイズってどんなんだ?と改めて調べてみたところ、大体おにぎり一個はご飯100グラムといった情報を発見。
で、さて、米1合で出来上がるご飯は何グラムかというと、330グラム前後らしい。

・・・となると、3合のご飯を炊いて、おにぎりを10個握った私って、全く標準的な量のご飯を使っている、ということになるではないか。
ううーむ、「なんか密度が濃い」と評されてしまったのは、そうすると、後は、力の入れ方の問題ですか。

ところで、日本でメートル法が完全実施(ただし土地の表記を除く)されたのは1959年だそうですが(土地まで全面的にメートル法で表記されるようになったのは1966年)、土地って今でも「坪」で言われるほうが分かりやすく思えるし、お米も合でないとピンと来ませんよね。(お酒好きな人には、日本酒の「一升瓶」なんてのもそうかも。)
一方で、私たち子どものころは「百貫デブ」なんて使ってはいたけど、百貫がどれだけかなんてみんな分かってなかったと思う。身長を尺で言われても??だし。
でもこれも、和裁とかやる人ならまた違うのかな。筝(こと)のサイズも尺だし、尺八なんて、長さが一尺八寸だから尺八って言うわけで。(六寸管とか、一尺八寸以外の長さのものもありますが。)

息子の好きな機関車トーマスには、「時速100マイルで走る」セレブリティーなんてのが出てくるんですが、ヤードポンドは私にはさっぱり???です。ゴルフなんかやる人は、ヤードでもすぐピンと来るのかもしれないけど。あ、テレビのサイズなんかはインチだし、「メートル法完全実施」と言われたって、現実の生活には色々な単位があるものですね。

で、フランスにいた頃、日本からのお客さんと例えば高速道路なんかを走ってると、町の名前とそこまでの距離を書いた看板が出てくるわけです。すると、多くの人が「フランスで使われている単位はなんですか?」とお尋ねでした。
確かに、「外国(この場合欧米、なのかな?私個人としては使うのに抵抗がある言葉ですが)=ヤードポンドとか、なんやよー分からん単位の国」ってイメージがあるのは分かります。私もアメリカやらイギリスやらの小説、そういう部分はさっぱりピンと来ないし。

ですがお客様、メートルというのはフランスで作られた単位でございます。英語読みなら「ミーター」ってな感じでしたっけ。Rが入っているので日本式に「メートル」と発音してもフランス人には通じないかもしれませんが、「メートル」はフランス語でございます。

フランス人が日本へ来たら、「おお、日本ってメートル法を採用しているんだ」と驚くのか、当たり前だと思うのか、さてどっちなのかしら?
by mmemiya | 2006-04-01 08:24 | フランス関連