La Lune Lunatique

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わが子に教える作文教室

息子がWISC受けることになっちゃってさー、と、保健師をやってる友達に愚痴る。WISCとは何か、ってことの説明から始めたりしなくてもいいので愚痴りやすい、なんつったら失礼だけど。傾聴してくれて、こっちの感情に寄り添ってくれて、ってのは、職業柄なのか人柄なのか、意識的にやってるのか無意識にやってるのか分からないけど、こういう友人がいるってのはありがたいことだなぁ、と思う。
彼女が、ちらっと、思い込みかもしれないけど、と言いつつ、うちの市の教育委員会って割とセンシティブかも、みたいな感想をぽろっと洩らした。そういや、娘が先週、「クラスの○ちゃんが今日、兄ちゃんが今度受けるテストを受けたんだよ」と言った。「だから1時間目は来なかったんだよ」と。
まぁ、同じテストだ、と娘が言ったのは、口頭でやるテストだったと○ちゃんが言っていたから、というのが根拠らしく、まぁ、WISCに限らず発達検査ってやってることは似てるのかなー、と思うので(田中ビネーだけは検査の場面をちょっと見せてもらったことがあるのであれしかイメージできないんだけど)WISCとは限らないけど、○ちゃんって、娘と一緒の保育所にいた、明るくて人懐っこい子で、ま、私は深く知ってるわけではないけど、少なくとも情緒面で問題とかは全然なさそうなんだけどなー。うーん、なんというか、子どもが大きくなってくってのも、色々大変だなー、と考えさせられた。

ところで、前々から書いているが、うちの息子は口頭でも文章でも、とにかく表現下手だ。あれだけ読書量があってなんで、とか、知識量とかは同世代の平均より多そうなのにね、とか、なんか不思議に思ったりもするのだが。そしてこんな風にダラダラ書いてると信憑性に欠けるかもだが、私は昔から作文は得意な子どもだったので、余計になぜ書けないのかが理解できなかったりする。(ま、私も仕事で簡潔な文章書くのはちょっと下手なので、あんまり人のことは言えんか。)

というところで、清水義範の「わが子に教える作文教室」という本の評判が良かったので買ってみた。夫に、清水義範がこんな本書いてる、と言ったら「で、清水義範って誰」とか言われてしまったが・・・。「蕎麦ときしめん」知らんのか・・・。(ま、私も、最近の本は全然読んでないし、蕎麦ときしめんがデビュー作だと勘違いしてた程度なんだけどね。「猿蟹の賦」とか「インパクトの瞬間」とかでは大笑いしたものですが。)

で、この本、確かになかなか参考になりました。家で作文書かせる時間はなかなかないかもだけど、冬休みにちょっとやってみてもいいかも。もっとも、継続が大事(数回で書けるようになるもんじゃない)ってことも分かるので、冬休み単発だけじゃあれだけど。

特に、この本の中で、なるほど、と思ったのは次のくだり。
「そういうふうに心を書けと言われると、ある種の子供は、途方にくれてしまうのだ。
心なんて非常に複雑であり掴みどころのないもので、それを書けといわれてもうまくできないや、と思うのだ。
それどころか、その時どう思ったのと言われても、別になんとも思わなかったしなあ、なのだ。」

うちの息子、まさにこのタイプかも。
喜怒哀楽は激しいし、感情豊かなのは間違いないんだけど、それを言語で表現するタイプじゃないのかもしれない。
私なんか、書いて書いて、自分の心の動きもできるだけ全部言葉で掴み取りたい・・・!ってタイプなんだけど、世の中、そういう人ばっかりじゃないわよね。
夫によく、「お前はどう思うんや、今、どう考えてるのか言ってみろ」と迫られて黙り込んでしまう息子ですが、あんまり、言葉で言え、言えと迫っちゃ可哀想なのかも。
この本では、「その子が劣っているのではない。(中略)つまり、人それぞれに個性があって、持っている能力は千差万別だということだ。」「作文を書くねらいは、伝える力をつけさせることで、子供を文学的にすることではないのだ。」と書かれていて、うーむ、と反省させられました。

嫌なことは嫌、と言えるのは大事だと思うんだけど、伝える力をつけていくことで、自ずと、自分の意思も伝えられるようになるかもしれないし、とりあえずは、うちの息子の場合、観察文とか、そういう方向でいくべきなのかもしれない、と勉強になりました。
国語に道徳を求めない、というのは私も以前から思ってたんだけど、文学性も求めちゃいかんのだなぁ。私、そんなに文学かぶれじゃないつもりだったけど、この辺は反省すべき点かも。
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by mmemiya | 2011-12-20 22:32 | 読んだ本