子育てをしていると、時々迷うのが、「これ、何歳から与えようか?」ということ。
例えば、箸。確か、3歳になるかならないかの頃に、おけいこ箸みたいなものを買ったのだけれど、あんまり上手には使えず(そりゃすぐに使えるはずもないのですが)、本人もあまり乗り気になれなかったようで、結局、ほとんど食事はスプーンのまま入園。そうしたら、保育園の給食では、普段は箸しか出ないそう。本人いわく「上手に食べれるよ」「おかわりしたよ」らしいのだけれど、しまった、ちゃんと練習させておかなきゃいけなかったわ、と反省しきり。
そして、今朝は雨の中、登園したのだが、雨の日の場合、上の子は自分で傘をさして歩くが、下は抱っこで駐車場からお部屋へ、ということになる。(大した距離じゃないので、雨合羽は一度使ってみてやめた。濡れた雨合羽の処理のほうが面倒で・・・)
しかし、娘と同じぐらいの子が、よちよちと傘をさしながら歩いていたりもして、さて、傘というのは何歳ぐらいから、それなりにさして歩けるものなんだろう?(商品の宣伝では、2歳半頃から、となっていたりするようだが。)
2歳ぐらいから、上の子も傘を欲しがっていたけど、もらいものの幼児用傘をちょっと持たせてみたら、すぐに傾いてしまって、とてもちゃんと歩いてはいなかったので、「3歳になったらね」と、取り上げてしまった。
そうしたら、ある日、保育園の駐車場で息子と同じクラスの女の子が、傘をさしてあるいていて、それを見た当時2歳1ヶ月の息子は、「さとうはるみちゃん(仮名)、もう3歳になったのかなぁ」とつぶやいた。いやー、1歳児クラス(4月1日現在で1歳の子達)だったので、絶対に3歳ではなかったのだけど、あれはなかなか傑作だった。
下の子ってラクだな、と思うのは、なんでも上の真似をしたがるので、こちらも「いつから与えよう」なんて構えたりせず、いつの間にやら与えてしまってる、という点だ。
それにひきかえ、一番最初の子の子育ては、いくつになっても親も初めてのことだらけ。ある意味、成人する頃まで、なにかしらの戸惑いは続くのだろう。(いや、成人しても、子どもの結婚なんかでも、結納ってどうしたら、とか、親は親なりに聞いたり調べたりするんでしょうなぁ。これは「何歳から」という話ではないんだけれど。)
情報が溢れかえっているような世の中でも、親の迷いはあれこれ続くのだ…。