La Lune Lunatique

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物質世界に影響を及ぼすのは、物理的な力だけ

早速、ファインマン氏のエッセイ(昔読んだ「ご冗談でしょう…」等とは別の)を買ってみたりしたけれど、まだ読み始めたばかり。

で、そうした本とは別に、ぼんやり考えてみるに、こう、精神内のことと、物質世界に関係してくることを峻別しなければならないのではないかと。(もう一段階進んで、経済活動が関係してくる、というところも線が引けるのかもしれないが。)

心の中で、どんな神様を信じようと超能力を信じようと奇蹟を信じようと、それは勿論、個人の内面の自由ですから、他人が干渉する余地はない。

で、それが、物質世界に影響していると考える、というのは、私自身は信じないようにしたいと思うし、できれば子どもも信じない人間になってほしいのだが、でもまぁ、個人レベルで信じてる分にはまぁその人の勝手といえばそうでしょう。「このお守りのおかげであの病気が治った」みたいなね。

他人が、「このお守りのおかげで、あなたの病気は治ったのよ」と言うことはどうか、となってくると、まぁ、親しい人がそう慰めるとか、お互いに信じ合うとかいうのも、まだ、他人に害を及ぼすようなレベルではないとは言えそうだ。

しかし、そこに「このお守りのおかげで、病気が治ります」と、お守りを売りつける業者が出てきたらどうか。それを信じて、大金を投じてお守りを買った人はある種の被害者となる。イワシの頭も信心から、本人がそれで幸せならいいじゃん、という意見は当然あろうが、こういうケースで腹立たしいことは、お守りを売っている側というのは、ほぼ間違いなく、そのお守りの効用なんて嘘っぱちだと理解している、ということだ。
そしてまた、そもそもが「このお守りが病気を治す」が虚構である以上、最初はそれを信じて、お金を払っても幸せ、だった人も、不意にその虚構に気がついて、不幸になってしまう、ということが十分ありうる。となれば、やはり、そんな業者に騙されないに越したことはない。

で、騙されないためにはどうしたらいいかというと、お守りが実際に物質的世界に力を及ぼす、ということを信じない人間になるのが一番ではないかな、と思うわけだ。
お守りの効力は、信じるにせよ、精神の範囲内(あがらずに済んだ、とか、落ち着けた、とかね)にとどめておくべきなんじゃないかな、ということ。
例えばテストだったら、お守りのおかげで落ち着くことが出来て、それが結果的に、いい点数につながった、とか、そういうのはありだと思う。

中学生ぐらいの頃、少女マンガ雑誌の広告で、やたら色んな「幸運のお守り」が出てましたよ。で、かくいう私も、それが欲しかった娘の一人でございました。手を変え品を変え、少しずつ違ったお守り(ペンダント)が載ってましたけど、あれもしかして、全部同一業者がやってたのかしら…。大体、そんな莫大な(であろう。当時の少女マンガ雑誌の部数っていったらね…)広告を出しても成り立つ商売がどんなにあこぎか、などというところに中学生の私は全く思い至らず、ええ、無知でございました。
いくら商売の自由があるといっても、ああいうもの、もう少し規制したっていいんじゃないかと、今になれば思うのですがね…。(そういう広告をずっと載せ続けていた出版社の見識ってのもどうか、と、大人になれば思いはします。)
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by mmemiya | 2007-07-03 23:47 | 日々雑感