La Lune Lunatique

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天然の危険

父が鮎釣りに行ってきた、とのことで、母が鮎を届けてくれた。夕食準備中、急遽、メインディッシュが変更になる。ちょうどそこへ夫が帰ってきて、先日、私の鮎の焼き方がイマイチだったから、と、串を打って鮎専属係になる夫。ご馳走様でした。鮎の美味しさって、本当に、代え難いものがありますなぁ。

これが養殖となると、どうしても、余分な脂はのってるし、正直、別の魚としか思えないのですが、しかし、昨今、川やら土壌やらがどこまで綺麗か分からない以上、実は天然鮎にもリスクはあるでしょう。
結局のところ、リスクを分散するには、なるべく同じものばっかり食べない、と、そういうことは、確か「食品の裏側」にも書いてあったような。公害病の歴史を振り返っても、魚介類にせよ、農産物にせよ、なるべくまんべんなく、多くのものを食べるのが、一番リスク分散になる、ということはうなづける話です。

ところで、川や土が汚染されてしまっているから、ということがなくても、なんでもかんでも「天然」だの「自然」だの付くと、なんとなくいいもののように思ってしまうところが、私なんかもなきにしもあらずですが、それって危険な思い込みだよなぁ、と時々反省します。

同じ「食品の裏側」にあったと思うのだけれど、添加物で「合成」ってあるものだけが悪で、「天然」とあればまだいいのか、と言えば、そうじゃない、と。天然といったって、自然界にあるものでも、これまで人間が食してきたわけでもなんでもないものの安全性ってどうなんだ、という話がありました。
確かに、天然の毒物なんていくらでもあるし、毒草とか、毒キノコとか、きりがないし。
ニラとカヤツリグサとなんてことも書きましたが、実はニラの近くに水仙があったりするんです。危ない危ない。

あと、先日買った「食卓の安全学」という本に、けっこう衝撃的なことが出ておりました。「無農薬」って銘打った野菜が、農薬じゃないから、ってことで、ナフタリンを虫除けに使って栽培されていた、とかいう話です。「農薬」使わなきゃ、他の薬を使っても「無」農薬…!(ただし、一応、これは、農薬取締法の改正前の話ですから、念のため。)

これは、最近、ネット上で読んだ話で、真偽は私なぞには確かめようもないんですが、農薬とか使わないで野菜を育てると、野菜は、虫から身を守るために、農薬みたいな成分を、自ら作り出すんですって。で、色々と、農薬使用の野菜にない成分を含むので、味が濃くなるんですって。

「天然」というコトバに過剰に惑わされないようにしつつ、まんべんなく色々なものを食べつつ、美味しく食べたい…。ああ、なんとまぁ難しい。
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by mmemiya | 2007-08-17 21:28 | 日々雑感