La Lune Lunatique

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選ばなかったから失うのだけれど

ブログ休止の間、考えていたことを、とりあえずメモ帳に書きなぐっていたので、試験が終わって、それらを文章にしながら再度考えているのだけれど、その中の一つに「しなかった選択」というのがあった。

選ばなかったら失う、なんてことは、ユーミンに言われるまでもなく当然のことなのだが、まぁ、「選ばないという選択をしたんだ」という強弁ってのもあるよね。

ただ、「選ばない」というのが「選ぶ」という選択に比べて、どこか「選択した」実感に乏しい(少なくとも私にとってはね)のは、通常、「選ぶ」とはなんらかの行動を起こすことであるのに対し、「選ばない」というのは何も行動に移していないということだったりするからだ。
もちろん、同時に一つを選び、他は、当然の結果として選ばない、ということもあるわけだけれど。

とあるきっかけで、ある「自分の選ばなかった」選択について思い返していたのだが、そこに後悔のようなものがどうしてもまとわりつくのは、やはり、その「何も行動に移していない」ということに尽きる気がする。
更に付け加えるなら、まぁなにしろ、その時の自分の環境その他を変えるような決意が出来なかった、ということだから、後悔してるなどと言ってみたところで、その選択肢より自分の方が可愛かったということでしかなく、その自分可愛さから抜け出せない自分への嫌悪感というのも同時に入り混じる。

後はねぇ…その当時から自覚はあったのだが、その選択というのが、恐らく母の気に入るものではない、という予想も、実は「選ばない」に一役買っていた。
その当時も今も、私と母との関係は別に悪いわけではないのだが、子どものころから、母は私より妹の方がお気に入りで(一方、父は明らかに私びいきで、妹に言わせれば、それで釣り合いが取れてるからいいんじゃないの?ということである)それなのに、と言うべきなのか、それだから、と言うべきなのか、私は、幼い頃から、母に嫌われそうな行動を避けながら成長してしまったような気がする。
しかし、果たして私がその選択をして、母がどう反応したか、なんてことは、実際にやったわけではない以上、もはや確かめようもないことであり、私はただ一人で、勝手に、自分の作り上げた母の幻影に振り回されていただけのことなのかもしれない。
その、行動にも移さず勝手に母の顔色を伺っていた(全ては私一人の思い込みかもしれないのに!)自分への嫌悪、というのも、これまた、この自分の選ばなかった道を考える時には、どうしても甦ってくる。

どちらにせよ、今更言ってもせんのないこと、であることは自明であって、いい加減、こんなこと考えるのも止めなければ、とは思う今日この頃。しばらくぐるぐる考えていたので、さすがに気持ちも治まったかな、とは思うんだけれど。

でも結局、行動に移していないことって、何かのきっかけがあれば、また後悔とともに甦ってくるものかも知れない。あたって砕けろ、とはよく言ったものだ。


それにしても、「青いエアメイル」は、「選ばなかった」とか「エアメイル」というあたりから、恐らく、海外へ行く恋人についていかず、別れを選んだ、というシチュエーションの歌だと思うんだけど、そこで、

ときおり届いたこんなしらせさえ
やがてはとだえてしまうのかしら
けれどあなたがずっと好きだわ
時の流れに負けないの


・・・ってのはなぁ…。「選ばれなかった」男の側からすれば、ついてこなかったくせに(少なくとも、歌詞から見る限り、男の側から別れを言い出したようには思えない)そのくせ「ずっと好きだわ」なんて追憶にひたられても、そんな勝手な言い草、と言いたくなるんじゃないのかねぇ。
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by mmemiya | 2008-02-01 20:48 | 日々雑感